本格的な寒さで、外に出るのも億劫になってしまった正月でしたが、皆さん思い通りの正月休みを満喫できたでしょうか?
こんにちは、オジサンです。
世の中は今日から再始動と言うところも多いと思いますが、まだまだ「今週一杯は休みだぜぇ」と言う方も沢山いらっしゃると思います。年末も年始も関係なく、お仕事をされている宅配便やスーパーの方々、ご苦労様です。オジサンは昨日からテニスの練習を再開し、昨日はメンバーの連中も元気に顔を揃えてくれてホッと一安心しました。
正月やお盆の休み等はどこへ行っても混んでいるので、オジサン的には「どこへもいきたくな~い」と言うのが本音です。ですから、テニスの練習の無い日は一日部屋にこもってレコード聴いているかオーディオをいじっているかです。写真を撮りに行きたいと思っても、道路が激混みで行く気になれましぇん。寒いし~!
オーディオをいじってみた
この正月休み、オジサンは久しぶりにオーディオの大改造をしました。と言っても機会そのものを買える様なお金は持ち合わせていませんので、ケーブルや一部の真空管だけですが・・・。年末にオーダーしていた部品が届きましたので、年末はその部品の取り替えと装置の大掃除で終わってしまった感が有ります。
交換した部品は・・・
Viablueのケーブル・・・プリ・パワーアンプ間に入れました(自作)
ウエスタンのケーブル・・・フォノイコ・プリ間に入れました(1950年代製・自作)
ベルデンのケーブル・・・スピーカーケーブルを換えました
やった事は以上です。
(SWITCH MUSICさんのHPより拝借しました)
これがベルデンのスピーカーケーブルです。細身でオジサン好みのケーブルですが、評判は良く、スタジオ等でも使用されているモノです。某吉祥寺のJazz喫茶店主によれば「ベルデンの音は田舎くさい」と言う事になるのですが、オジサン的にはその田舎くさい音が好きなのです。確かにベルデンの音は全体(スピーカーケーブル以外も)に少しこもった様な音がする事は確かですが、何と言っても安いし、使いやすいのでオジサンは結構前から色々使って来ました。最初に買ったのも8422と言う型番の同軸ケーブル(ライン用)でした。
(東芝5751(12AX7)真空管 アムトランスさんのHPより拝借)
それまで使用していたパワーアンプの初段真空管をTangsolのモノから東芝の5751真空管に交換してみました。Tangsolのモノに特に不満が有ったとか、調子が悪かったというものではないのですが、まぁ気分転換ですかねえ。
結果
結果的にどうだったか?と問われれば、大した差はない様な気もしますし、目標にしていた「分解能の向上」が有ったような気もします。
この中で一番変化を感じる事が出来たのはViablueのケーブルで、低域の量感が増したのと音がクッキリした感じが有ります。ただ、これが気のせいなのか、実際に何かが変わったのか、オジサンには科学的に証明する事はできませんが、聴感的には良い方向へ向かった気がします。暫くこのラインナップで聴いてみようと思います。
正月に聴いたレコード
・フィガロの結婚 Motzart作曲 ヴィットリオ・グイ指揮 英EMI盤
(写真はCDジャケットです 他の方のHPより拝借しました)
久し振りにフィガロの結婚全曲を通しで聴いてみました。オジサンが所有しているのは英EMI盤のアナログレコードですので、写真とは異なります。このレコードは駿河台下に有ったパパゲーノ(輸入レコード店)のご主人のKさんに勧められて買ったモノですが、オジサンはこれ以外のフィガロを所有した事が有りません。勿論知人宅で他の指揮者のモノも聴かせて頂いていますが、ベームも、カラヤンも、クレンペラーですらもグイを超える演奏とは思えなかったからです。
クラシックの楽曲(Jazzも同じ)は、指揮者、演奏家によって表情が変わります。また、レーベル(プロデューサー・録音技師等)によっても音質は微妙に変化します。従って、同一曲を何枚(何セット)か所有する事が多いのですが、このフィガロだけはこの1セットで済んでしまっています。
