愚痴・ぐち・グチ

いよいよ桜の便りも届き初め、春本番となって来ましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

こんばんは、オジサンです。

桜の花が咲き始めたと言うのに「愚痴・ぐち・グチ」ではなんだか情けない気がしますが、今の政治家や官僚の情けなさに比べればまだましな様な気がします。

前にも書きましたが、オジサンは結構時間が有るので、国会中継なんぞをチラ見しています。今は東北新社とNTTの接待疑惑で様々な人の名前が挙がり、ああだ~、こうだ~とやり合っていますが、同じ答弁を繰り返す大臣、同じ質問を繰り返し、質問時間を無駄に使っている野党。みんなおかしいんじゃないの?と思ってしまいます。余りに国民感情から掛け離れた議員のやり取り・・・。テレビの時代劇に出て来る「お前も、悪よのぉ」の悪代官と同じじゃないですか?

国民感情から掛け離れたと言えば、辞職した官僚の退職金・・・。何なんですかねぇ、あれ!

立場が怪しくなると「辞表」を出して「ハイ、さよなら」。それでも数千万単位の退職金が支払われる・・・どこかおかしくないですか?しかも税金ですよ!税金!

「僕たちの国はどこかで道を間違たようですね」・・まさしく道を間違っています!

真面目に数十年働いて、無事定年を迎えたサラリーマンでもあんな金額を貰えるのは一握りの中の更に数%じゃないでしょうか?官僚時代は偉そうにして、民間(国民)いじめで快楽をむさぼり、いざとなったら「辞表」一本で数千万円ですよ!

皆さん、もっと怒りましょう!

オジサンは現役時代、文科省の役人と何度か仕事でやり取りをした事が有りましたが、そりゃぁもう、偉そうでした。民間企業を見下したような態度で、今思い出しても胸糞悪くなります。

そのくせ何でもかんでも規制を掛けて、国に金が入る(税金を取る)仕組みを作っている役人なんて・・・いらない!厚生労働省の役人を1/3にして、保健所職員を元の数に戻せ!

今日は愚痴・ぐち・グチでした。

あれから・・・10年

今日は春らしい、暖かい日になっていますが、皆さんお住まいの地域は如何でしょうか?

こんにちは、オジサンです。

もう10年・・・やっと10年・・・思いは人それぞれでしょうが、東日本大震災で被災された方々の心の傷は、そう簡単には癒えないと思います。

オジサンも家族が事故に遭い、四股の自由を失ってしまい、まだ2年ですが、いまだに「何とかならなかったのか?」と言う思いは全く消えていません。

家を流され、家族を流され、自らも流されて恐ろしい思いをした方、悲しい思いをされた方々に心からご冥福とお見舞いを申し上げます。

オジサンには何のお手伝いも出来なかったし、これからも何もできないと思いますが、一日も早く各地域が復旧し、東電の原発事故の後始末が終え、故郷に戻る日が来ることを心より願っています。

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あの日、オジサンが横浜で経験した事は以前このブログで紹介した通りですが、あの日は本当に寒かった・・・。

今日のような暖かな春の日ではなく、横浜では午後4時頃、雪まで降る始末で、横浜駅の混乱、運河沿いで見た津波、避難場所だったパシフィコ横浜の混雑状態、携帯電話がつながらなかった事、新横浜駅の床の冷たさは今でも鮮明に覚えています。

映像では、津波の映像は勿論、仙台の火事、翌日の海沿い地域の惨状もいまだ忘れる事が出来ません。後日になりますが、東電福島第一原発の事故も忘れる事が出来ない出来事です。

震災翌年、福島県いわき市に仕事でお邪魔した時、水戸駅を過ぎた辺りからブルーシートを屋根にかぶせた家が目立ち始め、勿来(なこそ)駅に着くまでその光景が続いていた事も鮮明に覚えています。

オジサンは会社で防災担当もやっていたので、結構地震、浸水、火災などの疑似体験はしていましたが、やはり疑似とリアルではその衝撃は全く違うと感じたのも10年前の3月11日でした。まぁ被災時にどのような行動が必要かは疑似体験でも十分まかなえると思いますが、実際に揺れている時の対処・・・これは疑似体験では得られないモノだと痛感しました。

なぜなら、疑似の場合は、絶対安全が保障されているから、気持ちの中のどこかに「安心感」が有ります。しかし、リアルではその保証は何も無く、いつ自分が「犠牲者」になってもおかしくないからです。

