今日の一枚・・・#13 ピアノ協奏曲第23番 モーツァルト

各地から「桜満開」の便りが届き、朝晩は冷えると言っても大した事はない時期となりましたが、皆さんお元気にお過ごしでしょうか?

こんにちは、オジサンです。

オジサン家の近くの川沿いの桜も七分咲き位まで咲きそろい、今日は天気も良かったので、奥さんと散歩がてら花見をして来ました。家から歩いて30秒ほどの所の川沿いは例年桜が奇麗に咲きます。

今はこんな感じで、満開に見えますがまだまだ枝には蕾が多く残っています。この場所は桜並木が1.5Km程続き、結構有名な場所です。休日になると多くの人が写真を撮ったり、散歩をしたりして楽しんでいます。

今日は天気が良かったせいか、遠くに夏のような雲も出ていました。これから日増しに暖かさが増し、テニスには絶好の時期になりますねぇ。

ピアノ協奏曲 第23番 モーツアルト作曲

カーゾン(P)ケルテス(指)英Decca盤

今日はモーツアルト作曲のピアノ協奏曲第23番(K488)を紹介します。

数あるモーツアルト作曲のピアノ協奏曲の中で、27番に次いでオジサンが好きなのがこの23番です。特に第二楽章は心に染み込むような雰囲気で、27番に次いで美しいとオジサンは思っています(後期の第二楽章は全て美しいが)

盤は英Decca盤ですが、一部プレスミスが有るところが残念です。

オジサンはケルテスが好きで、交響曲、レクイエム、皇帝ティートの慈悲等も愛聴しています。ケルテスは1973年、43歳の若さで不幸な事故に遭い(詳細は調べて下さい)、残念ながらこの世を去ってしまいました。指揮者としては「これから!」と言う時期の不幸な事故だったと思いますが、それまでに比較的精力的に録音を残してくれているので、CD等で入手する事は簡単だと思います。

ケルテスの魅力は何と言ってもそのテンポの正確性に有るとオジサンは思っています。遅からず速からず、中庸と言ってしまえばなんだか魅力が無いように聞えますが、決してそうではなく聴いていて癒されるテンポなのです。

オジサンは比較的遅い演奏(どんな曲も)が好きなのですが、ケルテスのテンポは非常に心地良い中庸なのです。

クリフォード・カーゾンのピアノに付いては、今更オジサンがトヤカク言う事は有りませんです。何と言ってもタッチが柔らかく、モーツァルトの協奏曲にぴったりです。オジサン的には、余りタッチの強い演奏家モーツァルトは、聴いていて疲れる感じがします。誰とは言いませんが「巨匠」と呼ばれる、19世紀生まれの演奏家にそのような方が居るような気がします。

この時期のDeccaは本当に素晴らしい音がします。録音マイクとか機器が良かったのか、録音技術者が良かったのか、オジサンには分かりませんが、とにかく素晴らしい音がします。

機会が有ったら是非、カーゾン‐ケルテスのモーツアルト作曲のピアノ協奏曲を聴いてみて下さい。