今日の1枚・・・#81 ヴェートーベン チェロソナタ

漸く秋らしい天候になったと思ったら、台風30号が列島を狙っているようで、週末の天気がきになりますが、皆さんお住まいの地域は如何でしょうか?

こんにちは、オジサンです。

今月(10月)の初めに信州(松本、上田)を訪れ、美味いモノを散々食べたにも関わらず「また行きたい」と思うのは欲張りと言うものでしょうか?

「無言館」にはいずれもう一度行ってみたいと思うのですが、400Kmを超える行程にオジサンの身体や精神がいつまで持つかが不安になります。元々車の運転は嫌いじゃ無かったし、長距離の運転も苦にはならないのですが、最近は夜間・・特に雨の夜の運転は体力的にと言うより精神的に疲れる感じです。ですから、まぁ行けるうちに行っておきたいと思うのです・・。

ヴェートーベン チェロソナタ

アントニオ・ヤニグロ(Vc)

イエルク・デムス(P)

英フィリップス盤(MONO)

皆さんはヴェートーベンと言えばどの様な曲を思い浮かべるでしょうか?

多くの方はこれから年末に掛けて演奏される「第九」を、或いは「運命」「皇帝」、更には「ワルトシュタイン」「月光」「悲愴」等のピアノソナタでしょうか?勿論これらの楽曲も素晴らしいと思いますが、オジサンはヴェートーベンの室内楽、特に弦楽四重奏とこのチェロソナタが大好きなのであります。

ヴェートーベンは生涯に5曲のチェロソナタを書いているようですが、交響曲、ピアノソナタ、弦楽四重奏などの他の楽曲に比べ少ないように感じます。周囲にチェロの名演奏家が居なかったのかも知れませんし、ヴェートーベン自身がチェロという楽器をそれ程重要視していなかったのかも知れませんが、オジサンには詳しい事は分かりません。しかし、ヴェートーベンのチェロソナタはチェロとピアノが対等の扱いで書かれていると思います。モーツァルトのヴァイオリンソナタに代表される様な「ヴァイオリンの伴奏付きピアノソナタ」のような雰囲気は無く、あくまでもチェロとピアノは対等であると感じます(オジサンの思い過ごしでしょうか)

チェロを演奏しているヤニグロは1918年、イタリア生まれで、1989年に没しています。一時は「世界最高峰のチェリスト」と呼ばれ、輝かしい経歴を持っています。20世紀最高のチェリスト(オジサンは余り好きでは無いが)と呼ばれたパブロ・カザルスやヤニグロと同じイタリア出身のエンリコ・マイナルディと比較される事が多いと思いますが、オジサン的にはこの3人の演奏家の中ではヤニグロが最高だと勝手に思っています。

盤は英フィリップス盤なのでオリジナルでは有りませんが、非常に優れた録音で、MONOを感じさせない雰囲気で鳴ります。オジサンはオリジナル盤を聴いた事が有りませんが、この程度鳴ってくれれば十分と感じています。

さて、日本で人気の盤は誰の演奏でしょう?

ロストロポーヴィッチ、フルニエ、ヨーヨーマ辺りでしょうか?

もし何かの機会にヤニグロの演奏を聴く機会があったら是非聴いてみて頂きたい演奏です。

 

日帰り旅行・・・信州 松本市~上田市(無言館) 10月4日

長く続いた長雨も漸く一段落しましたが、まだまだ台風には注意が必要なようです。皆さんお住まいの地域は如何でしょうか?

こんにちは、オジサンです。

昨日10月4日(日)はたまたま暇になり、介護の方も業者の方にお願いできましたので、久しぶりに信州へ日帰り旅行をしてきました。

一つの目的は新栗を使った栗おこわを食べる事、そしてもう一つが以前TVで紹介されていて、一度行ってみたいと思っていた戦没画学生慰霊美術館『無言館』を訪ねる事でした。加えて言えば信州名物?の山賊焼とチャンスが有れば新そばも食したいという欲張りな企画を立てた訳です。

オジサンが住む町から信州 松本までは順調に走って3~4時間は掛かりますので、出発は6:30にしましたが、昨日は非常に順調に車が進み、9:30には松本市の入り口に到達しました。天候はまぁまぁで、日差しが乏しい分運転も苦になりませんでした。

