低音への思い(オジサン的)

初夏のような陽気になったかと思えば、翌日には大雪注意報が出るような不安定な天気になっていますが、皆さんお元気にお過ごしでしょうか?

こんにちは、オジサンです。

オジサンの住む地域は雪とは無縁の地方なので、雪の心配は無いのですが、こんなに不穏な天気が続くと、どうしても体調が優れなくなります。しかも花粉の季節が到来していますので、そちらの方でも体調維持が厳しくなります。オジサンはそれ程花粉症が酷いわけでは無いのですが、それでも目がかゆかったり、鼻が一時的に詰まったりして、時に音楽に集中出来ないときがあります。

オジサン的低音再生

オーディオにおける「低音」の定義がハッキリしませんので、どのように書いたら良いか分かりませんが、ここではチェロの低い音から下の音を「低音」として考えたいと思います。

皆様の中には既に素晴らしい「低音」を手に入れている方、今も「低音再生」に苦慮されている方など様々だと思います。

オーディオでの音楽再生には様々な要素が絡み合います。例えば「定位」「透明感」「空気感」等々です。その中に「低音再生」も含まれるとオジサンは考えています。

まぁ「空気感」だとか「透明感」などはオーディオを長年、情熱を持って取り組んで来た人が意識することで、好きな音楽を気に入った音で再生する為に最初に意識するのは音楽全体のバランスでは無いでしょうか?オーディオ誌やネット情報を読んでいると「フラット再生」がオーディオファンが目指す神域のように言われていますが、オジサン的には少し違うように感じます。決して「フラット再生」を目指し、それを手に入れる事が悪いとか、間違っていると言っている訳では無いので誤解しないで下さい。

低音の重要性

低音はどのような楽曲においても重要な音成分だとオジサンは思っています。例えばJazzでもクラシックでもPOPsでも、低音の少ない再生音は何となくチープな印象を受けてしまいます。勿論そのような楽器が含まれない楽曲もありますので、そのような楽曲は除いての話しですが・・・。

低音が量感豊かに再生させるとそこに安心感の様なモノが生まれる気がします。余談ですが、飛行機事故などで「緊急を知らせるアナウンスは女性CAよりも男性の方が乗客は落ち着く」と聞いた事が有ります。それは女性の高い声より、男性の低い声の方が聞いている人に安心感を与えると言う事らしいです。勿論男性の声はオーディオ的「低音」とは言えないでしょうが・・・。

写真と記事は関係ありません

多少低音寄りの方が・・・

人は何のために音楽を聴くか・・・コレは難しい問題です。人それぞれ音楽を聴く目的は異なっていると思います。BGM的に流す人、ジックリ腰を落ち着けて聴く人、車の中で聴く人など様々です。

どんな時でもそうですが、オジサン的には多少低音寄りの再生音の方が聴いていて安心感が有ると思います。

低音には聴いている人を包み込む様な効果が有るように思いませんか?ある調査によると、聴いていて一番安心するのはチェロの音色だと何かで読んだ記憶が有ります。勿論刺激を求めて音楽を聴く時はその限りでは無いのでしょうが、やはり安心して、ゆったり音楽を楽しみたい時、チェロの音色は心に深く染み込んでくる気がします。

オジサン的低音の考え方

オジサンはオーディオをいじり、音楽を本格的に聴き始めて既に40年以上の月日が流れてしまいました。そんなオジサンがオーディオの調整をしたり、何かを変えたときに確認をするのは常に「弦楽四重奏」でした。

オジサンはクラシック音楽の要素の多くが弦楽四重奏に含まれていると勝手に思い込んでいます。ヴァイオリン2本、ヴィオラ、チェロで構成された弦楽四重奏はオーディオの調整、確認をするのにもってこいの楽曲だと思います。ただし、コレはオジサン個人の考えなので「そんなこたぁねぇよ!」と仰る方も多いと思います。まぁそれは人それぞれ好きも異なるし、目指す再生音も違うのでもっともな事だと思います。

弦楽四重奏を再生するとき、一番注目(注聴)するのがチェロの音です。全体を包み込む様に鳴るようならOKですが、時にはチェロの音が痩せて聴こえ、そんな時は楽曲自体が非常につまらないモノになってしまいます。

ピアノ再生に付いても同じ事で、左手の音が全体を包み込む様に鳴ってくれると非常に気持ちよく聴くことが出来ます。

低音再生は難しい?

