竹内結子さんの訃報

朝晩はめっきり涼しくなり、秋の気配が濃厚な季節となりましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

オジサンは相変わらずの介護生活で、季節をしみじみ感じる事も出来ないのですが、それでも寝る時は短パンから長いジャージに履き替えたりしています。

芸能人の訃報

最近、芸能人の訃報が多くなりました。

先日の渡哲也さんは病の末の訃報ですから「致し方なし」とも思いますが、結構名の売れている方が「自殺」とも思える方法で自らの命を絶つのは何ともやるせない思いがします。勿論、名が売れていようが無名の一般人であろうが、自らその命を絶つ事は同じ意味あいがある事は間違いが無い事です。

竹内結子さんの訃報

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竹内結子さんと個人的な知り合いとか言う事は無く、ただのファンだったのですが、オジサン的には結構ショックな出来事でした。

いま会いにゆきます」と言う映画を見て、竹内さんのファンになったのですが、何とも清楚で、理想的な母親(お母さんと言うより、ママと言った雰囲気)像が好きでファンになりました。同じ様な思いをしている方も多いと思いますが、・・・。

報道によれば自ら命を絶った(何となく、自殺とは言いたくない)事が濃厚なようですが、本当に何が有ったのでしょう。恐らく他者(家族を含む)には分からない何かが心の中で渦巻いていたのだと思います。

一部では「育児ノイローゼ」と言う話も聴こえて来ますが、育児ノイローゼを含む心の病・・・つまり「鬱」は意外に傍目から見ていると分からないのではないかと思います。

オジサンの経験

オジサンも、もう15年以上前の事になりますが、心を病んでしまった事が有りました。オジサンの場合は仕事関係が原因だったと思いますが、周りの人から見れば「普通」に見えていたようです。テニスも続けていたし、仕事も続けていましたので・・。

でも、オジサンの心の中は「普通」では有りませんでした。最初に襲ってきた症状(?)は、「怒りの感情」が消えた事、次に「笑い」が消えました。

起こる気力がない、何がおかしいのか分からない・・・つまり「心が反応しない」状態になり、ついには何も悲しくないのに涙が溢れるようになりました。この時点でオジサンは「おかしい」と思い、自分の異変に気付いたので何とか立ち直る事が出来ましたが、今思えば非常に危ない事だったと思います。

心の病

人間関係が希薄になり、社会情勢の変化が異常に速くなった現代、心の病に陥ってしまう人が増えているようです。その原因の一つに「個人化」が有るようにオジサンは思えなます。スマホ、PC等、個人使用の情報収集機の使用によって、「人と話す」機会が激減している現代、人の意見を聴いたり、相談したりすることが減っています。

人と話す事は有る意味「ストレス解消」にもなります。勿論喧嘩をしたり、言い争ったりしてストレスになる事も有りますが、心は動いているのです。しかし、ネットを通じて得る情報ではそれほど心は動きません。嫌ならスイッチを切ってしまえばよいのですから・・・。

「鬱」の原因の一つは「心が動かなくなる」(これは結果か?)事だとオジサンは考えています。

人は喜怒哀楽と共に暮らしているのですから、常に心は動いています。勿論社会生活を送っていれば、楽し事、嬉しい事ばかりでは有りませんが「心は生きて」います。しかし、人と接する事が少なくなったり、心を動かされる事が面倒だと感じてしまうと心が死んで行きます。それが心の病に繋がるのではないでしょうか?

悩みがる時・・・誰か相談できる相手がいる人は幸せだと思います。普段からネット付き合いばかりで、生身の人間と接しない人はそんな時、心の病に陥りやすいのだと、オジサンは勝手に考えています。

皆さん、生身の人間と付き合いましょう。いつでもバカ話をして、笑い合える友達、仲間を作りましょう。

竹内結子さんのご冥福をお祈りするとともに、自ら命を絶ったのでは無い事を願います。