最初に車を止めたのは女鳥羽川沿いのいつも止める駐車場でした。四柱神社近くの駐車場で、以前は「カレー デリー」が有った目の前です。

そこから四柱神社を抜けてお城を見に行きました。お城は改修工事前に一度登っていますので、今回は周囲をグルッと一回りしただけで、中には入りませんでした。

松本城はいつ見ても美しいと思います。確かに姫路城や熊本城など、今もその姿を残す美しいお城は多々有りますが、松本城も負けてはいないと思います。

天気はそれ程良くはなかったのですが、松本城の遙か先に北アルプスの一部が見えていました。

松本城の周囲を一周しましたが、やはり外国人の多さに驚かされました。前回の時も思いましたが中国語、韓国語、英語、時々スペイン語らしき言語が混じっていました。

松本城を周回して『洋菓子 マサムラ』に行きました。マサムラは松本で有名な老舗洋菓子店です。最近は多くの洋菓子店やCafeが出来ているようですが、やはりマサムラのベビーシュー(小さなシュークリーム)は絶品だと思います。

マサムラへ行く途中の街路樹では既に紅葉も始まっていて、当日の気温は17℃でした。

マサムラの正面です。お店はお城から歩いて行ける処理だし、近くには食事処「しずか」も有り、ナワテ通りも近いので松本へ行かれた際は是非ベビーシューを試してみて下さい。

松本市を後に、三才山トンネルを通って上田市に向かいました。まだ昼前だったのでどこかで昼食を考えたのですが、以前良く行っていた洋食屋さんも既に無く、それ程詳しい訳では無かったので『無言館』に先に回ることとしました。

mugonkan.jp

『無言館』のHP情報を貼り付けておきますので、詳しい事はHPを参照して下さい。

『無言館』を知ったのは、以前樹木希林さんと内田裕也さんの娘の内田也哉子さんが案内役として出演していたTV番組を見ていたからです。一度行ってみたいと思っていましたが、上田市に行くことはめったに無かったので行く機会を逸していたのですが、今回は意を決して行く事にしました。

感想は敢て書きませんが「行って良かった」と言う事、そして「大きな才能が戦争によって失われてしまった」事を残念に思いました。

『無言館』を見学して「さてお昼をどうしよう」と思ったのですが、マサムラで買ったベビーシューが有ったので、無言館の庭で(少し寒かった)食べ、それで終わりにしました。

『無言館』を出て、今回の目的の一つで有る栗おこわを買いに上田駅前まで移動し、栗おこわと山賊焼きを買いに行きました。

栗おこわはいつも買っている竹風堂、山賊焼きはその道路を挟んで隣にあった「ゴールデン酒場」という居酒屋で買いました。竹風堂はいつも買っているので味は分かっていましたが、山賊焼きの方はたまたま見付けた居酒屋で調達したので味が心配だったのですが、テイクアウトも出来ると言うので買ってみました。

栗おこわも山賊焼きも家に帰ってから夕飯にしましたが、山賊焼きの味が絶品(栗おこわの方はいつも通り美味い)で、写真を撮る間もなく家族で食い尽くしてしまいました。(半分はお世話になった介護の方に・・・)

目的の物をゲットして上田城を軽く見学して帰路につき、帰宅したのは19:30でした。思っていたより1時間ほど早く着きました。

総走行距離は約500Kmでしたが、それ程運転の疲れも無く、車も好調で帰って来ることが出来ました。

新そばは10月10日頃からとのことで残念でしたが、来年の楽しみに取っておこうと思います。

今日の1枚・・・#80 バッハ 無伴奏ヴァイオリン ズスケ(Vn)

台風25号が関東地方に大きな爪痕を残し、千葉及び神奈川で大災害を引き起こしましたが、皆さんお住まいの地域は如何でしょうか?

