今日の一枚・・・#12 ヴァイオリン協奏曲 5番(モーツァルト)

立春を過ぎ、昨日は一部地域で春一番が吹いたそうですが、皆さんお元気にお過ごしでしょうか?

こんにちは、オジサンです。

オジサンの家の庭では梅の花が満開を迎え、昨日の強風で一部散り始めています。今年の花の数は越して来てから一番で、各枝にびっしりと花が付いています。時折メジロがやってきて花をついばんでいますが、それを目ざとく見付けたヒヨドリが横取りしています。今年の梅の実が今から楽しみです。夏場は奥さんが作った梅ジュースを炭酸で割って飲むのがオジサンの夏の飲み物の定番です。

ロシアがウクライナに進攻してもうすぐ1年になりますが、いまだ解決の糸口すら見付かっていない現状に「国連は何やってんだ!」と思う気持ちが強くなっています。最近では中国の気球問題、北朝鮮のミサイル発射問題などが朝の情報番組を賑わしていますが、皆さんどうお考えですか?まぁ、いいか・・・。

さて今日は名曲中の名曲(オジサンの中では)、モーツァルトのヴァイオリン協奏曲第5番の紹介です。

モーツアルト作曲 ヴァイオリン協奏曲 第5番

ミッシェル・オークレール(Vn) (蘭FONTANA盤)

皆さん、ミッシェル・オークレール(以下 オークレール)と言うヴァイオリニストをご存知でしょうか?ある程度クラシック音楽を聴いている方なら、一度は耳にした事のある名前だと思います。

1924年にパリで生まれた女流ヴァイオリニストですが、40歳代で左手の不調で現役引退を余儀なくされ、その後は後進の指導にあたった方です(詳しくは他の方のHP等を参考にして下さい)

若くして(演奏家としてはこれからと言う時期)現役引退を余儀なくされたためか、録音数も少ないのですが、有名どころのVn協奏曲は図らずも録音しています。

ミッシェル・オークレールamazonから拝借 CDジャケット)

オジサンが初めてオークレールの演奏に接したのは『メンデルスゾーン Vn協奏曲』でした。非常に力強く、ミッシェルと言う名前を知らなければ男性ヴァイオリニストと思うほどです。オークレールは現役時代「女ティボー」とも呼ばれていたそうですので、その力強い演奏も納得できます。

メンデルスゾーンのVn協奏曲はフランチェスカッティ、スターンを始めとする名演奏家と言われる演奏を聴いていましたが、いつの間にか手に取るのはオークレールの盤で、オジサン的には一番シックリ来る演奏でした。今でも月に何度かはターンテーブルに乗る一枚です。

さて、本題のモーツアルト作曲のVn協奏曲 第5番ですが、オジサンが最初に聴いたのはグリュミオー/バウムガルトナーのMONO盤(日本盤)でした。後にコリンデイビスと組んだ盤も買いましたが、いつの間にか居なくなりました。

オークレールの盤を買ったのがいつの頃だったか忘れましたが、その後はオークレールの盤を愛聴しています。

このジャケット、写真では余り美しく撮れていませんが、非常に綺麗な色で(オジサンの腕が悪すぎ!)大好きなジャケットの一枚です。

ここでもオークレールの演奏は力強く、そして優しく語り掛けて来ます。第二楽章はグリュミオーに軍配が上がるような気がしますが、全体を通して考えれば「やっぱりオークレールかなぁ」と思います。

同曲は他にオイストラフカントロフ、ズッカーマン等を聴いていますが、やはりどれを聴いた時でもその後オークレール盤が聴きたくなります。

残念ながらオークレールモーツァルトはこの4番と5番しか録音していないようです(オジサンが知らないだけかも)。できれば3番も聴きたかったと思いますが、それはないモノねだりと言うものでしょう。

いまオジサンの手元には先ほどのメンデルスゾーンチャイコフスキー(メンデのカップリング)、ブラームス、そしてこのモーツァルトしか有りませんがバッハの無伴奏もCDで出ているようなので、機会が有れば聴いてみたいと思います。

まだまだ三寒四温で寒い日も有ると思いますが、近所の桜の蕾も少し膨らんできているようです。もうすぐ暖かい春が来ると思いますので、お身体をご自愛頂き、お元気にお過ごしください。