オーディオ的な話しですが、低音再生は非常に難しいと言われています。

確かに一言に「低音」と言ってもその音質は様々です。Jazzファンの方なら「ブンブン唸るようなベース」が好きな方も多いと思いますし、クラシックファンなら「優しく包み込む様な」コントラバスやチェロの音を好む方も多いのでは無いでしょうか?

低音再生の方法については様々な方のHPに詳しく書かれていますのでオジサンは割愛しますが、やはりカット&トライでやってみなければ分からない事だと思います。

低音も出し過ぎると「ブーミーな音」になってしまい、再生音全体が籠もった様な感じになってしまいますし、量感が足りないとピアノなどオモチャのピアノの様になってしまいます。

従って、どれほどの量でどれほどの広がりをもって低音を再生するかが低音再生の鍵になると思います。オーディオ全盛の1970~80年代は大口径のスピーカーを大きな箱に入れて低音再生を目指す製品が多かったと思いますが、最近では小型でも十分な低音再生が出来る製品が出てきています。

しかしどの様な製品を選んだとしても、使う部屋によって再生される低音は異なりますので、やはりそこはリスナー(使う側)の努力と情熱、更には感性が必要となるのは必定です。

オジサンも長年様々な方の再生音を聴かせて頂いてきましたが、本当に気持ちの良い澄んだ低音を再生している方は5本の指で足りる程しか居ませんでした(生意気なようですが・・・)皆それぞれに努力をし、情熱を傾けて再生音に取り組んでいると思いますが、それ程「低音再生」は難しいのです。

最後に・・・

低音の量感、締まりなどは音楽再生において非常に重要な要素ですが、最後はやはり全体のバランスだと思います。オーディオの再生音には幾つかの目指すべきバランス指標が有るようです。一つは先ほども書いた「フラットな再生音」そしてもう一つは「ピラミッド型再生音」と言われるものです。

オジサンの個人的な好みから言えば「ピラミッド型」の方が安心して聴けるので、そんな再生音を目指しています。オジサンが終始言っている「芯と響きのバランスした音」とは若干違うように思われる方も居ると思いますが、この二つは全く別のモノと思って下さい。

さて長々と書いてきました、結局オジサンも低音再生に付いての答えはいまだに見付けていません。無責任の様ですが、コレが現実です。

ある楽曲を聴けば「いいなぁ」と思うし、又違う楽曲を聴けば「えぇ、違うじゃん」と思う日々です。「迷い」も楽しいのですが、一日も早く安心して音楽を楽しめる様になりたいと日々思っています。

あと何日スピーカーの前で頭を垂れていられるか分からないので・・・。

今日の一枚・・・#31 ヘンデル 水上の音楽

昨日は初夏の陽気を思わせるような一日だったのに、今日は一転真冬に逆戻りしたように冷たい雨の一日でしたが、皆さんお元気にお過ごしでしょうか?

こんばんは、オジサンです。

今日は珍しく夜になって更新しています。今日は一日中寒い雨で、夕方のテニススクールも14:00頃には早々中止が決まり、その後先日買ったSX-WD11の調整をしていました。その話しは最後に書きます。

G・F・ヘンデル作曲 水上の音楽

A・ヴェンチンガー(指)バーゼル・スコラ・カントールム合奏団

昨日のような「夏を思わせる陽気」になるとやはり水辺が恋しくなるのはオジサンだけでは無いと思います。そこで今日はヘンデル作曲の「水上の音楽」を取り上げてみたいと思います。

ヘンデルと言えば「メサイア」と「マカベウスのユダ」が有名どころですねぇ。「メサイア」には有名な「ハレルヤコーラス」が入っていますし、「マカベウスのユダ」にはスポーツの表彰式のBGMとして使われる事の多い「見よ、勇者は帰る」が含まれています。「水上の音楽」はそれに次ぐヘンデルの中では知られた曲だと思います。