こんにちは、オジサンです。

鎌倉が大きな被害を受けたと聴き、オーディオの師匠の住居が心配になり電話をしたところ「おぉ、大丈夫だよぅ」と元気な声が聞かれましたので安心しました。

オジサンの住む地域はさほどの影響も無く、ホッと胸を撫で下ろしましたが、8月から9月に掛けて3回の水害に遭った千葉県の方々には心よりお見舞い申し上げます。

バッハ

無伴奏ヴァイオリン BWV1001~1006

カール・ズスケ(Vn)

ドイツシャルプラッテン(徳間ジャパン)

これで3回目となるバッハの無伴奏ヴァイオリンですが、聴く範囲の狭いオジサンのことと思い、その点はご容赦願います。

以前紹介したのはヨセフ・スーク盤とレイチェル・ポッジャー盤でした。何れの演奏も素晴らしいとオジサンは感じていますが、やはりズスケ盤も棄てがたいと思い今日紹介する事と致しました。

先日紹介したディッタースドルフの弦楽四重奏を演奏していたのもズスケが第一ヴァイオリンを演奏したゲヴァントハウスSQでしたが、オジサンはクラシック音楽を聴き始めた最初の頃からズスケのファンで、モーツァルトの弦楽四重奏、シューベルトの鱒、モーツァルトのヴァイオリンソナタ等も愛聴しています。

ズスケの魅力は何と言ってもその優しい音質に有るとオジサンは勝手に思っていますが、それがズスケの演奏によるモノなのか、はたまた録音に起因するモノなのかはオジサンには判別出来ません。何れにしても聴いていて安心出来る音色で有ることは間違いないと思います。

アナログ盤で入手しなかったのは誠に残念でなりませんが、CDでもズスケの良さは十分伝わると思います。

ズスケの演奏は比較的ゆっくりで、楽器を十分歌わせているとオジサンは感じます。ハーンの無伴奏も楽器を十分歌わせているように聞えますが、多分に録音による部分が大きいと思うのはオジサンだけでは無いと思います(ハーンの名誉の為に言いますが、デビュー盤の演奏は素晴らしいと思います)

バッハの無伴奏ヴァイオリンは比較的、聴くのにエネルギーを要する楽曲だとオジサンは感じています。無伴奏チェロは年に何度か全曲通して聴くのに対して、無伴奏ヴァイオリンの方は中々そうは行かず、半分で止まってしまう事が多いのです。

オジサンはバッハを聴き始めた頃、中々無伴奏ヴァイオリンに馴染めずにいました。それでもバッハ聴きの登竜門的楽曲ですから何度も何度も聴いて漸くその良さに気付いたのは50歳を過ぎた頃だったと思います。

バッハの楽曲で最初にハマったのは何だったでしょう?今思い返してみればヴァイオリン協奏曲(BWV1042他)だった様な気がします。その後カンタータ、無伴奏チェロ、鍵盤楽器(グールドを中心としたピアノ演奏)辺りだったでしょうか・・・。

バッハの楽曲は今もオジサンの音楽を聴く時の中心に有りますが、中でも無伴奏チェロ、ゴールドベルク変奏曲、フランス組曲、カンタータそして無伴奏ヴァイオリンは欠かせない存在となっています。

名曲ですから数多くの演奏家が録音を残しています。様々な解釈がなされ、様々なテンポ、強弱で演奏されていますので、Best盤を決めることは難しいと思いますが、オジサンはズスケ盤を推したいと思うのです。特にまだ無伴奏ヴァイオリンに馴染めない方にはお勧めしたい演奏です。

今日の1枚・・・#79 モーツァルト作曲 ピアノ協奏曲 第20番

このところ秋の長雨が続き、各地で災害級の大雨をもたらせていますが、皆さんお住まいの地域は如何でしょうか?

こんにちは、オジサンです。

オジサンの住む地域も雨は降り続いているものの、時間雨量が50mmを超えるような大雨はなく、幸いにして被害も発生していません。それにしても近年の雨の降り方はおかしいと思いませんか?10年に1度、30年に1度が最近では「経験したことがない」に変わっています。

地球温暖化が原因の一つとされています。もう大分前の事になりますが、2100年にはオジサンが住む地域の特産品でもある蜜柑が採れなくなり、蜜柑の栽培地域は東北北部になると聴いた事が有ります。そうなると今オジサンが住んでいる地域の特産はバナナにでもなるんでしょうか?恐ろしい話しです。笑い話にもなりません・・・。

モーツァルト作曲

ピアノ協奏曲 第20番 K466

クリフォード・カーゾン(P)

イシュトヴァン・ケルテス(指)

Decca(LONDON) 日本盤 CD

モーツァルト作品の中でも中心的なジャンルを何にするかは、聴く人、演奏する人によって異なると思いますが、オジサンはオペラとピアノ協奏曲がその中心に有ると考えています。

オペラはモーツァルト自身が最も手掛けたかったジャンルで、ピアノ協奏曲は比較的簡単に金が手に入ると思われるジャンルだからです。モーツァルト自身がピアノを弾き、聴衆の前で自ら作曲した曲を演奏し予約演奏会等の形で収入も見込める訳ですから、モーツァルトにとっては美味しいジャンルだったのではないでしょうか?

