今日の一枚・・・#14 クラリネット五重奏K581 モーツァルト

梅の実は確実に成長し、水槽の睡蓮が勢い良く葉を伸ばし始めましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

おはようございます、オジサンです。

ようやく花粉が少なくなり、オジサンの花粉症も徐々に収まりつつあります。花粉症は収まって来ましたが、オーディオ熱は止む事がなく、相変わらず「う~ん」と唸っている毎日です。

最近は非常にコンディションが良く、前回書いた通り、大分理想の音に近付きましたが、細かいところでは「まだまだ」と言う感じです。どこが・・と言う事は無いのですが「もう少し」と言う考えが頭の中をよぎる毎日です。

先日LANケーブルでラインケーブルを作ってみました。LANケーブルは既にスピーカーケーブルで良い結果を得ていましたので「ラインケーブルはどうだろう?」と思ったのが切っ掛けです。この考えは大分前から頭の中に有ったのですが「さすがにそれはやり過ぎだろう」と言う思いもあり、実行に移していませんでした。

結果だけを言えば・・・「あらまぁ、何と言う事でしょう」と言う感じの音が出ました。具体的な事は暫くしてからお知らせしたいと思います。

クラリネット五重奏 K581 モーツァルト

さて今日は、いよいよ名曲中の名曲の登場です。数あるモーツァルトの名曲の中でもTop10に入る(とオジサンは勝手に思っている)名曲です。モーツァルトは生前(と言っても200年以上前)、クラリネットと言う楽器(音色)が大好きだった様で、自らの楽曲にとりれたいと考えていたようです。

モーツァルトクラリネットの名曲と言えば、協奏曲とこの五重奏でしょうが、両曲ともフリーメイソンの盟友であったアントン・シュタドラーの為に書かれたと言われています。まぁ楽曲の詳細に付いては他の方のHP等に詳しく書かれていますのでオジサンは割愛します。

名曲中の名曲ですから、有名演奏家の録音も数多く残されています。日本で人気が有るのは・・・ウラッハプリンツ、ライスターあたりでしょうか?ザビーネ・マイヤーも結構人気が有りますかねぇ(オジサンは持っていませんが)。

オジサン家にも7枚程同曲のレコードが有りますが、その中から今日はハンス・ダインツァーがクラリネットを吹き、コレギュウム・アウレウムのメンバーがバックを務めた一枚をご紹介します。

このレコードはオジサンがクラシックを聴き始めた最初の頃に買った一枚ですから、購入から既に40年以上が経っていると思います。いまだノイズも少なく、傷は皆無で良い音を響かせてくれています。残念ながら国内盤(テイチク)です。クラシックを聴き始めた初期の頃はまだ輸入盤の存在すら知らなかったので、普通にレコード店で買ったと記憶しています。

しかし、このレコードに関しては非常に音質が良く、ふくよかなクラリネットの音色が楽しめます。録音は1976年1月と有りますのでアナログ録音からそろそろデジタル録音が出て来る頃でしょうか?DENONがPCM録音機を開発したのが1972年頃だったと思いますので、本当にアナログ録音の最後辺りになると思います。

この演奏、何と言ってもそのテンポに良さが現れているとオジサンは思います。少し遅すぎると言われる方も多いと思うのですが、やはり名曲はじっくり聴きたいとオジサンは思うのです。

新しい演奏家のCDも多く出ている名曲ですが、古い演奏も一聴の価値は有ると思います。この演奏のCDが出ているか否か、オジサンは分かりませんが(調べたら過去に出ていた形跡が有りました)、もし聴くチャンスが有ったら一度聴いてみて下さい。

ウラッハの様な洒落た演奏ではなく、田舎臭いコッテリとしたモーツァルトが聴けると思います。