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さて、今年も3月11日が来て、防災に対する気持ちを新たにしなければ・・・と自分に言い聞かせているオジサンです。万が一の時、車椅子の家族を安全な所にどうやって移動させ、避難所ではどうすれば良いのか・・・・頭を悩ませています。

 

今年も紫陽花が芽吹く季節となり、日増しに暖かさを実感できる日が来る季節となりました。被災された方、ご家族を亡くされた方、今も避難先で不自由な暮らしを強いられている方々に心よりお見舞い申し上げます。

何もできなくで、ごめんなさい。

 

たまには・・・Jazz

晴れて気温の高い日が有ると思えば、今日のように朝から気温が殆ど上がらず、冬に逆戻りしたような日も来ますが、皆さんお元気にお過ごしでしょうか?

こんにちは、オジサンです。

コロナ終息の目途が立たないまま3月に突入してしまいました。もう、1年以上になるんですねぇ。東京オリンピックはどうなるんでしょう?無事1年遅れで開催できるんでしょうか?なんだか大波に揉まれる小舟のように揺れに揺れているオリンピックですが、アスリートの為には開催できると良いなぁと思ってしまうオジサンです。

東日本大震災も10回目の春を迎える事となりましたが、いまだ東電原発(福島第一)問題は解決の糸口すら見えず、これまた右に左に、上に下に揺れに揺れている感が否めません。

コロナにしても震災にしても、一日も早く「以前の生活」を取り戻して欲しいと願うのはオジサンだけでは無いと思うのですが・・・。

たまには・・・Jazz

今日は朝から雨の一日になっているので、久しぶりにJazzのレコードを引っ張り出して聴いています。雨の日に聴くスローなJazzも結構心に染みるのです。

オジサンはJazzの知識がほとんど無いので、レコードを買う時は「ジャケ買い」が殆どでした。プレイヤーで知っていたのは、マイルス・デイビスビル・エバンス位で、後は全くの白紙状態でした(今でもほとんど進歩していませんが・・・自慢にゃならねぇよ)

そこでレコードのジャケットだけを見て、気に入ったレコードを買っていた訳ですが、当たりも有ればハズレも有る状態で、今ではJazzのレコードも100枚を超えてしまいました(ちなみにクラシックレコードはおよそ1500枚・・・自慢かよ!)

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これはエバンスとジム・ホールが組んだ「UNDERCURRENT」です。写真が暗くて分かり難いかも知れませんが、服を着た女性が水の中を浮遊する姿がとても美しいですねぇ。このレコードを買った後、ジム・ホールの演奏は2度ほどブルーノート東京で聴きました。何気なくギターを演奏する姿が格好良かった事を覚えています。

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これもエバンスの「Sunday at the Village Vanguard」。

知的な雰囲気のエバンスがメチャクチャ格好良いです。詳しい事は他の方のHPに任せますが、この録音の後、ベーシストのスコット・ラファロが交通事故か何かで亡くなったんじゃなかったでしょうか?

オジサンがまだ若かりし頃、何度かニューヨークに行っていた(遊び)頃、ヴィレッジバンガード、スイートヴェイジルには何度か行きました。ベルリンの壁崩壊前後の事です。なぜかブルーノートには行った事が無いのですが、今ではその事を悔やんでいます。

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WALTER BISHOP Jr TRIOの「SPEAK LOW」。

何と言ってもこの横顔が格好良いですねぇ。タバコをギリギリまで吸う・・・手が熱くないんでしょうか?

このレコード、マニアの間では結構に人気が有るようなのですが、オジサンにその良さがイマイチ分かりませんです・・・💦

実はこの写真、オジサンのテニスの師匠の横顔に何となく似ています(今、気付いたのですが)。勿論師匠は外国の人では無いのですが、少し日本人離れ・・・と言うか、人間離れ(師匠、済みません)した方で、今はもう齢70を超えたはずですが、ここ2~3年お会いしていなくて、お元気なのかとても心配しています。

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セロニアス・モンクの「monk's music」です。

このお茶目な姿がなんとも言えないですねぇ。元シャネルズの鈴木雅之さんとよく似ていると思いませんか?勿論鈴木雅之さんの方が圧倒的に年下なので、鈴木さんの方がモンクを意識しているのかも知れませんが・・・。何となく楽しそうな音楽が聴こえて来そうで買った一枚ですが、最初に一度聴いたキリ、針を落としていません。

モンクの音楽とオジサンは合わないようです。好きな方は多いのでしょうが、どうにも聴いていて疲れる感じがしてしまいます。

 

さて、今日はJazzレコードの話しを少しだけ書きました。

クラシックレコードでもジャケ買いする事は有りますが、オジサンの場合聴く作曲家が偏っています(バッハとモーツァルト)ので、それ以外の作曲家のモノは、例えジャケットが素晴らしくても買う事は有りません。

最近ではほとんどレコードを買う事も少なくなりました。昨年は10枚程しか買っていません。それでもネット通販や実売店で気に入ったレコードを見付けると買ってしまいます。いずれは部屋にジャケットを飾れる棚を作りたいと考えていますが、今のところ実現しそうに有りません。

もう少し三寒四温の陽気が続きそうですが、皆さんお身体をご自愛頂き、元気に春を迎えましょう!