しかしその出来映えは、金とは無縁の様な美しい楽曲が多く、特に第二楽章はどれをとってもこの世のモノとは思えない美しさを持っています。オジサンにはその音楽的素晴らしさを解説することは出来ませんが、聴いているだけでうっとりしてしまうのは間違いない事実です。

今日ご紹介するのはクリフォード・カーゾンがピアノを弾き、イシュトヴァン・ケルテスが指揮をした一枚です。このCDには20番の他に23、24、27番が収録されています。24番、27番も名曲中の名曲だと思いますが、今日は敢て20番をご紹介します。(23番は同じ組み合わせで2023年に紹介している)

オジサンはカーゾンと言うより、ケルテスの方が好きでこの盤を買ったと言うのが本当なのですが、カーゾンの演奏も素晴らしいと思います。

オジサンはこの楽曲(20番)を最初グルダ(P)で聴いていました。世間の評判もグルダの盤の方が高いのですが、どうしてもグルダが好きになれず、他の演奏家も色々聴いてみましたがこのカーゾン&ケルテスの盤が一番肌に合った感じがします。

当楽曲は映画「アマデウス」でも使われました(ブレンデル(P)・マリナー(指)と記憶している)ので、映画をご覧になった方はラストシーン(モーツァルトが埋葬されるシーン)で流れた第二楽章を思い出して頂けると思います。

当楽曲は非常に多くの演奏家が録音を残しています。人気が有るのはグルダ、ブレンデル、内田光子、ハスキル辺りでしょうか?オジサンは最近の演奏を聴いていませんのでよく分かりませんが・・・。

チャンスが有ったら是非聴いて頂きたい一曲です。

YouTubeで見付けた名演奏 Sara Daneshpour (ピアニスト)

各地で大雨災害が頻発していますが、皆さんお住まいの地域は如何でしょうか?

こんにちは、オジサンです。

オジサンの住む地域は幸い雨も降らずに済んでいますが、明日辺りから来週半ばに掛けて大量の降雨が予想されています。オジサン家も近くに川が有ります。引っ越して来たばかりの2019年10月には近くの川が溢れ、家の前の道路が冠水し、床下とまではいきませんでしたが浸水しました。今回の雨もどれほど集中的に降るか分かりませんが、注意するに越したことはないと思っています。

今回の大雨で被災された方、心よりお見舞い申し上げます。

サラ・ダネシュパー(ピアニスト)

先日暇だったので(毎日が暇なのだが)、YouTubeで「目新しい演奏家は居ないか」と探していたところ、サラ・ダネシュパーと言うピアニストに行き当たりました。

オジサンは殆どYouTube音源は聴かないのですが、たまに新しい演奏家を探すためにウロウロしています。特にBach弾きを探すのですが、中々素晴らしい(オジサンが好きな)演奏をアップしている方に行き当たりません。

サラ・ダネシュパー

そんな中で「おっ!これは!」と思ったのがピアニストのサラ・ダネシュパーです。

サラ・ダネシュパーについては以下の記事に詳しく書かれていますので、興味のある方は参考にしてみて下さい。

Sara Daneshpour (サラ・ダネシュパー) - ピアニスト | 演奏家データベース Musician Clippy

オジサンが聴いたのは平均律Vol-1だけですが、オジサン的には非常に優れた演奏家だと思います。

1987年生まれと言う事で、まだまだ演奏家としては若手の部類に入ると思います。しかしまだCD録音はしていない様ですので、これからの活躍が期待されます。(もしかしたらオジサンが知らないだけかもしれません)

オジサンは以前から言っているとおり、Bachの楽曲は女性に向いていると勝手に思っています。古くはランドフスカ、ルイジッチコバ、チューレク、比較的新しいところではポッジャー(Vn)、ハーン(Vn)、ファウスト(Vn)等々です。勿論男性にもグールドを初めとして多くのバッハ弾きが居ます。

まぁあくまでもオジサンの個人的な感じなのであまり参考にならないかも知れませんが割と好きなバッハ演奏を聴かせてくれるのは女性が多い様に感じます。(チェリストだけはまだ行き当たっていないが・・)

