接点クリーニング

やっと春らしい日が続くようになり、桜の便りも例年いなく早く各地から届くようになりましたが、皆さんお元気にお過ごしでしょうか?

こんばんは、オジサンです。

WBCの盛り上がりもすごく、高校野球も始まりました。WBC、明日はいよいよ決勝進出を掛けた大一番、準決勝が有ります。大谷選手、ダリビッシュ選手、ヌートバー選手の活躍は勿論ですが、40年以上のヤクルトファンのオジサンとしては、村上選手の復活がなにより嬉しく思います。予選でいまいちだった分、準決勝、決勝と活躍してチームを世界一にして頂きたいと心から願っています・

がんばれ!日本!

接点クリーニング

さて今日はオーディオのハード面の話しです。とは言っても、貧乏人のオジサンが部品を換えられる訳も無いので、部品の実力を最大限に引き出す話です。

以前にも書きましたが、オーディオにはどんな場合でも、必ず接点が存在します。プレイヤー、アンプなど別々に揃えた場合、接点はそれなりの数になります。ちょっと数えただけでも10か所以上、それが左右で倍になりますので、20か所以上は有ると思います。特にアナログレコード(以下 レコード)の場合はそれなりの数になります。

例えばカートリッジとシェルを結ぶリード線(カートリッジ側とシェル側)だけで2×4で8か所、シェルとアームの接点が4か所、アームケーブルの接点が5か所、アームケーブルとトランスの接点が2ヶ所、トランスからフォノイコの接点が4か所・・・これだけで既に20か所を超えた接点が有ります。更にプリアンプ、パワーアンプ、スピーカーとなればその数は相当な数になります。

多くの方がブログ、HP等で接点クリーニングの重要性を語っていますが、本当に接点をクリーニングする事で音質の向上が望めるのでしょうか???懐疑的に思っている貴方、効果を確かめるためにも一度クリーニングをしてみて下さい。

接点が汚れていると音質にどのような影響が出るか・・・実際はそれ程劇的に変わるモノでは有りませんが、何となく高域の分離が悪くなったり、空気感が出なくなったりします。

接点の劣化の原因のほとんどは空気接触による酸化と埃の付着です。埃の付着に付いては、繋いでいる部分に付いてはそれ程心配いりませんが、酸化の方は如何ともしがたい部分が有ります。その酸化を出来る限り防ぐため金メッキを施したピンプラグなどが使われるのです。

これはオジサンが16年使っているラインプリの後ろ側です。このように入力側と出力側にRCAプラグが使われています。最近はキャノン型を使用したアンプも有るようですが、一般的にはこのようなRCA型が多いと思います。

RCA型は、内側に+、外側に-が配置されていて、オスのプラグを差し込むと接続できるようになっています。この接点が汚れると音質的に前述のような影響が出ます。しかしその影響は徐々に、本当に長い間を掛けて進行しますので、なかなか気付き難いのです。

オジサンは大体1年に一度全ての接点クリーニングをします。これまでは無水アルコールを使って、綿棒などでゴシゴシやっていましたが、普通の綿棒では奥の方まで入らなかったり、綿棒の綿部分が内部に残ってしまったりしました。

そこで初めて専用のクリーニング液と細い綿棒を買って試してみました。

左側が専用の液、右側がごくぼそ綿棒です。どちらもamazonで購入しました。

この綿棒は赤ちゃん用との事で、非常に細く、しかも先端の綿部分が崩れにくいのが特徴です。RCAプラグの内側(+)をゴシゴシやっても穂先が取れる事は有りませんでした。ゴシゴシやった後、穂先は結構黒くなり、汚れが取れた事を実感しました。やはりそれなりの専用液を使わないとダメなんでしょうかねぇ・・・。

約2日掛けてクリーニングした音は、非常に繊細で、特にバイオリンのユニゾン(合奏)が非常に美しくなりました。同時に何となくノイズも減ったように感じます。

皆さんも一度、クリーニングして自家の再生装置の音色を見直し(聴き直し)てみませんか?

今週末、松本の『クレモナ』を訪ねる予定です。その時の事はまた後日ブログに書きたいと思います。