いつの間にか、今年も残すところ20日余りとなりましたが、皆さんお元気にお過ごしでしょうか?もう年賀状は書きましたか?
おはようございます、オジサンです。
最近は年賀状を卒業する方も多いようで、先日郵便局に年賀状を買いに行ったら沢山のサービス品をくれました。それほど売れていないんでしょうかねぇ・・・。
今年はオヤジの喪中で年賀状を出さなかったのですが、喪が明けて来年は年賀状を出します。
さて今年もいよいよ押し迫って来て、「今年も良く聴いたなぁ」と一人感心していました。先日図書館へ行って「偉大なるピアニストたち」(アラン・ロンペッシュ著)と言うタイトルの本を借りて来て読みました。44人の歴史的名ピアニストについて書かれた本です。著書の中で紹介されているピアニストのうち「名前ぐらいは・・」と思う人も有れば「良く聴いている」と言う人・・・様々でしたが、その中でレコードも持っていなければ、真面目に聴いた事もない(確か一度だけ他のお宅で聴いた事が有る)大ピアニストが一人いました。
その名は・・・マルタ・アルゲリッチです。
CDジャケットを拝借しました
アルゼンチン出身のピアニストで、若い頃は「女豹」とか呼ばれていたそうですが、オジサンは詳しく知りません。アルゼンチン出身のピアニストと言えばダニエル・バレンボイム辺りが日本では有名だと思います。
アルゲリッチの詳細に付いては他の方のHP等に詳しく書かれていますので割愛しますが、彼女は独奏に加え、併せモノ(協奏曲や室内楽)にも積極的に取り組み、多くの録音を残し、世界各地のコンサートでは熱狂的に迎えられているようです(今も現役でやっているかは知らない)
どうして聴かないの?
今世紀の10大ピアニストにも数えられるアルゲリッチ・・・どうしてオジサンは聴かなくなってしまったのでしょう?
どうもよその家で聴いた時の印象が良くなかったのだと思います。最近は大分丸くなったと言う評価も聞えるアルゲリッチの演奏ですが、若い頃は確かに「女豹」と言うあだ名に相応しい、激しい演奏をする印象を持ってしまったからです。
オジサンは基本的に激しい演奏は好まない質なのです。指揮者にしても余り速い演奏は好きではなく、どちらかと言えばオットリした感じの演奏を好んで聴きます。バイオリン奏者言えば、ズスケ、ラウテンバッヒャー、グリュミオー辺りが好きで、シゲティは好みでは有りません。ただし、録音による影響も有ると思いますので、一概には言えませんが・・・。
さてアルゲリッチに話を戻しますが、どうも最初に聴いた時の印象が「激しい」と思ってしまったのが良くなかったのだと思います。オジサンが良く聴く作曲家はバッハ以前とモーツァルト、そして時々ベートーベンやブラームスですが、これらの楽曲、特にバッハとモーツァルトの楽曲に激しさは不要と思っています(オジサンの勝手な解釈です)
しかし、先日YouTubeで最近のアルゲリッチの演奏(ベートーベンの協奏曲)を聴き「聴いてみるべき演奏家」の一人になりました。初めて聴かせて頂いた時の印象とはだいぶ変わり、ゆったりと音楽を楽しんでいる様に聴こえたのです。
しかし、最近(と言っても大分前)の演奏の録音をアナログ盤で手に入れる事はほぼ不可能に近く(若い頃のモノなら中古盤で手に入るが)、CDやYouTubeでしか聴けないのです。
CDプレイヤーを買ってもソフトを揃える金はないし、それほどCDで欲しいと思うソフトも無いし・・・アルゲリッチ(最近の)だけの為にCDプレイヤーを買うのもバカバカしいし・・・。
永遠の「聴かず嫌い」に終わりそうです・・・。