恐らく好きな演奏は年齢と共に変化するとも思いますので、何年かしたら「やっぱりグールドだぜ!」と言っているかも知れませんが・・・。

今週末から来週に掛けて太平洋側で大雨の予報が出ています。くれぐれも近くの川や崖の様子など見に行かぬ様ご注意下さい。早めの対策、早めの避難をお願いします。

全てが上手く行くとは限らない・・オーディオの世界

お盆休みも終わり、そろそろリハビリも終わって通常運転に戻っている頃かと思いますが、皆さんお元気にお過ごしでしょうか?

こんにちは、オジサンです。

今年の夏も暑いと思っているうちに9月がすぐそこまで来てしまいました。今年も残すところ1/3となります。ついこの間「明けまして・・・」と挨拶をしたと思ったらもう2/3が過ぎてしまうんですねぇ。年々月日が流れる速さが増してきていると感じる今日この頃です。

全てが上手く行くわけではない・・・

オジサンがオーディオをいじり始めたのが1970年代末の頃ですから、およそ50年の月日が流れた事になります。初めは暗中模索、無我夢中で装置を換え、セッティングをいじり回して、いじり壊してしまった部品も数知れず、今ではようやく装置いじりより音楽を楽しむ方向に変わって来ましたが、それでも時々スピーカーの向きを変えたり、ケーブルを換えたりして楽しんでいます。

最近では余りオーディオ装置に凝る人も少なくなりつつ有るようですねぇ。確かに趣味も多様化しているし、なにより装置の価格がアホみたいに高くなったと感じます。以前にも書きましたが、オジサンがオーディオをいじり始めた頃は「少し頑張れば・・・」手の届くような装置が多々有りました。一部輸入品の高額装置も有りましたが、それも本当に一部の装置で、大概はなんとかなったと思います。勿論装置を換える度にローンを組んでローンレンジャーにもなりましたが・・・。今では装置が高額すぎて手が出せないのが現実ではないでしょうか?(中華モノを除いて)

オジサンは「オーディオは育てるもの」と考えています。買って来て直ぐに気に入った音を出す装置ほど飽きが来るのも早いもので、その度に装置を買い換える訳にも行かず、セッティングを換えたり、ケーブルを換えたりして何とか自らが好むような音質に近付ける様に頑張るのですが、一筋縄では行かないのがオーディオの世界です。

そこで様々な知り合いを訪ねて音を聴かせてもらいアドバイスを受け、色々な雑誌を読みあさって情報を集め「これなら!」と思う装置をローンを組んで購入するのですが、なかなか上手く行きません。

オーディオはカット&トライ

オーディオで自らが目指す音質を出すためには、自らの部屋で鳴らしてみなければ何も分かりません。オーディオ店の店頭で、或いは試聴室で聴いた音がその装置の音質だと思ったら大間違いです。オーディオ店の試聴室で聴いて「いいなぁ」と思った装置を自室に入れて鳴らしてみれば「えぇっ!全然違うじゃん」と思うのが当たり前なのです。何と言っても部屋が違う、そして多くの試聴室の場合、複数のスピーカーが並んでいて、必ずと言って良いほど試聴対象以外のスピーカーも鳴っているから、聴感上豊かに響いているように聞えてしまうのです。

オーディオ全盛の頃は「貸し出しシステム」が有り、希望する装置(余程高額でない限り)店が1週間程度貸し出してくれました。今では恐らくその様な優しいオーディオ店は皆無でしょう?

まぁ良かれと思って買った装置が自らの思っている音で鳴ってくれなくても悲観する事は無いとオジサンは思います。無責任な様ですが「オーディオは育てるもの」ですから、飽きずに、棄てずに向き合っていれば、やがて自らの求める音質になる可能性は十分有ると思います。問題は「育て方」なのではないでしょうか?