楽曲の由来などに付いては他の方のHPに詳しく出ていますので、そちらを参考にして下さい。

さて「水上の音楽」は結構有名な楽曲ですから、古くから多くの演奏家が録音を残しています。国内で人気が有るのは、ピノック、ホグウッド辺りでしょうか?確かにピノックや、ホグウッドは素晴らしい演奏家ですし、音質的にも文句の付けようが無いと思います。

オジサン的にはピノック、ホグウッドより若干温和しめの演奏のヴェンチンガーが好みです。

アルフィーフ盤ですから、DGGの流れを汲むレコードですが、この盤はオジサンの家の装置でも結構良い音質で鳴ってくれます。

何と言っても王様の娯楽音楽ですから、聴いていて楽しい演奏が一番だと思います。

これから桜のシーズンがやってきますが、隅田川辺りで屋形船に乗って聴いたらまた格別の趣が有るかも知れません(桜に合わねぇかな?)

非常に楽しい音楽ですから、もし聴いたことが無い方、是非一度お試し下さい。ただし例え楽しくなくてもノークレームでお願いします。

SX-WD11の調整

さて先日河津の帰りに衝動買いしてしまったSX-WD11ですが、とりあえず御影石上に置き、LANケーブルを繋ぎ、サウンドフォートのデジタルアンプで鳴らしてみました。

これだけでも結構まともな音がするのですが、やはり口径が小さいせいか、低域の量感と音場の広がりに欠けると感じました。まぁこのサイズですから、この点はしょうが無いと諦めるのも良いのですが、やはりオーディオを長年いじってきたオジサンの性でしょうか「もう少し何とかならねぇか」と言う考えが頭をもたげ、御影石とスピーカーの間に何かを挟む事を考えました。

スピーカーの下にインシュレーターを入れると音質が改善することはオーディオをいじった経験のある方なら「常識」なのですが、何を挟むかが問題なのです。

一般的には先の尖った専用のインシュレーターを用いるのでしょうが、余りにも値段が高すぎる(安物も有るが加工精度が不安)

そこで近くのホームセンターに出掛け小さな木のブロックを見付けて来ました。

写真の真ん中で3本立っているのがそのブロックです。1cm角で長さは2cmほどで、両端の赤っぽいのと黒っぽいのが各5本、真ん中の白っぽいのが10本、合計20本が入って350円(税抜き)でした。コレなら失敗(良くなくても)してもそれ程ダメージは少ないと思い買って来ました。

それを今日の午後スピーカーの下に3点支持で入れてみました。結果は「非常に良い」です。

こんな感じで、3種類の木片を使いました。ほんの少し上がっただけですが、音場が広がり、まるで両サイドのヴァイタが鳴っているような広がりです。

ネット通販辺りで売られている金属製のモノをオジサンは使った事が有りませんが、何となく音が硬くなるようなイメージが付き纏います。木製のモノも売られていますが「オーディオ用」と名の付くだけで非常に高価になり、もし良い結果が得られなかった時の事を思うと貧乏人のオジサンには手が出ません。高価なモノにはそれなりに良さが有るのでしょうが・・・。

SX-WD11・・・音質的な期待は余りしていませんでしたが、良い意味で期待を裏切られた感じがします。勿論鳴らない楽曲も有るでしょうが、それはこのサイズですから致し方なしでしょう。

無伴奏チェロなどは朗々と鳴ってくれて、十分音楽を楽しむことが出来ます。

河津・・ⅡウッドコーンスピーカーSX-WD11

昨日、今日とこの時期とは思えないほどの高い気温が続いていますが、皆さんお元気にお過ごしでしょうか?