Naomiiiiii~ii-2

このところ風が強い日が続いていますが、皆さんお住まいの地域は如何でしょうか?

おはようございます、オジサンです。

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昨日の全豪オープン女子決勝は皆さんご覧になったでしょうか?丁度夕飯時の決勝戦となりましたので、ご覧になられた方も多いと思います。
戦前の予想で圧倒的に大坂選手の有利が伝えられていましたので、結構気楽に見ていたのですが、最初は意外に接戦で、勝利の女神はどちらに微笑んで良いのか決めかねている様な展開でした。

セカンドセットも4-0と大きくリードしている割には勝利を絶対的にする雰囲気は無く、ブレイディ選手が息を吹き返しそうな雰囲気さえ有りました。

終わってみれば2セットとも1ブレイクの僅差で、最終的にはメンタル勝ちと言った雰囲気さえ有りました。それでも大坂選手は落ち着いていて、表情からは緊張している様子はうかがえませんでした。

メンタルの勝利

技術的には両選手とも拮抗しているとオジサンには見えました。ブレイディ選手の強烈フォアハンドと大坂選手のバックハンドの勝負に思えました。

では、最終的に勝敗を決したのは何か・・・それはメンタリティと経験の差だったとオジサンは思います。大坂選手は「ストローク戦になれば勝てる」と考えていたように感じました。一方ブレイディ選手は「ストローク戦になったら危ない」と思ったのでしょう、結構早い段階での仕掛けが目立ち「エースかミスか」と言ったきわどいショットが目立ったように思います。

大坂選手にはストローク戦で勝つ自信と、その自信を支えるメンタルの強さがあったのではないでしょうか?

以前の彼女は、自身の技術に対する自信はあっても、それを支えるメンタリティが無く、試合中にパニックに陥る傾向が有りました。しかし、何度かビッグゲームを経験するうちにそのメンタリティが強化されたのだと思います。

もうずいぶん昔の話になりますが、西武ライオンズ(野球)の松坂投手がオリックスイチロー選手と対戦し、見事3三振に抑えた試合後のインタビューで「自信が確信に変わりました」と答えていましたが、今の大坂選手はまさにこの言葉通りのような気がします。

テニスの三本柱

どんなスポーツも同じだと思いますが、テニスには強くなるための三本柱が有ると言われています。それは・・・

「技術」「戦術・戦略」そして「メンタル」です。

それに「経験」をプラスして四本柱と言っても良いかもしれませんが・・・。

ジュニア時代から競技を始めた選手は、最初に技術的なスキルが高くなります。技術的なスキルは練習さえ積めば上達しますので、毎日コートに立ち、ボールを打つ事で養う事が出来ます。戦術・戦略も机上で勉強する事も出来ます。しかし、メンタルだけは数多くの経験が無ければ養う事が出来ません。いくら技術に磨きを掛けても、どれほど素晴らしい戦術・戦略を頭の中に持っていても、それを実行するだけの精神的な強さが必要になるのです。

何でもかんでも強気一辺倒ではいけません。勿論弱気は禁物ですが、常に冷静に状況分析できるメンタリティ、試合を組み立てる戦術・戦略、そしてそれを実行する技術が必要になるのです。

大坂選手の成長

大坂選手の成長やテニス以外の活動(行動)に付いてはテレビの解説でも、今朝の情報番組でも取り上げられ、専門家の方が色々解説していましたので、今更オジサンに言う事は有りません。

それにしてもここ2年程の彼女の成長には驚かされます。技術的には非常に高度なモノを持っていた大坂選手ですが「その技術を生かしきれていない」と言うのがオジサンの印象でした。前回セリーナに勝った時も「なんだか、勝っちゃた」と言った感じでしたが、今回は「勝つべくして勝った」と言う印象が強かったです。

相撲界で言うかなら、成長著しい貴乃花(二代目)が横綱 千代の富士に勝って引導を渡した一番を思い出します。

大坂選手はまだ23歳、バーンアウトする選手が多い女子テニス界ですが、これから長く大坂時代が続く事を心より願っています。

やったぜ!Naomiiiiiiii~i!!!!!

