閑話休題

すっかり本格的な秋を感じる季節となりました。朝晩の冷え込みはこの時期に相応しい、清々しいものとなりましたが、皆さん如何お過ごしでしょうか?

こんにちは、オジサンです。

もうすぐオジサンの生まれ日が来ますが、常々思うことは「こんなに良い季節に生まれたんだなぁ」と思います。オジサンが生まれた日の事をお袋から聞いた事が有りますが、オヤジは仕入れ先の市場でその事を知り、市場中を飛び跳ねて喜んだと言うことです。その後オジサンがオヤジの期待通りに育ったか否かはオヤジが他界してしまった今では知ることが出来ませんが、入院中のオヤジがお袋に「○○(オジサンの名前)には厳しくしすぎたかなぁ」と言っていたことをオヤジの通夜の夜聞かされました。

確かに今思えばオヤジは結構厳しい面が有りました。

口より手の方が早く、ガラス製の大きな灰皿を「無言で」投げつけられたのは1度や2度ではありません。テレビのチャンネル争いで兄弟喧嘩をしたとき、無言でテレビを玄関の三和土に投げ捨てた事も有りました。

高校生の頃、テニスの試合に負けて帰る(優勝以外)と、風呂上がりにパンツ一枚の姿で正座させられ、30cmの竹の物差しで太ももを叩きながら説教をされた事も有りました。そして最後はいつも「もっと練習しろ!」でした。でもオジサンはそれらが「厳しい」と思った事は一度もありませんでした。

子供が親の期待通りに成長する事は、余りないとオジサンは感じています。親の期待は常に高く、自ら(親自身)の実力を無視した期待を抱いてしまうものなのでは無いでしょうか?

庭の草木

さてさて秋も深まりつつある今日この頃、庭の草木は元気に育ってくれているようです。

これは風呂の裏にある金木犀の木です。毎年結構多くの花を付け、良い香りを振りまいてくれます。今年は台風接近のニュースを聞いた時、一部(隣家に掛かった枝)を切り落としたのですが、またまた良く咲いてくれました。風呂に入ると良い匂いがします。

これは裏庭にある山茶花の花です。オジサン家の裏には複数種類の山茶花と椿が有りますが、例年この種類が真っ先に秋の訪れを知らせてくれます。非常に美しい花ですが、花持ちが悪く2~3日で茶色く変色してしまいます。

これは今年植えた(鉢植え)朝顔です。2鉢植えてもう一鉢は既に花も終わってしまったので片付けてしまいましたが、こちらもこの花で最後くらいです。明日、明後日には片付ける予定です。昨年のものに比べると背も低く扱い易い朝顔でした。

これは3年ほど前に山で採ってきた紅葉です。地に放したところ70cm程の背丈となりました。採って来た時は10cmにも満たない、弱々しい姿だったのですが、今は立派に根を張ってくれています。赤くなるのが楽しみです。

最後にガジュマルの木です。親木はもう20年近く前にホームセンターで買ったもので、いまは子供が2鉢になり、その片方です。本当は親木を選定した枝を面白がって土に挿していただけなのですが、いつの間にか太い根が張り、今ではこんなに立派になりました。親木も元気です。ホームセンター辺りで売っているガジュマルとは趣を異にしますが、結構かわいい奴なのです。

さて先日の谷村新司氏の訃報を聞き「また昭和が消えていく」と思った方も多いと思います。「生き物は生まれた瞬間から死に向かって爆走する」と言ったのが誰だったか思い出せませんが、生まれたからにはいつかその命の終わりが来ることは確実なのです。

「生きている間は精一杯生きる」という考えもありますが、最近オジサンは「綺麗に死を迎える」と言うことが頭を過るようになりました。「いつかは死ぬ」のであれば、できるだけその死は苦しまずにお願いしたい・・・これは誰しも思うことでしょうが、なかなか思い通りには行かないんでしょうねぇ。