何だか思いがけなく早く梅雨が明けてしまい、真夏の日差し(?)にウンザリしていますが皆さんお元気にお過ごしでしょうか?
こんにちは、オジサンです。
東京電力管内では強力な節電要請が出ているようで、この暑い日に節電・・・と思ってしまうのはオジサンだけでは無いと思います。それでも日本人は真面目なんですねぇ、駅のエスカレーターを止めたり、家電量販店の展示用テレビや照明を消したり、都庁では職員の方が真っ暗な事務室でPCのモニターをにらみながら作業をする姿が映し出されていました。
これが海外・・・特にアメリカ辺りだったら速攻デモに発展している事でしょう。日本人の真面目さと大人しさが現れていると感心します。先日誰かが言っていましたが「節電より発電」・・・誠に的を射た発言だと思います。確かに3.11以来原発の安全性が問題となり、国内の殆どの原発が止まり、それを火力や再生可能エネルギー発電で補っていますが、原発停止による電気料金の高騰は家庭や企業の懐を直撃しています。さらに日銀の無能政策による円安で輸入エネルギーが高騰し、ますます資源の無い日本は窮地に追い込まれている気がします。
早く安くて安定した電源を確保してくれ~!!!
テレサ・ベルガンサの訃報
さて、オジサンも迂闊だったのですが、スペイン出身のメゾソプラノ歌手、テレサ・ベルガンサが5月13日に息を引き取られたとの事です。詳細は多くの方がHPで紹介していますので、オジサンは割愛いたします。
オジサンはそれ程多くのレコードを所有している訳では有りませんが、その歌声は非常に美しいと思います。もう40年程も昔になりますがベルガンサが来日した時、オーディオの師匠D氏に連れられて東京公演を聴きに行った事が有ります。
席は端っこの方で、音響的にはそれ程良いとは言えなかったのですが、それでも会場中を満たすようなベルガンサの歌声にえらく感動した事を覚えています。背はそれ程大きい方では無かったと思うのですが、その声量は会場の隅々まで届くほどでした。
「天は二物を与えず」と言いますが、ベルガンサとシュワルスコップだけは例外のような気がします。シュワルスコップは本格的な「美人」と言った感じで、一方のベルガンサは「プリティ」の言葉が良く似合うような気がします。
世の中ではリリカルなソプラノがもてはやされる傾向に有りますが、オジサンはメゾ・ソプラノの方が好きで、一番好きなのはハンガリー出身のユリア・ハマリです。オジサンが持っているレコードの中ではペルゴレージ作曲の「聖母マリア夕べの祈り」が一番です。
さてベルガンサに話を戻しますが、以前オーディオ仲間だった(今は居住地が違うので)Y氏、彼は根っからのベルガンサファンで確か家の玄関にベルガンサの写真を飾っているほどのツワモノでした。
最近のクラシック界の事は良く知りませんが、一時代を築いた方の訃報は「一つの時代の終り」を感じさせます。誠に残念では有りますが、在りし日のベルガンサに思いを馳せつつ大事にレコードを聴きたいと思います。
本格的な夏を前に猛暑日続出ですが、皆さん熱中症などにならないようご注意ください。マスクは出来るだけ外し、身体の中に熱気を溜めないようにしましょう。
追伸:朝顔の事が気になっている方も居ると思います。朝顔は元気に順調に成長しています。もうすぐ次の朝顔日記を更新できると思います。お楽しみに・・・。