オジサンも偉そうな事は言えませんが、長年付き合っていると良い事も有るとオジサンは感じています。

オジサンの家の装置で今一番古いのはレコードプレイヤーです。Garrardー401は既に40年以上使っているし、スピーカーのヴァイタボックDU-120とは30年以上の付き合いになります。プリアンプは3年程前に師匠から頂いたモノですが、制作は1995年となっています。パワーアンプも来年20年になります。

その間様々な事をやってきました。部屋が変わった事が一番音質に影響を与えていると思いますが、スピーカーのセッティングは1cm刻みで探ったりしましたし、レコードプレイヤーの材質も様々なモノ、方式を試して来ました。それらの蓄積が今の音質を作って来ていると思います。

決して万人の方が聴いて「良い!」と言う訳では有りませんが、今のオジサンにとっては非常に思い描いていた音(芯と響きのバランスした音)に近いと思っています。勿論100%満足している訳では有りませんが、音楽を楽しむには十分な音質だと思っています。

良かれと思ってやったことが返って音質を悪くするなんてことはオーディオの世界では当たり前の事で、だからこそオーディオは面白いし、目指す音に一歩でも近付いた時の喜びもヒトシオなのではないでしょうか?

今は「聴ければ良い」的な方が多くなったと感じます。確かにアホみたいな高額な装置を揃える必要も無いし、高額な装置が理想の音を出すとも限りません。音楽を楽しむのに十分な音質で有れば良しとする必要も有ると思います。

オジサンもあと何年今の装置の前で頭を垂れてバッハやモーツァルトの音楽を聴けるか分かりませんが、死ぬまで足掻いていたいと思います。オーディオの深き沼の中で・・・。

長文、失礼しました。最後までお付き合い頂いた方に感謝致します。

今日の1枚・・・#78 2声のインヴェンション バッハ作曲 P・ゼルキン(P)

逆走台風が日本列島を横断し、通常とは違う形で大雨をもたらしていますが、皆さんお住まいの地域は如何でしょうか?

こんにちは、オジサンです。

オジサンの住む地域は幸いにも台風の影響も無く、普通に過ごしていますが、各地地震や大雨の影響で大変だと思います。今年は何だか大きな災害が控えているようで落ち着かないのですが、万が一被災したとしても、被害を最小限に抑える準備は欠かさない様に心掛けたいものです。

バッハ作曲

2声のインヴェンション

ピーター・ゼルキン(P)

CD:RCA(米盤)

皆さんバッハ作曲のインヴェンションはお聴きになるでしょうか?ピアノを習った事のある方に聞くと「聴きたくねぇ」と仰る方が結構居るようです。その理由は「最初に躓いた曲」又は「習得に時間が掛かった」と言うものが多いと思います。

確かに初歩のピアノ(ピアノのお稽古)を終わって、その後取りかかるのがこのインヴェンションだと聞いた事が有ります。オジサンの従弟のピアニストも「もう、インヴェンションは弾きたくない」と言っていた事が有ります。ピアノを習った事が無いオジサンにはどの辺りが厄介なのか皆目見当も付きませんが、きっと手がツルほどなのだと思います。

さて今日ご紹介するのはピーター・ゼルキンが演奏した一枚です。オジサンは長年グールドが演奏したモノを愛聴してきましたが、或る時「正調」を聴きたくなってエッシェンバッハが演奏した「お手本盤」を買ってっみましたが、どうにも詰まらない曲に感じてしまい「まぁこんなもんかなぁ」と思っていました。

先日中古盤屋でゼルキンの盤を見付け「とりあえず聴いてみるか」と思い購入したのがこの一枚です。

ピーター・ゼルキンは1947年ニューヨークに生まれ、2020年に没しています。

ピーター・ゼルキンはその名が示すとおり、大ピアニスト(オジサンはほぼ聴かないが)ルドルフ・ゼルキンの息子です。オヤジさんの方は余りにも有名で録音も多く残していますので、クラシック音楽を多少聴く方なら名前をご存じだと思います。

オジサンが初めてピーター・ゼルキンの演奏を聴いたのは師匠の所で聴いたバッハ作曲のゴルドベルク変奏曲でした。非常に端正な演奏で、素晴らしいと思いましたが、実際手に入れる事は無く、自身の装置でピーター・ゼルキンを鳴らしたのはこのインヴェンションが初めてです。

演奏的にはやはり非常に洗練された雰囲気で、グールドとはまた違った良さを感じます。インヴェンションと言えば練習曲のイメージが強いのですが、普通に音楽として楽しめるとオジサンは思います。

ピーター・ゼルキンは早くに亡くなった演奏家ですから、残した録音もそれ程多くは有りませんが、もしチャンスが有ったら一度は聴いてみて欲しいピアニストです。