Naomiiiiii~ii-2

このところ風が強い日が続いていますが、皆さんお住まいの地域は如何でしょうか?

おはようございます、オジサンです。

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昨日の全豪オープン女子決勝は皆さんご覧になったでしょうか?丁度夕飯時の決勝戦となりましたので、ご覧になられた方も多いと思います。
戦前の予想で圧倒的に大坂選手の有利が伝えられていましたので、結構気楽に見ていたのですが、最初は意外に接戦で、勝利の女神はどちらに微笑んで良いのか決めかねている様な展開でした。

セカンドセットも4-0と大きくリードしている割には勝利を絶対的にする雰囲気は無く、ブレイディ選手が息を吹き返しそうな雰囲気さえ有りました。

終わってみれば2セットとも1ブレイクの僅差で、最終的にはメンタル勝ちと言った雰囲気さえ有りました。それでも大坂選手は落ち着いていて、表情からは緊張している様子はうかがえませんでした。

メンタルの勝利

技術的には両選手とも拮抗しているとオジサンには見えました。ブレイディ選手の強烈フォアハンドと大坂選手のバックハンドの勝負に思えました。

では、最終的に勝敗を決したのは何か・・・それはメンタリティと経験の差だったとオジサンは思います。大坂選手は「ストローク戦になれば勝てる」と考えていたように感じました。一方ブレイディ選手は「ストローク戦になったら危ない」と思ったのでしょう、結構早い段階での仕掛けが目立ち「エースかミスか」と言ったきわどいショットが目立ったように思います。

大坂選手にはストローク戦で勝つ自信と、その自信を支えるメンタルの強さがあったのではないでしょうか?

以前の彼女は、自身の技術に対する自信はあっても、それを支えるメンタリティが無く、試合中にパニックに陥る傾向が有りました。しかし、何度かビッグゲームを経験するうちにそのメンタリティが強化されたのだと思います。

もうずいぶん昔の話になりますが、西武ライオンズ(野球)の松坂投手がオリックスイチロー選手と対戦し、見事3三振に抑えた試合後のインタビューで「自信が確信に変わりました」と答えていましたが、今の大坂選手はまさにこの言葉通りのような気がします。

テニスの三本柱

どんなスポーツも同じだと思いますが、テニスには強くなるための三本柱が有ると言われています。それは・・・

「技術」「戦術・戦略」そして「メンタル」です。

それに「経験」をプラスして四本柱と言っても良いかもしれませんが・・・。

ジュニア時代から競技を始めた選手は、最初に技術的なスキルが高くなります。技術的なスキルは練習さえ積めば上達しますので、毎日コートに立ち、ボールを打つ事で養う事が出来ます。戦術・戦略も机上で勉強する事も出来ます。しかし、メンタルだけは数多くの経験が無ければ養う事が出来ません。いくら技術に磨きを掛けても、どれほど素晴らしい戦術・戦略を頭の中に持っていても、それを実行するだけの精神的な強さが必要になるのです。

何でもかんでも強気一辺倒ではいけません。勿論弱気は禁物ですが、常に冷静に状況分析できるメンタリティ、試合を組み立てる戦術・戦略、そしてそれを実行する技術が必要になるのです。

大坂選手の成長

大坂選手の成長やテニス以外の活動(行動)に付いてはテレビの解説でも、今朝の情報番組でも取り上げられ、専門家の方が色々解説していましたので、今更オジサンに言う事は有りません。

それにしてもここ2年程の彼女の成長には驚かされます。技術的には非常に高度なモノを持っていた大坂選手ですが「その技術を生かしきれていない」と言うのがオジサンの印象でした。前回セリーナに勝った時も「なんだか、勝っちゃた」と言った感じでしたが、今回は「勝つべくして勝った」と言う印象が強かったです。

相撲界で言うかなら、成長著しい貴乃花(二代目)が横綱 千代の富士に勝って引導を渡した一番を思い出します。

大坂選手はまだ23歳、バーンアウトする選手が多い女子テニス界ですが、これから長く大坂時代が続く事を心より願っています。

やったぜ!Naomiiiiiiii~i!!!!!