錦織選手・・・力尽きる

昨日東京へ行っていましたが、東京は非常に蒸し暑い感じで、汗だくになって歩いていました。

こんにちは、オジサンです。

水害被害に遭った西日本の方々に心よりお見舞い申し上げます。被災地では、飲料用などの水が不足していて困っているようですが、なんと皮肉な話しか・・・と思ってしまいます。大量の水で被害を受けているにも関わらず、その水不足に悩まされるとは・・・まるで人生そのものを見ている様な気がしますねぇ。

錦織選手・・・力尽きる

さて、ウインブルドン大会も佳境を迎え、いよいよBest4が出揃った様ですが、オジサンはまだ誰が勝ったか知りません。錦織選手の試合は昨夜がんばって途中まで見ていましたが、やはり睡魔には勝てず・・・オジサンも力尽きて寝てしまいました。(結果は今朝の情報番組で知った)

結果的には師匠の松岡選手と同じBest8止まりで、今回は錦織選手の調子が良さそうだっただけに残念な気がします。

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既にご存知の方も多いと思いますが、ジョコビッチ選手は元世界ランク1位の選手で、その守備力には定評が有り、「どこへ打っても返ってくる」と対戦相手に言わせるほどの腕前を持っています。怪我の影響でランキングは下がっているとは言え、そこはやはりジョコビッチ選手ですから・・・守備力に衰えは見えませんでした。

守備力の高い選手との戦い・・・

オジサンも攻撃型のテニスですから、守備力の高い選手のと対戦は非常に苦手です。オジサンが目指すテニスは「相手のラケットをぶっ壊して勝つ!」ですから、殆どハードヒットで戦います。そんな時、打っても打っても返してくる選手は非常にやり難く感じます。攻め切って勝つ事が出来れば良いのですが、相手も「負けたくない」の一心で返して来ますので、なかなか決め切る事が出来ません。そんな選手とやる時は、どうしても「より厳しい所」を狙ったり、「より速い打球」を打って行きますので、どうしても自らのミスも増えてしまいます。

昨日の錦織選手の試合(途中までしか見ていませんが)、やはり錦織選手は「早めの仕掛け」を目指していたようです(オジサンにはそう見えました)。ラリーが続けば続くほどジョコビッチ選手のペースですから、錦織選手は早目に仕掛けて「優位」を作り、ポイントを重ねる作戦だったと思います。

オジサン的にその作戦は間違っていなかったと思います。残念ながら打数が多くなればなるほどジョコビッチ選手が優位になる事は明白です。ジョコビッチ選手は錦織選手が真正面から打ち合って勝てる相手では無かったと思います。

守備力の高い選手と試合をやる時、やはり先にミスをしてしまっては勝つ事が出来ません。しかし、ジョンジョリボールだけでも勝てませんので、ジョンジョリボールとスピードボールを上手く織り交ぜる事が重要だし、時には相手のイヒョウを突いた様なプレイも必要になります。

そこが非常に難しい所なのです・・・。

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テニスの難しいところ・・・

前回少しだけ書きましたが、テニスは試合が始まれば全て一人でやらなければなりません。一部(女子の試合)の試合では、試合途中(コートチェンジの際)でコーチをコートに読んでアドバイスを受ける事が出来るようになりましたが、常に呼べるわけでは無く、呼べる回数も決まっていると思います。

ここが他のスポーツとの大きな違いで、選手はコートに入ったら全てを一人でやる必要が有ります。相手のその日の調子はコートで対戦して初めて分かります。その選手のどこを、どんな風に攻めるか・・・どこで仕掛けるか・・・等々、試合のマネジメントをやり、実際にそれを実践のも選手自身です。

他のスポーツなら、監督やコーチ、ゴルフならキャディさんが近くに居て、「こう攻めろ」とか「フォームのここがオカシイ」とか言ってくれますし、試合全体の流れ(マネジメント)も監督やコーチがやってくれます。従って選手は監督やコーチの指示に従ってプレイを続ければ良い(その技術が有れば)のです。