おはようございます、オジサンです。

本当に「朝が辛い」と思う日が少ない今年の冬ですが、オジサンの住む地域では昨日が19℃、今日は20℃の最高気温予報が出ています。こんな陽気の事をオジサンが生まれた地域の漁師は「バカ陽気」と言っていたことを思い出します。

桜は寒い冬を経験しないと綺麗に咲かないと聞いた事が有ります。今年の桜はどうなんでしょう?まだ蕾も硬いようですが、綺麗に咲いてくれる事を願います。

ビクター SX-WD11

2月9日に河津へ行った事は昨日の更新でお知らせ致しましたが、実は帰り道に寄ったリサイクルショップで20年振りにスピーカー(以下SP)を買ってしまいました。ほぼ衝動買いに近かったのですが、以前から「KENWOODは部屋に合わねぇなぁ」なんて勝手な事を考えており「なんか色気の有るSPはねぇか」と探していた事は確かなのですが・・。

ネット検索しても思うようなSPは無く、外観が良さそうでも「音は駄目だろうなぁ」とか「えぇ、これでこの値段!」と思うようなモノばかりでした。KENWOODのSPは音質的には結構良い線行っていたのですが、何分色がオジサンの気に入らない感じでした。(勝手な事言うんじゃねぇよ)

そこで更に小型で音質的に「まともな音がしそう」なSPを探していたのです。とは言っても所詮セカンドシステムでFMを聞いたり、YouTube辺りをちょこっと聞くだけですから、音質より外観的雰囲気が優先なのですが・・・。

通りすがりのリサイクルショップで見付けたのが・・・

超小型単発のSP、SX-WD11です。ビクター(KENWOOD)製のウッドコーンスピーカーなのです。

SX-WD11について詳しく知りたい方はHP辺りを探って頂ければ結構多くの情報が出てきますので、そちらを参考にして下さい。

SX-WD11は一時話題になった「ウッドコーン」を使ったSPです。多くのSPは紙のコーン紙を使用していますが、より楽器に近い音を目指して開発されたのがこのウッドコーンです。別にウッドコーンが特別な音を出すとは思えませんが「まぁちょっと変わったモノを持つのもいいかなぁ」くらいの気持ちで衝動買い(ほぼ)してしまったのです。

価格は8000円(税抜き)で、販売当時17000円(税抜き)だった事を思えばまぁ妥当な価格だと思います。モノも綺麗でしたし・・・。

さてオジサンがSPを買うのは実に20年振り位になります。メインシステムのヴァイタは既に30年を超えていますが、セカンドシステムとしてKENWOODを買ったのがおよそ20年前で、やはりリサイクルショップで中古を1000円位で手に入れたと記憶しています。

どうせFMやらCDP或いはYouTube辺りの音源を寝惚けながら聞くだけですから、音質はどうでも良いのです。

AVACさんのHPより拝借しました

セッティング

昨日SX-WD11をセッティングして音を出してみました。最初はKENWOODが置いてあったベース(木製自作)に置いて鳴らしてみたのですが、どうにも締まりの無い音で、いくらFMやCDP或いはYouTube辺りしか鳴らさないと言っても聴いていられない感じでした。

そこで以前メインSPの下に敷いていた御影石を庭から拾ってきてセッティングしました(上の写真)この御影石は以前住んでいた町の石屋さんで1コ100円位で買った端物です。オジサンが死んだらこれを墓標にして欲しいと奥さんに言ってあります。余談ですがオジサンが死んだら今使っているヴァイタの箱を棺桶にして焼いてくれるよう頼んでもいます。

SPケーブル・・・これは考えましたねぇ。KENWOODには普通の電線を使って居たのですが、この際少しまともなモノを使おうと思い立ち、道具箱の中からBelden、ウエスタン、LANケーブル(Cat6)を取り出して悩むこと5分、メインと同じLANケーブルに決定しました。

先端が大分錆びていたので新しく芯線をを出し、無半田のコネクターを取り付けて完成です。早速音を出してみましたが・・・。

おっと!!