 

 

 

震災お見舞い申し上げます

今朝は朝から結構強い雨になっていますが、皆さんの地域は如何ですか?

おはようございます、オジサンです。

日増しに暖かさが増し、春本番を思わせる様な日が来るようになりました。先日お知らせした通り、オジサン家の梅も花盛りを迎え、毎日メジロがやって来ます。

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震災お見舞い

先週土曜日の夜中、再び東北地方を大きな地震が、折角復興しかけた街を襲い、かなりの被害が出ているようですねぇ。幸い(?)津波は無かった様なので、2011年の大震災時より被害は少なかった・・・とは言え、当事者の方々にとっては「またかよぅ!」の感は否めないと思います。
2011年3月11日、オジサンは横浜の関内駅近くで安全衛生関係の講習会を受けていました。午後の授業が始まって間もなくの事でした。その日の事は以前このブログに書いた通りです。

2011年の震災当時、専門家は「今後数十年に渡って、今回の地震の余震が有る可能性が有る」と、将来の大地震への警戒をしていました。いみじくもその予想が的中してしまったと言わざるを得ない今回の地震でした。

震災時は勿論、その後の東電の事故を受け、非常に多くの方々がご苦労され、やっと復興の糸口を見付けられた矢先の再被災で大変だと思います。

既に10年に渡ってご苦労され、頑張って来られた皆様に、再び「がんばれ!」とは言い難いのですが、他に言葉が見付かりません。

がんばれ、東北!

コロナ禍で避難所暮らしもご苦労が多いし、ボランティアもこの状況ではなかなか確保できないでしょうが、今こそ政府が最大限の力を結集して取り急ぎの復旧をして頂きたいと思います。

残念なながらオジサンには何もできませんが、被災した方々のご苦労が少しでも和らぐことを心より祈っています。

 

 

東京オリンピックはどうなる・・・

春が確実に一歩ずつ近付いて来た感じのする日が続いていますが、皆さんお元気にお過ごしでしょうか?

こんにちは、オジサンです。

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オジサン家の梅も開花が進み、今は五分咲きと言ったところでしょうか?

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先日はメジロが遊びに来てくれて、かわいい姿を見せていました。「梅にうぐいす」と言いますが、メジロでも十分景色になっています。

森会長辞任問題

今、世間では「森問題」が話題のトップで、コロナ問題も吹き飛びそうな勢いです。それに自民党のN幹事長が「火に油」発言をして更に問題が激化(悪化)したように感じます。

まぁ、あれだけの発言をしたらこのような結果を招くのは当たり前と言えば当たり前で、辞任止む無しと言ったところでしょうか。

大会組織委員会

大会組織委員会・・・今回は非常に情けなかったですねぇ。誰も会長の首に鈴を付けられる委員がいないなんて、会長独裁体制だったと言われても仕方がないですね。

もう少し、骨のある人が委員会の中に居ても良いと思うのですが・・・。難しいんでしょうか?

次期会長

時期会長は川渕氏とテレビの報道で聞きました。正式には明日の理事会を経て決定されるのでしょうが、もう少し若い人は居なかったのでしょうか?例えば柔道の山下さんなんてどうでしょうか?トヨタの社長辺りも面白いと思うのですが・・。

例えオリンピックと言えども、やはり政治的な力を持った人じゃないと務まらないんですかねぇ。そうなると、やっぱりオリンピックも政治的な色が濃いと言う事になって、それこそオリンピック憲章に反すると思うのですが・・・違います?

何だか初発のスタジアムデザインにケチが付き、シンボルマーク(?)のデザインにケチが付き、コロナで延期になり、挙句の果ては会長の直前辞任問題・・・東京2020大会はどうなるんでしょう?

