真空管事情

めっきり秋が深まり、朝晩は冷え込みがきつくなりましたが、皆さんお元気にお過ごしでしょうか?

こんにちは、オジサンです。

庭の木々も徐々に秋色に染まって、早咲きの山茶花の花が今年は多いに咲いてくれています。

昨年もこの時期に咲いていましたが、昨年はそれ程多くの花を付けていたわけでは無く、ポチポチ咲いている印象でした。それが今年はどの枝も花芽が沢山付いていて、これからが楽しみです。金木犀の花も今年は盛りで、良い香りを振りまいています。

真空管事情

さて先日オジサンが使っているパワーアンプの整流管がイカレテしまい、アンプの電源が入らなくなってしまいました。

アンプに使われている部品は交流ではなく直流で動くため、家庭用電源である交流から直流を得るために使われる真空管です。恐らくほぼ全ての真空管アンプに使われていると思います(確かでは有りませんが・・・)

アンプ自体は2007年製ですから、既に15年経過しています。整流管はこれまで3回ほどイカレテ交換してきました。整流管は結構負荷が掛かるためお釈迦になりやすいのです。パワー管等はヒューズ等の保護回路の後に有るのでそれほど大きな負荷が掛かることは無いのですが・・・。

オジサンの使っているアンプに使用されているのは「5AR4」と言う比較的一般的な真空管です。

タングソル製(ロシア製)のモノを長年使っています。これで2本目ですからタングソルだけで10年位は使っています。

アンプオリジナルは中国製の真空管が付いていたのですが、どうも中国製に抵抗が有り(ロシア製も同じようなモノだが・・)購入後直ぐに中国製以外のモノに換えていました。

このタングソルは約4年程持ってくれましたので、まぁ「お役御免」と言ったところでしょうか。

早速ネットで5AR4を検索して驚きです。以前は3~4千円程度で販売されていたモノが、安くて5千円程に価格が上がっています。3千円台のモノも有ったのでショップの方に問い合わせてみると「在庫ゼロ」「入荷見通しなし」等の返事が返って来ました。

事情を問い合わせてみると「ロシア製」の真空管ウクライナ侵攻以降入手が難しくなっているとの事でした。現行真空管はロシアと中国が主な生産国で、アメリカやヨーロッパでは殆ど(全く)生産されていないのが実情です。また円安の影響もあるようなのですが、これはどうやら便乗値上げのような気がします。

戦争の影響がこんな処にも出ているですねぇ。昨今の食料品、エネルギー価格、その他石油製品等々の値上がりにヘキヘキしています。