聴いたのはFMの「午後のひととき」と言う番組の聞き逃し配信でした。演歌っぽい歌を流していましたが、その中のフランク永井さんの「おまえに」が流れた途端、後ろにひっくり返りそうになったのです。

下敷きの御影石が効いたのか、それともSPケーブルが効いたのか、オジサンには計りかねますが、兎に角深みの有る音で鳴りだしたのです。

その後、高倉健さん、五木ひろしさん等を聴きましたが結構まともな音がします。これには驚きました。

これで十分

勿論メインのヴァイタとは比べようも有りません(比べるな!)が、FMやCDP音源を聴く限りこれで十分だとオジサンは感じました。

今は御影石の上にポンと置いてあるだけですが、スパイクを履かせればもう少し音が整理されるような気もします。(高いので買いたくないが)

SPユニットが沢山付いたSPを使用されている方も多いと思います。勿論複数ウエイのSPを否定する積もりは毛頭有りませんが、やはり単発SPはまとまりが良いと思います。

今は・・・

今はこんな感じでサウンドフォートのデジタルアンプで鳴らしています(このデジタルアンプも中古で3000円位で買った)余り手をかけるつもりは有りません。恐らくこのままのポジションで鳴らすと思いますが、もし何か手を加えるようならお知らします。

ピアノは鳴りませ~ん!

 

河津

日々春が近付いていることを実感出来るような気温の日が続いています。三寒四温には少し早いような気がしますが、この所の暖かさは三寒四温を飛び越して春の陽気のような気がします。

こんにちは、オジサンです。

さて、昨日の情報番組で河津桜が見頃になったと言っていましたが、オジサンは先週金曜日(2/9)に一足早く河津に行って来ました。

咲いている程度は木によって様々ですが、全体を通して言えば3~4分咲きと言ったところでした。写真は桜祭り会場と川を挟んだ対岸のガソリンスタンド前の桜です。この木は毎年開花が早く、木も大きいので目を引く存在です。

まぁ桜の話題は他の方のHPにも沢山書かれているし、ニュースなどでも取り上げられていますので、オジサンはここまでにして、今日は周辺のお店を少しだけ紹介したいと思います。

ここ何年か奥さんと連れ立って河津に行っていますが、その河津行きの主たる目的の一つが「さきイカ」の購入です。奥さんはオジサンより遙かに早くからこの時期河津に行ってましたが、そこで売っている「さきイカ」にぞっこんで「他では絶対に買えない味」とまで言います。

これがそのお店ですが、店名も分かりませんがもう長年同じ場所で店を開いてるとのことです。色々な物を扱っていますが、オジサンと奥さんの共通した「推し」は「さきイカ」と「焼きアジ」です。どちらも噛めば噛むほど味が出て、酒を飲まないオジサンでも「美味い」」と感じます。

次が桜祭り会場と川を挟んだ対岸にある「和工房おらんく」。小さな店で注意深く見ていないと見落としてしまいそうな店ですが、店内は色々な和装具が置いてあり、オジサン達も初めて入りました。お店のご主人はちょっとエキゾチックな顔立ちをした女性の方で、男物は殆ど有りませんが、刺し子などの一品が多数置いてあります。

価格はまちまちでした。高い物は4万円以上する刺し子のシャツ等も有りましたが、奥さんは1500円の前掛けを選んで買いました。すると・・・お茶と饅頭を振る舞ってくれ、しかも買い物袋を無料でプレゼントしてくれました。しかも奥さんとオジサンに別々にです。

これがオジサンが選んだ買い物袋です。近所の婆さん手作りとのことで、早速買ったさきイカ等を入れて使わせて頂きました。

和工房おらんくを後に「お茶でも」と言う事になり、少し歩いた所に有る臨済宗長建寺派鳳儀山栖足寺(別名:かっぱ寺)と言う、日本昔話(TV番組)にも出てきたお寺の直ぐ横に有る「Cafe & Records Delmonico's」で珈琲を飲みました。

このお店、初めて入ったのですが、アナログレコードが沢山置いてありました。「今日は主人が居ないのでかけられない」と奥さんらしき人が言っていました。

店の正面はこんな感じ、店内は8人程が座れるスペースが有りました。

店内はこんな感じで、色々なジャンルのレコードが有るとのことです。反対側の壁には大滝詠一ロンバケ等も置かれていました。

今回は桜祭り会場を飛び出し、川を渡ってブラブラしてみましたが、新しい発見などもあり楽しかったです。行き帰りの道路も空いており、快適なドライブが出来ました。来年も又元気で車が走らせられるようなら行ってみたいと思います。

昼飯・・・お好み焼き&やきそば

数日前は春を思わせる陽気だったのに、今日は雨で寒空に戻ってしまいました。昨日は節分、今日は立春と日々春に近付いていますが、皆さんお元気にお過ごしでしょうか?