・グレン・グールドの演奏
これまた久しぶりにグールドのレコードを「これでもか!」と言う程聴きまくりました。
(写真はCDジャケット amazonより)
最初は「インベンションとシンフォニア」でした。オジサンはこの2声のインベンションが大好きです。オジサンが所有しているのは米CBSの盤で、ニューヨークのグリフォンレコード店で買った一枚です。仏CBS盤も所有していますが、音質的には圧倒的に米盤の方が良いですねぇ。
このレコード、グールド本人に言わせると「大失敗」の録音だったようです。確かに音的に「おもちゃのピアノ」を弾いている様なポコポコした音で、他のグールドのレコードとは大分異なります。しかし、その演奏は白眉を極めるとオジサンは思っています。
グールドの演奏に付いては賛否両論ある様で、専門家の中でも意見が両極に分かれる様です。オジサンの従弟でピアニストだったYも、「この演奏はおかしい。でも聴いていて気持ちが良い」と言っていました。クラシック音楽の正統からは外れているが、音楽としては非常に高いレベルに有るとオジサンも思います。オジサンは従弟に、2声のインベンションを楽譜通りに弾いてもらった事が有ります。確かに楽譜通りに弾くと「なんじゃこりゃ」と思う程つまらない楽曲です。「練習曲」としての位置付けでこの曲を弾いてしまうと、聴くに値しない曲に成り下がってしまう様な気がしますが、グールドの手に掛かると、うっとりする程の楽曲に仕上がってしまいます。この辺りがグールドの真骨頂と言ったところでしょうか?
その後、Bachを何枚か聴きました。フランス組曲、イタリア協奏曲等々です。そして最後に聴いたのが名盤の誉れ高い「ブラームスの間奏曲集」です。
ブラームスの間奏曲集は、巷でも評判の高い演奏(レコード)ですがオジサンもこのレコードが好きです。これは既に「ブラームス作曲、グールド編曲」と言った感です(BachやMotzartも同じ)。
先ほども書きましたが、グールドの演奏は専門家になればなるほど評価が分れる様です。しかし、音楽の勉強、ましてピアノの演奏など全く分からない素人のオジサンにとって、それが正統であろうが異端であろうが、そんな事は全く関係が無いのです。聴いていて気持ちが良ければそれで良いのです。「楽譜に忠実ではない」と仰る専門家の方も多いようですが、楽譜なんて見た事も無いオジサンにとって、「そんなことは関係ねぇ」のです。
・その他
フィガロ、グールド以外にもこの正月は沢山のレコードを聴きまくりました。「魔笛」「弦楽四重奏」「バイオリンソナタ」「バイオリン協奏曲」「交響曲」等々です。何だか久しぶりに長い時間集中して音楽を聴いた気がします。楽しかった~!
2017紅白歌合戦
大晦日の夜、久しぶりに「NHK紅白歌合戦」を見ました。とは言っても前半は見ていませんでしたので、後半の北島さぶちゃん辺りからですが・・。
今年はユーミンとサザンが出ると言う事で楽しみにしていました。特にユーミンには思い入れが有って、生中継のユーミンが見られる機会など、そうそう有るモノでは無いと思います。
ユーミンが中継会場から歌合戦の会場に突然現れた時、会場は大パニックになっていましたねぇ。aikoは思い切り本気の涙を流していましたが、うかつにもオジサンもウルウルしてしまいました。やっぱりユーミンの楽曲は良いです!「小さい頃は神様がいて~」とユーミンが歌い始めた途端、昔の思い出がフラッシュバックして、思わずウルウルしてしまったのですが、決して色っぽい思い出では御座いませんです・・ハイ。
「平成最後の紅白」と銘打って、NHKも頑張りましたねぇ。チコちゃんは少し残念な気もしましたが・・・。
さてさて、今年も残すところあと360日程となってしまいましたが、今年も一年元気で、楽しく過ごし、年末には「今年一年、何も無くって良かったねぇ」と言って新元号最初の年を終わりたいと考えています。
皆様もお元気で、楽しく一年が終われるよう心よりお祈りしています。
今年も一年、宜しくお願い致します。