今日の一枚・・・#26 チゴイネルワイゼン イダ・ヘンデル

急激に朝晩の冷え込みがきつくなり、夏から一気に冬になってしまった感が有りますが、皆さんお元気にお過ごしでしょうか?

おはようございます、オジサンです。

こんな風に秋の無い年が何年か前にもあったような気がします。今年は夏の異常な暑さ、立秋を過ぎてもその暑さは収まらず、収まったと思ったら一気に冬の様相を呈して来ました。季節性のインフルエンザも季節外れの今頃から流行が始まっているようで、通常なら12月~1月頃始まる流行が前倒しで来ているようです。

2019年から始まったコロナの流行、その後の対策強化などの影響もあるのでしょうが、この後同時流行なんて事が起こらないよう祈るばかりです。オジサンのような年寄りには流行病と骨折が一番恐ろしいのです・・・。

サラサーテ作曲 チゴイネルワイゼン イダ・ヘンデル(Vn)英スプラフォン盤

さて今日は、超メジャーな一曲「チゴイネルワイゼン」をご紹介します。この曲、実はオジサンが最初に買ったクラシック音楽のレコードになります。

中学何年の頃だったか忘れましたが、クラスのクラシック音楽好きの友達(どこのクラスにも一人位は居た)に「チャカチャンチャカチャン」(なんだか分からねぇ!)とやり「これなんて曲?」と聞いたところ、その友達が「チゴイネルワイゼンだね」と言うので、早速お袋に小遣いを貰い、町のレコード屋に走って(自転車で)買ったのがこの一枚でした。(実はオジサンが口ずさんだのはモーツァルトの40番交響曲だった事が後で判明した)

当時オジサンの家には家に似合わないようなこんな感じの「ステレオ」がありました。まぁオヤジが音楽(歌謡曲と軍歌)が好きで買ったモノですが、当時としては最先端の4chタイプでした。確か日立製だったと記憶しています。(4chステレオは今どこに)

中学当時買ったレコードはいつの間にか傷だらけになってしまい、これはオーディオをいじり始めた1980年代初めに中古盤で買い直した一枚です。このレコードはヴァイオリン小品集で、イダ・ヘンデルの他にスークも登場します。楽曲は有名なヴァイオリン曲ばかりで、どなたでも一度は耳にしたことのあるようなものばかりです。

盤は日本コロンビアで、ステレオ仕様になっています。

その後お茶の水(東京)にある中古レコードショップで買ったのがこの一枚です。

こちらは全てイダ・ヘンデルの演奏ばかりで、英スプラフォン盤(オリジナルはチェコ)です。勿論チゴイネルワイゼンも入っています。録音もMONOで日本コロンビア盤が疑似ステレオなのか、元々MONOとSTEREO両方を録音していたのかはレコードを聴いただけでは判然としません。

余談ですが、STEREO創生期はMONOとSTEREOの両方を録音する事が結構ありました。と言うのはユーザー自慢の装置がまだまだMONO仕様のモノが多かったので、ユーザー自身が選べるようになって居たようです。盤によっては「STEREO○○番・MONO△△番」などの表記も残ったモノが有ります。

イダ・ヘンデルは1928年ポーランドの生まれで、2020年に亡くなるまでかなり長く第一線で活躍されていました。かなりの高齢になってからも日本でコンサートをやったと記憶しています。残念ながらオジサンはその生を聴くことが叶いませんでしたが、この一曲でイダ・ヘンデルの素晴らしさは十分堪能出来ると思います。イダ・ヘンデルの詳細に付きましてはネット検索で色々出てきますので割愛します。

チゴイネルワイゼンは日本ではお馴染みの楽曲ですが、オーケストラと組んで録音された物が多く、当該盤のようにピアノ伴奏のモノはそれほど多くないとオジサンは認識しています。オケと組んだ演奏も何枚か買ってみましたが、いつの間にかオジサン家のレコード棚からいなくなってしまいました。オジサンにはこのイダ・ヘンデルの盤が最も合っているのです。

チゴイネルワイゼンはスペインのジプシーを題材にした音楽と言われています。もう10年以上前にオジサンがスペイン旅行をしたとき、アルハンブラ宮殿から周囲の街をみたとき、ふと頭の中にこの曲が流れました。まぁスペインの作曲家が書いた曲ですからこのタイミングで出てくるのも無理は無いと思うのですが、どうして「アルンブラ宮殿の思い出」じゃなかったんでしょう?

イダ・ヘンデルチゴイネルワイゼン・・・何と言っても聴き所は中間部だとオジサンは思っています。おそらく弱音器を付けて演奏していると思いますが、咽び泣くような音が何とも言えなく心に染みてきます。丁度アルンブラ宮殿から見た夕日のようです。

何と言っても名曲ですし、クラシック入門の一曲としても聴く価値があると思いますので、まだ聴いた事が無い方・・・一度お試しあれ。YouTube辺りでも多くの演奏家の演奏を聴くことが出来ますので・・・。