こんにちは、オジサンです。

今日は昨夜から降り続いた雨が朝方まで残り、テニススクールはお休みとなりました。そうなると籠もってレコードでも・・・と思うのですが、今日は前々から行ってみたかった近隣S市のお好み焼き屋さんに行って昼飯を食して来ました。超有名店と言うほどでは無いのかも知れません(オジサンが知らないだけかも)が・・・。

お店の名前は「さくらい」と言います。オジサン家から車で30分ほど走ったところで、JRの駅から15分ほど歩いた先に有ります。

今日到着した時間が12時少し過ぎた頃で、店の前には3組ほどの待ちが居ましたが、タイミングが良かったのか10分ほどの待ちで入れました。

注文したのは「さくらいミックスお好み焼き」と「4種ミックスやきそば」それに持ち帰りとして「豚玉お好み焼き」です。

上の写真は4種ミックスやきそばで、烏賊、海老等が入っていました。

麺は太めで非常に食べ応えの有る食感で、ソースが特性のようで焦げたソースの匂いがたまらなかったです。奥さんと二人でアッという間に完食しました。

続いて出てきたのが「さくらいミックスお好み焼き」です。

食べやすいように4等分されています。これもソースは特製のようで、マヨネーズも自家製のような気がしました。非常に美味いお好み焼きでした。これもアッという間に腹の中に収まりました。

オジサンは余りお好み焼き屋に入った事は有りませんでした(広島と大阪に出張した時は食べた)小学生の頃、近所の駄菓子屋で食べた記憶は有りますが、その当時は「食する」と言うよりは空腹を満たす為だけに食べていた気がします。

やきそばはオジサンの得意料理で、およそ10種類のやきそばレパートリーが有りますが「さくらい」のやきそばを食べて、オジサンが作るやきそばは「邪道」で有ることを痛感しました。

 

今日の一枚・・・#30 バッハ無伴奏ヴァイオリン スーク(Vn)

能登地震から早くも1ヶ月が過ぎ、梅の花も花盛りを迎えていますが、皆さんお元気にお過ごしでしょうか?

こんにちは、オジサンです。

昨年末の長期予報通り、今年の冬は暖冬のようで、オジサンの住む地域は朝晩の冷え込みもそれ程では無く、気楽に過ごしています。震災の有った能登地方も映像で見る限り雪も例年より少ないようで少しだけ安心しています。

先日金沢にご実家の有るテニス仲間と連絡を取りましたが、幸い皆さん無事だったようで一安心です。昨年暮れに御尊父様をお見送りになり、そのまま正月は金沢で過ごしていたようですが、かなりの揺れにも関わらず建物も人的被害も無かったようです。

バッハ 

無伴奏ヴァイオリンソナタ&パルティータ(全曲)

さて今日は2024年最初の「今日の一枚」と、丁度30回目の節目(何の節目だか!)なので、いよいよバッハ作曲の無伴奏に手を着けたいと思います。

バッハの無伴奏(ヴァイオリン&チェロ)と言えば、クラシックを聴く方の登竜門的存在だとオジサンは思っています。オジサンもクラシック音楽を聴き始めた20代半ばの頃、やはりバッハの無伴奏は苦手でした。何と言っても難解(終生理解できないでしょうが)ですし、華やかさが無い・・・。

しかし多くの諸先輩方に言わせれば「無伴奏無くして音楽無し」とまで言わせるバッハの無伴奏ですから、やはり見栄を張ってでも「1セット位は持たなきゃ」と思い、諸先輩が勧めるシゲティ盤を買いました。そして聴いてみてやはり「だめだぁ!」とも思ったのです。

