Bach BWV988(ゴールドベルク変奏曲)・・・CD色々

梅雨本番の天気で、九州地方は大変な大雨に見舞われているようですが、皆さんお住まいの地域は如何でしょうか?

おはようございます、オジサンです。

昨日の猛暑の中午前中テニススクールで汗を流したせいか、今日は頭がボ~っとしています。あまり暑い中でのテニスは老体に堪えます。若い頃はこれを毎日やっていたかと思うと、自分でも「よぅやった」とほめてあげたい気分になります。

さてボ~っとした頭で書き始めましたが、今日は1枚に絞り切れない(魔笛と同じ)楽曲、Bach BWV988「ゴールドベルク変奏曲」をご紹介したいと思います。

Bachが不眠症に悩む伯爵の為に書いたとされる名曲ですが、その逸話はどうやら眉唾のようです。でも、そんな逸話も面白いと、オジサンは思いますです・・ハイ。

まぁ楽曲の由来、内容的な事に付いてはいつも通り割愛しますので、興味のある方はググって下さい。よろしくお願いします。

今日はCD盤が中心の紹介になります。と言うのもオジサンは長年同曲はグールド一本鎗で聴いて来ましたので、殆ど他の演奏家のモノは聴いてなかったと言うのが本当のところで、今日ご紹介するCDは今年になってから中古盤で大人買いしたモノです。既にアナログ盤で入手不可、又はアナログの発売が無いモノですので、その点はご容赦ください。

グレン・グールド盤(P)❤❤❤(❤3つが最高です)

やはり最初にグールド盤を挙げない訳には行かないと思います。グールドはコンサート以外では2回録音を行っているとオジサンは思っています。1955年のデビュー盤、そして晩年1981年の録音の2種類です。

左が1955年盤でMONO録音(LP)で、右側が1981年録音のSTEREO盤(CD)です。1981年盤に付いてはLPも持っていますが、敢えてCDを写真に収めてみました。

1981年盤は愛用のスタンウエイの故障により急遽YAMAHAを使っての録音となったようですが、オジサン的にはそんな事は関係なく1981年盤の方をお勧めしたいと思います。

1955年盤は、当時相当なセンセーショナルを起こした様ですが、それはランドフスカ盤と比較しての事ではなかったかとオジサンは考えています。音楽として、また楽曲の性格からして、やはり1981年盤の方がオジサン的には好きです。

グールドの出現以降、その影響を受けたピアニストは数多くいるようで、この後紹介する演奏家達もその演奏を聴く限り何らかの影響を受けていると感じざるを得ません。

アンドラーシュ・シフ(P)❤❤❤

アンドラーシュ・シフ・・・ものの本によるとシフ・アンドラーシュと表記するのが正しいそうですが、そんなのはオジサンには関係ない事です。

全く関係ない事ですが、シフの奥さんは日本人ヴァイオリニストの塩川悠子さんです。オジサンは奥さんが弾くBachの無伴奏ヴァイオリンが非常に好き(スークの次位)で良く聴きます(関係ないですね)

シフも同曲を2回録音していると思いますが、オジサンが持っているのは旧録の方だけです。それにしても若いですねぇ。最近のシフから見ると面影も無い感じです(失礼)

肝心の演奏ですが、非常に滑らかと言うのがぴったりの演奏だとオジサンは思います。

ピアニストのお手本のような感じさえ受けます。グールドの演奏を亡き従弟のピアニストに聴かせた時「気持ち悪りぃ」と言って受け付けませんでしたが、きっとこのシフなら「いい演奏だねぇ」と言うような気がします。そんな演奏です。

マレイ・ペライア(P)❤❤

ペライアモーツァルトの様な、勝手な印象を持っているオジサンですが、敢えてこのCDを買ってみました。

聴いてみた第一印象は「う~ん」と言った感じでしたが、聴いているうちに「なかなかやるじゃん」と言う感じに変わり、今では好印象になっています。前出2人の演奏に比べると「特徴の無い演奏」に感じますが、朝一番で聴くには最高と言ったところでしょうか・・・。朝一番で同曲を聴く時にはこの演奏を選ぶ事が多いです。集中して聴きたい時は出て来ませんが・・・。

しかし、録音は非常に素晴らしいと思います。ピアノの音も奇麗だし、広がりや定位も抜群です。朝、寝ぼけた頭で聴くには最高の一枚ではないでしょうか?オジサンの勝手な思い込みですが・・・。

さて、今日はこれから出掛けなければならない(介護人の通院)ので、ここまでにして置きます。残りは今日の午後か後日書きたいと思います。

オジサンはゴールドベルク変奏曲が大好きですが、グールドでいきなりとどめを刺された後、殆ど他の演奏家は聴いて来ませんでした。CD導入に伴い、色々な演奏家を聴ける事は、CD導入のメリットと感じています。A・フィッシャーしかり、チェルビダッケしかりです。

ではでは、また後程・・・。

追伸:勝手に❤マークを付けていますが、これはあくまでもオジサンの感覚で付けているモノですので、余り参考にしないで下さい。お聴きになる方は、ご自分の感性に従ってお好きな演奏を探して下さい。世の中には多くの同曲の録音が有りますので・・。