この言い方は非常に極端で、反感を買う恐れがありますが、「監督やコーチの指示通りやって負けたなら、それは監督やコーチの責任」なのではないでしょうか?(選手が監督やコーチの指示通りできたと仮定しての話ですが・・・)。

勿論選手は、監督やコーチがいくら指示を出しても、「それは違う」と思えば違うプレイをすれば良いのですが・・・。

「テニスはコートに入れば選手が全てを判断し、実行しなければならない」点が他のスポーツと異なる点だとオジサンは感じています。オジサンが現役の頃は、「観客席のコーチと目が合っただけでも選手は失格になる」とまで言われていました。今はスパーショットををすると選手がスタンドのコーチ等に向かってガッツポーズしたりしますので、この辺りの事は多少緩くなっていると思います。

一人で全てをやらなければならない・・・と言う意味では、水泳が非常に良く似ていると思います。水泳の場合、飛び込んだらコーチの声は届かないでしょうから、やはり選手一人でマネジメントをして、実践しなければなりません。

ジョコビッチ選手の強さ・・・

テニスで重要な3本の柱・・・皆さん何だかわかるでしょうか?

「技術」「戦術・戦略」「メンタル」・・・これがテニスに重要な3本柱です。これはどのスポーツでも同じでしょうが、先ほども書きました通り、あるスポーツでは「戦術・戦略」は監督やコーチが立ててくれる場合があります。

どれ程技術が優れていても、戦術・戦略が無ければ勝てないし、どれ程素晴らしい戦術・戦略を持っていてもそれを実践する技術力がなければ勝つ事は出来ません。メンタル・・・これは「集中力」と言い換えても良いかも知れませんが、ここ一番の集中力は絶対に必要ですし、「負けない心」は全てのスポーツに共通して必要です。

ジョコビッチ選手の強さ・・・それは「ゲームマネジメントの素晴らしさ」だとオジサンは以前から感じていました。こういうとジョコビッチ選手に失礼ですが、ジョコビッチ選手の打球は現在のトッププロの中で、それほど速いとか、ナダル選手の様な強烈な回転の掛ったショットを持っている選手では無いと思います。それでも世界のトップに長年君臨しているのは、そのゲームマネジメントの素晴らしさが有るからではないでしょうか?「ジョコビッチには勝てそうで勝てない」・・・ジョコビッチ選手の試合を見ていると、いつも感じる事です。

ロッド・レーバー

前回のブログで、オジサンが最も好きだった選手にオーストラリアのロッド・レーバー氏を挙げました。昨日の錦織選手vsジョコビッチ選手の試合をスタンドで観戦する姿が映し出されました。オジサンは懐かしくて目頭が熱くなりました。

派手なストライプのシャツを着て、近くに居た若い女性(何者?)と談笑する姿が映し出されていましたが、今もお元気そうで何よりです・・・・ってオジサンが偉そうにいう事では有りませんが・・。

 

さて、ウインブルドン大会2018も残すところ準決勝・決勝を残すのみとなりました。ウインブルドン大会が終わると今度はゴルフの全英大会が始まりますね。

サッカーワールドカップも決勝と3位決定戦の2試合を残すのみとなりましたが、連夜の放送で寝不足気味のオジサンです。

そう言えば、今年の夏の甲子園は100回記念大会の様ですが、高校球児の熱戦は見ていて胸が熱くなるのはオジサンだけではないと思います。

スポーツは勝負で有る以上、必ず勝者と敗者に分かれます。例え負けたとしても、自分、或いはチームとして悔いの残らない試合をして欲しいと思います。とは言っても、負ければ必ず悔いは残るし、どれ程練習しても満足できるものではないと思いますが・・・。

本格的な暑さと共に、蚊の季節がやって来ました。オジサンの家は、蚊が結構出ます。色々殺虫剤を駆使して蚊に刺されない様気を付けていますが、夜中に耳元でプ~ンとやられるとムカッとします。ますます寝不足がひどくなる~!