その後何年もレコード棚の中でシゲティ無伴奏は眠ることに成ったのですが、オーディオをいじり始めて何年位経った時でしょうか、恐らくそこそこ鳴り始めた頃に再び聴いてすっかりその楽曲の虜になったのです。それでもやはりシゲティの演奏は重すぎる・・・。そこで手に入れたのがスークが演奏する無伴奏ヴァイオリンでした。

既にジャケットはボロボロですが、レコード自体はまだまだ綺麗です。このレコードは例のバッハ通のF君に勧められて買ったモノです。英EMI盤です。

日本ではシゲティシェリングミルシュテイン(後録)辺りが人気でしょうか?スークを愛聴しているという方には余り出会った事が有りませんが、非常に素晴らしい演奏だと思います。

オジサン的にはスークは余り好きな演奏家ではありませんので、スークの盤は恐らくこれだけだと思います(レコード棚を探れば有るかも)スークの音質は非常に硬質というイメージが有ります。恐らく最初にどこかで聴いた演奏でそう思ってしまったのだと思いますが・・。

写真がボケで済みません

バッハの無伴奏(ヴァイオリンもチェロも)は本当にオーディオの音がまともに鳴らないと聴いていられない代物だとオジサンは勝手に思っています。特にシゲティやカザルス辺りの演奏は鳴らない装置で聴くと音がキツくて聴いていられないのです。余談ですが、カザルス(Vc)の無伴奏は約30年前に家を出たきり帰って来ません。いまだに不在のままです。

オジサンはスーク以外にミルシュテイン(前録・EMI)、イダ・ヘンデルシゲティ、ズスケ、シュレーダー、塩川悠子(CD)、ハーン(CD)で聴いていますが、演奏的には塩川さん(ピアニストのシフの奥さん)のモノが一番好きです。

オジサンは最近、朝起きると最初に聴くのがこの無伴奏ヴァイオリンかゴールドベルク変奏曲と決まっています。特に理由は有りませんが、非常に静かで朝一番の耳には心地良いのです。

最初に書いた通り、バッハの無伴奏クラシック音楽を聴く時の登竜門のような存在ですし、オーディオが上手く鳴らないと聴いていられない代物だと思いますが、やはり何時かは聴いて頂きたい楽曲でも有ります。是非肩肘を張らず、気楽な気持ちで聴いてみて下さい。優しい音が好きな方は塩川さんかズスケのモノをお勧めしますが、スークも非常に良いです。バッハの心根が聞えて来るような気がします(大袈裟かな)

MONO録をもっと・・・

今日辺りから今季最強の寒波が日本列島を襲うという予報が出て、被災地は勿論、全国で雪に対する警戒が強まっていますが、皆さんお元気にお過ごしでしょうか?

こんにちは、オジサンです。

オジサンの住む地域でも今朝は0℃近くまで気温が下がり、起きてストーブを付けたら7℃の表示でした。この冬一番の寒さです。まぁオジサンが住む地域など、雪国の方に比べたら常夏のハワイみたいなモノで「その程度で何言ってんだ!」とお叱りを受けそうですが、それでも今朝は寒かったです。

MONO録

さて皆さんはMONO録(モノラル録音)に馴染みがあるでしょうか?若い方は「なにそれ」と言うかも知れませんが、1960年代にSTEREO録音が始まるまでは全てがMONO録だったのです。今でもAM放送はMONOが主流ですし、1970年代(?)に流行ったラジカセもMONO(単一スピーカー)のモノが結構有りました。(ダジャレかよ!)

オジサンが初めてレコード再生をしたのが中学1年の頃で、親に買って貰った簡易ステレオで聴いたのが最初でした。その頃は既にSTEREOになっていて、左右2つのスピーカーから別の音が出るというモノでした。

本格的にオーディオをいじり始めたのが1970年代後半で、2つのスピーカーで音楽再生をするのが当たり前の時代でした。左右のスピーカーから別々の音が出て、リスニングポジションで丁度良くミックスさせてSTEREO感を得るのが難しかった事を思い出します。スピーカーのセッティングがまずいと音が左右に散ってしまい、オーディオ的に言うと「中抜け」の状態になってしまうのです。

