テニスの話し・・・ストローク

何だか秋だと言うのにスッキリしない天気が続いていて、台風被災地では遅々として片付けが進まないとお嘆きの方も多いと思います。

こんばんは、オジサンです。

本来なら秋晴れが続き、運動会や秋祭りで各地が賑やかになる頃なのに、今年の秋は毎日曇りや雨でホント嫌になりますねぇ。実は今日、オジサンの生まれ日だったのですが、特に変わった事も無く、夕飯時に家族で小さなケーキを食べて終わりでした。

まぁこの歳になれば、「良く今年も生きていた」という思いの方が強くなり、余り感激なんてものも無くなりますねぇ。

さて今日は、たまにはテニスの話しでも書こうと思いますが、技術的な事を文章にするのは非常に厳しいのです。オーディオの音を文章にするのと同じ位なので、非常に簡単な事になってしまいそうですが、頑張って書いてみたいと思います。

ストローク

ストロークとは、一度バウンドした打球を打ち返す事の事で、テニスでは比較的多く使われるショットです。

ラケットを後ろから前に移動(スイング)しながらボールを捉えるのですが、これが結構簡単なようで難しい・・・。難しい理由の一つは「力が入りやすい」ためで、簡単に思えるだけに「強い打球」を打とうとしてしまい余計な力が入るのです。挙句、アウトやネットが多くなってしまいます。

ストロークを分解すると

一般的に相手が打球してから次に自分が打球するまでの時間は、およそ2~3秒程度です。強烈に速い打球を打つ人が相手なら、その時間は必然的に短くなります。

相手が打球してから次に自分が打球するまでにプレイヤーはどれくらい(いくつ位)の事を判断し、決めているかご存知でしょうか?

一般のプレイヤーで7~10個、プロなれば15個近くの事をこの2~3秒の間に判断し、行動していると言われています。それを栗菓子すわけですから、テニスって本当にタフなスポーツですね。まぁ、練習の積み重ねで敢えて考えなくても身体が自然に動くようになるので、本人はそれ程考えているとは思っていないと思いますが・・・。

さて、そんな短い時間に繰り返されるストロークですが、単純に打ち返すだけの作業はおおよそ5つの動きに分解する事が出来ます(ただし、走る事は除いてですが)。

「セットアップ(一般にテクバック)、フォワードスイング、インパクト、フォロースルー、構え」の5つです。まぁ「構え」を除けば4つと言う事になりますが、実はこの「構え」は次の打球の為に必要不可欠なモノですので、オジサンは敢えて5つとしています。

この動きの中で、どれが一番大切かと言えばそれはやはり「インパクト」ではないでしょうか?セットアップも、フォワードスイングもフォロースルーも、正しいインパクトを迎えるためのモノで、インパクトでラケット面がブレれば打球はしばしばおかしな方向へ飛んでしまう事になります。

では、インパクト以外はどうでも良いか・・・と言う事になるのですが、実はどれも良い(コントロールされた速く強い)打球を打つためにはやはり必要不可欠なのです。

初心者のミスの多くは構え遅れ

初心者の方のミスの原因の多くは、構え遅れだとオジサンは思っています。まぁ、判断ミスと言う事も出来るかも知れませんが・・・。

相手が打球して次に自分が打球するまでの時間は、先ほども書いた通りストロークの場合2~3秒です。その間にセットアップからフォロースルー(構え)までをやらなくてはいけないのですが、初心者の方はどうしても構えが遅れるので、ストロークに必要な5つ(4つ)の要素を完璧にやる事が出来ません。

構えが遅れる結果、その5つ(4つ)の要素をやる事(時間)が出来ないため、どこかを端折った打ち方になってしまい、打球は思わぬ方向に打ち出されてしまうのです。

よく、ミスをするとラケットを眺める人が居ますが「ラケットは悪くありません、ミスの原因はプレイヤー自身に有る」のです。ラケットはプレイヤーのやった事を忠実に具現化し、打球はその結果なのです。

「速く(早く)構えて、ゆっくり打つ」これこそがストロークを上達させる秘訣だとオジサンは思っています。

 

しばらくすれば天候も安定して「スポーツの秋」が来ると思います。テニス初心者の皆さん、ストロークは「早い(速い)構え」「早くて正確な判断」「ゆっくりしたフォーム」これを心掛ければレベルアップすると思います。

頑張って!