選手の方々も心配でしょうが、今は練習に集中して頂きたい。周りは選手の方々が練習に集中できる環境を整えてあげて頂きたい・・・これがオジサンの願いです。

オールドレンズとアナログレコード

立春も過ぎ、少しだけ春めいた空気も流れて来る頃となりましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

こんにちは、オジサンです。

先日オジサン家の梅を紹介しましたが、今は3分咲きと言ったところでしょうか?まだまだ蕾の方が多い感じです。あと1週間もすれば満開になってくれると思います。

世間はオリンピック組織委員会のM会長の失言問題で賑やかですが、オジサン的には「あれは失言などではなく、確言だった」と思っています。

まぁそんな話は脇に置いて、今日はオールドレンズとアナログレコードに付いて少し触れてみたいと思います。とは言っても、どちらもオジサンは極めている訳では無いので、中途半端な、素人の話しになってしまうかも知れませんが、ご容赦ください。

オールドレンズ

オールドレンズとは、フィルム写真機の時代に造られた古~いレンズの事で、今のデジタルカメラ(本体)に装着すると、絞り、ピントなど、全て手動で行わなくてはならないレンズの事です。

オジサンがフィルムカメラを趣味としていた事は以前このブログでも紹介しました。フィルムカメラを止めた理由も書きましたが、その頃持っていたレンズをデジタルカメラ(以下 デジカメ)に取り付けて写真を撮るようになりました。

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写真が暗くて見難いかも知れませんが、これは名機と言われた「RICO 50㎜」です。一般的にはリケノンの名で通っていると思いますが、オジサンは10本ほど、こうした古いレンズを所有しています。

写真の醍醐味

今の時代、スマホで簡単に綺麗な写真が撮れるし、PC1台有れば写真の加工も簡単に出来てしましまいます。美しい景色、花、ポートレイト、何でも気軽に簡単にスマホのシャッターを押すだけですねぇ。

しかし、楽しかった旅行の写真を家に帰ってから見直してみて「あれ?これ何を撮りたかったんだっけ?」と思った事は有りませんか?もしくは、余計なモノが写り込んでいて、折角の彼女の写真が台無しになったなんて事、有りませんか?

フィルム写真の時代、フィルム代もバカにならないし、現像代だって安いモノでは無いのでシャッターを1回押すのに随分時間が掛かったような気がします。

構図は勿論、絞り、シャッタースピード等々、多くの事に気を遣いながら恐る恐るシャッターを切ったものです。勿論何も考えず、全て機械任せでとりあえずシャッターを切り、たくさん撮った中からお気に入りの1枚を探し出すのも楽しいと思います。それはそれで写真の醍醐味かも知れません。

しかし、オジサン的には写真本来の醍醐味はシャッターを切るまでの長~い時間に有るのでは無いかと思っています。

被写体を探し、被写体に合った時間(光の加減)を模索し、カメラをセットし、その瞬間を待つ・・・これこそ写真の醍醐味のような気がします。何だか、魚釣りにも共通する部分が有るような気もします。

勿論若い方は何かと忙しいでしょうから「そんな悠長な事、いってられねぇょ!」と言う方も多いでしょう。しかし、そうして(苦労して)撮った1枚は何ものにも代えがたい1枚になる事は確かです。

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これはCOSINA 28㎜で撮った1枚です。既に製造から数十年の年月を経たレンズでも、これだけの発色をしてくれます。勿論、絞り、ピント、シャッタースピード等、全てマニュアル(手動)です。ボディはPENTAXのデジカメですが・・・。

勿論、フルオートのデジカメでも写真の醍醐味は味わえると思います。いつも使っているデジカメをマニュアルモードにして気に入った被写体を写してみて下さい。きっと新しい発見が有ると思います。

オールドレンズとアナログレコード

オジサンの勝手な見解なので「えぇ、ちがうぜぇ」と仰る方も多いと思いますが、オールドレンズとアナログレコードは非常に似通ったところが有ると思います。

一番の共通点は「両方とも面倒臭い」と言う点でしょうか?

しかし、面倒臭いから面白いともいえる様な気がします。何でもデジタル化され、何でもPCやスマホの中で完結できる現代、勿論それはとても便利な事なのですが、どうも「人間臭さ」が失われて行くような気がしてなりません。

もう一つの共通点は「個性が出しやすい」と言う点では無いでしょうか?例えば同じ条件で一つの被写体を撮っても、絞りや、シャッタースピードを変化させる事で色々な写真が撮れます。

アナログレコードも同じで、同じレコードでも掛ける部品(装置)が変われば異なる音が出て来ます(アンプ、スピーカーが同じでも)。カートリッジを替え、アームを替え、針圧や針の高さを変える事で、様々な音を同じレコードから引き出す事が出来るのです。

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オジサンにその知識が無いだけですが、デジタルの世界でも突き詰めて行けば同じ様な事が出来るのかも知れません。しかし、その差はオールドレンズやアナログレコード程では無いと思います。

デジタル化が進んだ現代、趣味の世界だけでもアナログで「面倒くさい」を味わったらどうでしょう?新しい世界がそこに有るかも知れませんょ。