クラシック音楽を本格的に聴き始めたのもこの頃で、新譜は全てSTEREO録音の時代でした。しかし、名演奏を求めて行くと、自然とMONO録に行き当たり、数多くのMONO録レコードを買い求める結果となったのです。

MONO録の素晴らしさ

ウィキペディアによると「MONO録(再生)はSTEREO録音に比べ立体感が得にくい」とされていますが、決してそのような事は無いとオジサンは反論したいと思います。

確かにSTEREO録音に慣れた耳には、MONO録は音域が狭く、透明感に欠けるように聴こえるかも知れません。確かに音域的には狭いかも知れませんが、音楽の素晴らしさは音域だけで決まるモノでは無く、様々な要素がそこには絡んで来ます。

では「MONO録全てが素晴らしいか?」と問われれば、確かに聴くに堪えないような劣悪な音質しか得られないようなモノも有ります。しかしそれはSTEREO録音でも同じ事で、ある程度の割合で、そのようなレコードは存在するのでは無いでしょうか?

クラシック音楽でもJazzでもそうですが、「名盤」「名演」と言われるモノは結構MONO録に多く、深く聴き込んで行けば行くほどMONO録レコードに行き当たるような気がします。それは、その時代に名演奏が多かった(過去の遺物か)事が原因だと思います。

MONO録・名演をもっと聴こう!

「STEREO録音じゃないから」と言う理由でMONO録の名演を拒絶していたら、それは非常にもったいない事だと思います。

今CDや配信の時代となり、MONO録名演は姿を消そうとしています。CDのカタログを見ても、それ程多くのMONO録名演は販売されていませんので、なかなか聴く機会は無いかも知れませんが、もし見付けたら一度手に取って、聴いてみて下さい。

以下にオジサンが所有しているMONO録名演のほんの一部を紹介します。

これはトマス・ビーチャムが指揮したモーツァルト作曲の「後宮からの誘拐」です。ビーチャムのオペラはこれ以外「魔笛」を持っていますが、どちらも素晴らしい名演だとオジサンは思っています。「MONO録は音が濃い」と言われる代表選手の様な気がします。

グリュミオーがパウムガルトナー(指)と組んだモーツァルト作曲のヴァイオリン協奏曲です。グリュミオーはこの後デイビスと組んで再び録音していますが、オジサン的には圧倒的にこの盤の演奏をお勧めしたいと思います。モーツァルト19歳の時の傑作が生き生きと再現されます。

エリカ・モリーニ(Vn)の小品集です。これはウエストミンスター再発盤です。ウエストミンスター盤全盛の頃、オジサンはまだ洟垂れ小僧で、日夜悪戯を仕掛けては周りの大人を困らせていました。従って、ウエストミンスターのオリジナル盤は数枚しか持っていません。再発の日本盤とは言え、素晴らしい音質と名演が楽しめます。

ウエストミンスターモリーニの他にバリリSQ、ウイーン・コンチェルトハウスSQ等の名演奏も残していますので、是非聴いてみて頂きたいと思います。

PS:名チェリストアントニオ・ヤニグロの演奏もウエストミンスターで聴くことが出来ます。絶対にお勧めです。

シュワルスコップのモーツァルトアリア集です。これはコロンビアのオリジナル盤ですが、オジサンはパテ(仏)再発盤も持っていて聴き比べていますが、圧倒的にこのオリジナル盤の方が良いと思います(両方ともMONOです)

「シュワルスコップも前にシュワルスコップなし、シュワルスコップの後にシュワルスコップ無し」と言われるほどの歌手でした。

パテも多くのMONO録盤をリファレンスシリーズとして再発していました。オジサンも多くを買いましたが、どれも素晴らしい出来で、FRANÇOISE・ETIENNEがクラリネットを吹いたモーツァルト作曲のクラリネット五重奏と協奏曲はずしりと心に響きます。

さて長々と書いてきました。再度言いますが「MONO録だから聴かない」と言うのは本当にもったいないと思います。機会が有ったら是非、MONO録にも挑戦してみて下さい。きっと新しい発見が有ると思います。