今日の1枚・・・#32 ヴィヴァルディ 四季

三寒四温とはまさにこの時期の事を言うのだと思いますが、今年はどうやら五寒一温と言った雰囲気ですが皆さんお元気にお過ごしでしょうか?

おはようございます、オジサンです。

先日PCが治って来てから、ずいぶん立ち上がりなどが早くなりました。故障する前もそれ程遅いとは感じていなかったのですが、やはり初期の頃から比べると遅かった様に思います。また、オジサンは朝起きるとセカンドシステムでNHK FMの聴き逃し配信を聴いたりしていたのですが、途中で切れてしまうなどの症状が現れていました。やはり故障の前兆だったのでしょうか?

ヴィバルディ作曲 四季 

オーリアコンブ指揮 ツールーズ室内(仏パテ盤)

さて今日は、日本で最も人気の有るクラシックの楽曲と言っても過言で無いヴィバルディ作曲の「四季」をご紹介します。この一枚は以前にも何かの機会で書いた記憶も有りますが、今日はちゃんとした形(今日の一枚)でご紹介させて頂きます。

ヴィバルディの四季と言えば、日本ではイ・ムジチの演奏が圧倒的な人気を誇っていると思います。イ・ムジチはソロを換えて何度か録音していますが、内容的にはそれ程大きな差は無いとオジサンは感じています。

オジサンが買った最初の四季は、カール・ミュンヒンガーが指揮した一枚でした。当時はこの演奏がBESTと思っていたのですが、今聴くとずいぶん高域の強い録音の様な気がします。今でも手元に残っていて、年に1~2回程度は聴きますが、四季を聴くとなればやはりツールーズ室内の演奏を選んでしまいます。

一時期ナイジェル・ケネディ独奏の演奏が話題になったことが有り、四季好きのオジサンとしては「聴いてみてぇなぁ」と思って買いましたが、一度聴いただけで放り出しました。オジサン的には「聴くに値しない」演奏だったのですが、好きな人も多いのかも知れません(好き好きですから・・・)

オーリアコンブはこんな顔をしたオジサンです。1917年2月にフランスに生まれ、ツールーズ音楽院で学んだ経歴を持つ指揮者のようです。詳細はウィキペディア辺りに詳しく載っていますので、興味のある方は調べて下さい。

さてこのレコード、何が良いかと言えばまず音質です。仏パテ盤は全体に録音が良く(元は英EMIが多い)、盤質も非常に良いので歪みとはほぼ無縁で再生出来ます。

演奏に付いてはオジサン的に「この上なし」と言ったところでしょうか。イ・ムジチの演奏と比べると若干遅い感じが有るし、奇をてらった部分も無く、淡々と音楽が進んでいく印象が有ります。

ヴィバルディの四季の場合、ヴァイオリン独奏者が色々な「仕掛け」を施すような場合が有りますが、この演奏はそんな事は無く、言ってみれば「古いタイプの演奏」だとオジサンは感じています。今でもCDで入手可能のようです。

四季は非常に有名な楽曲で、どなたでも何回も耳にしたことが有ると思います。CMに使われていたり、ドラマや映画でも使われていたと思います。特に「春」の第一楽章と「冬」の第二楽章は有名ですねぇ。

漸く春めいてきた一日、ヴィバルディの四季を聴いて身も心も「春」を満喫しましょう。