漸く涼しくなったと思ったら、昨日は真冬のような気温で、オジサンは出掛けるときダウンを出して着込んでしまいました。
皆さんお住まいの地域は如何でしょうか?
北国の方に言わせれば「その程度でダウンとは、情けない」と言う事になるのかも知れませんが、オジサンは寒さに滅法弱いのです。若い頃は平気だったのですが、歳を経る毎に寒さが身に応える様になり、今では10℃位の気温でも家から出たく無くなります。
本格的な寒さはこれからなのに、今からダウンを着込んでいて、これから先の本格的な冬には何を着たら良いのでしょう?
訃報
このところ相次いで有名人の訃報に接しています。先日の谷川俊太郎氏に続き、今日は俳優の火野正平氏、元横綱の北の富士勝昭氏の訃報を知りました。
NHK HPより写真を拝借しました
火野正平氏はオジサンの好きな俳優の一人で、時代劇などでちょっとオトボケだけど良い仕事をする様な役柄が気に入っていました。主役を張るような事は少なかった印象ですが、脇役としての存在感は大きかったと思います。
自転車に乗って全国を旅する番組「日本縦断 こころ旅」はオジサンも時々見る番組で、スタッフや立ち寄ったお店の方にも気を遣う優しさが好きでした。
当番組でオジサンの故郷でロケをした帰り、何人かのスタッフを連れてオジサンの弟が勤めるレストランで夕食を食べたそうです。その時の事を弟に聞くと「オーラがすごい」と言っていました。
オジサンは「こんな風に歳を取りたい」と思う芸能人の方が二人います。一人は高田純次氏、そして火野正平氏です。お二人とも周りへの気遣いが半端ないとオジサンは思います。高田純次氏は本当にテキトーな事ばかり言っている様ですが、周りへの気遣いは決して忘れないと聞いた事が有ります。
NHK HPより写真を拝借しました
北の富士勝昭氏については現役の横綱時代は殆ど知りません。横綱昇進が昭和45年とのことですから、オジサンはまだまだ相撲に興味が全くない頃です。
オジサンが北の富士勝昭氏を知ったのは元横綱千代の富士の師匠としてでした。オジサンは丁度千代の富士が横綱になる頃から大相撲をTVで見るようになり、若貴時代が終わる頃まで見ていました。
その後モンゴル出身の横綱白鵬が土俵を席巻する頃になると興味が薄れてしまいましたが、北の富士勝昭氏が解説をするときだけは見ていました。
「毒舌」ギリギリの解説と、周りを気にしない言動、出演時の衣装も個性的で、着物や浴衣でマイクの前に座っている姿も度々見ていました。
北の富士勝昭氏が解説で出なくなってからは大相撲中継も殆ど見なくなってしまいました。その理由の一つは「ガップリ四つに組む相撲取りがいなくなった事」そして「解説がつまらない」事が大きな理由です。
今一部の若者の間では「昭和」がもて囃されているようですが、こうして昭和を生き抜いてきた方々が次々に亡くなって行くのは、オジサンの年齢の人間には寂しい事です。今のTVはただただ大きな声を出す芸人で溢れ、ピンで歌う歌手も演歌歌手以外殆どいなくなってしまいました。昭和は遠くなりにけり・・・と言ったところでしょうか。
フォーレのレクイエムを掛け、謹んでお二人のご冥福をお祈り致します。