早くも台風が九州に上陸し、今日はオジサンが住む地域でも大荒れになる予報でしたが、相反して晴天の朝を迎えています。皆さんお住まいの地域は如何ですか?
おはようございます、オジサンです。
今日はこの後来客がある予定で、オジサンは留守番です。(トホホ・・古~い!)
朝顔はその後順調に咲き、昨日と今朝は5輪咲いてくれました。朝一番で朝顔の花を見ると気分的に清々しい思いがします。
魔笛の台詞は必要か?不要か?
今日は余り意味のない事を考えてみたいと思います。
「魔笛」はモーツアルトを代表するジングシュピールであることは既に皆さんご承知の通りです。あらすじや作曲経緯、名盤などに付いては他の方が沢山書かれていますのでオジサンは割愛します。
オジサンはクラシック音楽の中で「魔笛」が一番好きで、魔笛のアナログ盤全蒐集を生涯のライフワークに掲げている事は以前このブログでも書いた通りです。しかし、余命が残り少なくなった現在、まだその数は14セットに留まっています。まだまだ名盤も多いと思いますが、既に新品では手に入らないアナログ盤ですから、状態の良いモノを探すのも一苦労です。更に、例え見付けたとしてもその金額に驚くばかりで、とてもオジサンのような貧乏人には手が出せません。
さて、愚痴はこれ位にして、本題に入ります。
もともとモーツアルトが作曲した時は「台詞」が付いた状態だったと思いますが、レコードになると台詞のあるもの、ないものが混在します。ほとんどのレコードはオリジナルのままの台詞が入っていますが、EMIの名プロデューサーであったウォルター・レッグ録音のモノはセリフが抜かれています。
レッグは生涯3度、魔笛の録音を手掛けていると思います(オジサンの勘違い?)
最初はトマス・ビーチャム、次はカラヤン、最後はクレンペラーです。
これはトマス・ビーチャムの盤です。当然MONO録音で台詞は入っていません。
これはカラヤン盤。仏パテ盤で、MONOです。
これは同じくカラヤン盤ですが、英EMI盤でSTEREO(疑似?)です。この当時はMONOとSTEREO両方を録音する事も有ったと聞きますので、オリジナルがどうなのか、オジサンには分かりません(すみません)。
これがレッグ最後の魔笛録音となったクレンペラー盤です。英EMI盤で勿論STEREO録音です。
オジサンが所有する中で、この3つだけが台詞抜きで、後の11セットは全て台詞入りです。
台詞が入った代表としてショルティ盤(英DECCA)をあげておきます。
演奏の好き嫌いは別として、台詞も録音するか否かは賛否が分かれるとこではないでしょうか?オリジナルのままを楽しみたければ勿論台詞入り、台詞の時間がもったいないと言うなら台詞抜きを選ぶでしょう。
オジサンは、時(気分)によって有り無しを選んでいます(どっちだよ!)確かに台詞も含めて「魔笛」と考えれば、台詞の入っていない盤は手落ちのような気もしますが、時には台詞なしの方がその時の気分に合っている場合が有ります。
楽曲としての流れを考えれば台詞は当然あるべきだと思いますが、無いからと言って音楽が楽しめない訳でもありません。素晴らしいアリアを聴くだけで十分な気もします。
本当にはっきりしなくて申し訳ないのですが・・・。オジサン的に最も好きな演奏はクレンペラー盤です。しかし全曲聴いた時、何か物足りない気分になるのも事実です。その点ショルティ盤、サバリッシュ盤は聴いた後の「達成感」のようなモノを感じます。
結局「好きな方を聴けば良いじゃん」と言う事になるのですが、いざ「聴こう」と思うと迷うオジサンなのです。
貴方は台詞の必要性についてどう思いますか?