クレモナ閉店

春と冬が行ったり来たりの季節となりましたが、皆さんお元気にお過ごしでしょうか。

こんにちは、オジサンです。

世の中の趨勢は如何ともしがたいもので、オジサンが松本市に住んでいた頃大変お世話になったクラシックレコード(CD)専門店の『クレモナ』がこの3月末日をもって閉店との知らせに接し、非常に驚いています。とはいえ、店主の金森氏も齢70を超えていますので、色々な事情があっての事だと思います。店主金森氏の写真は以下の「市民タイムス」に掲載されていますのでよかったら覗いて下さい。

www.shimintimes.co.jp

オジサンが松本に住んでいた頃は今から35年程前の話しですから、あれから相当の月日が流れていますので、まぁ閉店も止む無しと言った感じです。

金森氏と言えば、一緒に建設中の『松本市音楽文化ホール』(ザ・ハーモニーホール)へパイプオルガンの設置作業を見に行った事を思い出します。現場でヘルメットを渡され、工事関係者に案内されて「うお~」とか「すげぇ」とか言いながらパイプオルガンの設置を見学しました。その時「吹いてみますか?」と言われ、細いオルガンのパイプを口で吹かせて頂いたのも今では良い思い出です。

金森氏には色々な演奏家を紹介して頂きました。

このマウエルスベルガー指揮のマタイ受難曲もその中の一つです。画像はAmazonから拝借したCDジャケットの画像ですから、DENONの文字が入っていますが、オジサンが所有しているレコードは独オイロディスク盤です。

バッハ:マタイ受難曲

それまでオジサンはマタイと言えばヴェルナー指揮盤を愛聴(今でも良く聴く)していましたが、このマウエルスベルガー盤を聴いて大感動した覚えが有ります。非常に清楚で、西欧人のキリストに対する思いが詰まっているような気がします。

金森氏は何度かオジサンの住んでいたマンションにも遊びに来てくれました。オーディオの話しをしたり、音楽の話をしたりしましたが、いつかオジサンの実家から送って来た「アジのひらき」を一緒に食べた事も有りました(長野県は海無し県なので喜んでいました)

原村に有った『ムジカ』と言うペンションにタンノイ オートグラフ(カンノアンプ)を聴きにも2~3回行きました。松本から車で1時間半ほどの所ですが、今は無くなった(?)かも知れません。

そんな金森氏の店『クレモナ』が閉店してしまう事は非常に寂しい事ですが、記事には配信で音楽を聴く方が増え、売り上げが伸び悩んでいる事も要因の一つのようです。寂しい限りです。

今はまだ雪の心配があり、松本へは行けませんが、閉店(3月末日)までには一度お伺いして昔話でもしてこようと考えています。ここしばらく伺っていないので、金森氏もオジサンの事を忘れているかも知れませんが、ちょっと話をすれば思い出してくれると思います。