Viva・・・Sapporo・Ⅱ

何だか冬とは思えないほどの気温が続き、異常気象と言っても過言ではない日々ですが、皆さんお元気にお過ごしでしょうか?

こんにちは、オジサンです。

昨日(12/4)の夜のニュースを見ていたら、各地で記録的な暖かさ(暑さ)になり、12月の観測史上最高を更新した地域が多々有った様です。オジサンの住む地方もかなり気温が高く、昨夜はこの時期としては珍しいほど強い雨が降りましたし、富士山の雪は例年の1/3程度に感じます。雨の音を聞きながら、「この時期にこれほど降るのはおかしいよねぇ」と顔を見合わせてしましました。(最近ではめったに奥さんと顔を見合わせる様な事も少なくなったのですが・・・)(他の人とは見合わせている?・・・そんなことはありません!)

天気予報によれば、今週末辺りから気温がグッと下がり、平年並みかそれ以下になるようです。こんなに気温の変化が大きいと、誰でも体調を崩してしまいますよねぇ。オジサンの風邪も何とか持ち直して来ましたが、まだまだスッキリとまではいかず、鼻の辺りに風邪が張り付いています(歳のせいだろ!)。

さてさて、札幌から帰って既に1週間が経ってしまい、オジサンの頭では記憶時間の限界が近付いて来ていますので、先日の続きを書いて置こうと思います。今回はお土産と、Kさんの話です。

北海道土産

皆さんは旅行に行くと(仕事で行ったんだろ)、お土産は沢山買う方ですか?オジサンところの奥さんは、旅行に来たのか、土産を買いに来たのか分からないくらい沢山のお土産を買い込む習性が有ります。旅行前には「お土産リスト」まで作って、おおよその金額まで割り振ってリストを作っています。

オジサンは反対に全くお土産の事は考えずに出掛けます。気が向けば・・・良いモノが有れば・・・親父やお袋に、あるいは奥さんに少しだけ買ったりする事も有りますが、ほとんど買う事は有りません。ただし、自分へのお土産はしっかりゲットします(自分勝手なオジサン)。特にオジサンはコーヒーカップが好きで、思い出の品として買ってきます。この前札幌に行った時も、何軒か見て回ったのですが、「これ!」と言うモノに出会う事が出来ずパスしました。

さてさて、今回オジサンが札幌土産としてゲットしたのが「白い甘納豆 樹氷」と「ROYCE」のチョコレートでした。

ROYCEチョコレート

ROYCEのチョコレートは既に全国区になっていると思いますし、新千歳空港の搭乗口辺りにもその名が書かれていますので、どこかで名前を聞いた方も多いと思います。ROYCEチョコレートの詳細はHP辺りでも結構紹介されていますのでそちらを参考にして頂ければと思います。

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(ROICEチョコレートHPよりお借りしました)

オジサンは初めてROYCEのチョコレートを買ってみました。アーモンド、ミルク、ラムレーズンの3種類をそれぞれ2枚買いました。もし、美味しくなかった(失礼)時の事を考えて少なめに買ったのですが・・・。

家に帰って食べてみてびっくりでした。濃厚な甘みですが、嫌味が無く、口に残らない美味しさで、特にアーモンド入りには感激しました。奥さんと「もっと買ってくれば良かったねぇ」と言いつつ、ネット販売もしっかりチェックしました。東京の「どさんこプラザ」(有楽町駅前)でも扱っている様なので、今度東京へ出張した帰りにでもゲットしてこようと思います。

白い甘納豆「樹氷

もう一つのお土産が、白い甘納豆「樹氷」です。

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(株式会社 山樹氷さんのHPよりお借りしました)

オジサンは全く知らなかったのですが、北見市はハッカ生産が盛んな様ですねぇ。ハッカと言えば、小さい時に食べた「ドロップ」を思い出しますが、口の中がス~っとして何だか宝物を口に入れた様な気分になったものです。

この「樹氷」、金時豆の甘納豆にハッカをコーティングしたお菓子で、最初は恐るおそる口に入れましたが、甘納豆とハッカの見事なコラボに驚かされます。ハッカもドロップのハッカ程強いモノではなく、ほのかに香る感じで美味しいです。

奥さんがとても気に入って、一粒ずつ味わって食べています。これも有楽町のどさんこプラザで扱っている様なので、ROICEチョコレートと一緒にゲットしてきます。

北海道にはまだまだ美味しいモノが沢山あるんですねぇ。オジサンが知らなさ過ぎるのかも知れませんが・・・北海道を食い尽くせ~!

Kさん登場

ついにKさん登場です。Kさんは、オジサンと同じ職場で働いていた方で、今年9月に無事定年を迎え、家族(と言っても奥さんだけ)が待つ札幌へトットと帰ってしまいました。「延長しないの?」と聞くと「しませんよぅ」と言ってはいたのですが、本当に一日も延長しないでオジサンを見捨てるとは思っていませんでした・・・トホホ。

Kさんは市民ランナーとしてフルマラソンに参加するような健脚の持ち主なのですが、オジサンから見ると「え~、ほんとう?」と言う感じです。マラソンランナー特有のストイックさが無いのでそう思うのかも知れませんが、本人は結構意識していたりするかもしれません(もっと、意識しろ~!)。

オジサンとはそれほど長い付き合いではなかったのですが、普段から丁々発止のやり取りで、ある意味ストレス解消をさせて頂いていました。Kさんが居なくなってから、職場で丁々発止のやり取りが無くなり、ストレスが溜りまくっています。

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これが噂(?)のKさんです。オジサンのブログに登場させても良いか?と聞いたところ、二つ返事で「ええよぅ」と言ってくれましたので、堂々と登場させます。

何だか会社にいた時と眼鏡が変わっていて、印象が違うように思えるのですが、今は就活中で「就活は印象が大切ですから」と眼鏡を自慢げに触っていました。この写真が切っ掛けで、警察から追われる事が無いよう祈っています。

Kさんとは17時半に待ち合わせ、「どこに行きましょう?」と言うので、「ジンギスカンが食べたい」と言うと、踵を返し「それなら良い所が有ります」と言って案内してくれたのが狸小路商店街の西側にひっそりと佇む「結び亭」でした。最初「結び亭」と聞いた時は「おむすび屋さん」だと思ったのですが、れっきとしたジンギスカンのお店で、しかも「他の料理は一切なし」と言う気合の入った店でした。話を聞くとどうやら「走り屋仲間」の方が経営するお店の様でした。

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メニューやお店の情報はネット辺りにも結構出ていますのでそちらを参考にして頂きたいのですが、非常に美味しく、ゆっくりジンギスカンが食べられるお店でした。オジサンも4年振り位にアルコールを身体に入れ、気分良く、美味しくジンギスカンを頂きました。オジサン的には「ジンギスカンは臭い」と言う印象が有ったのですが、本物は違うんですねぇ・・・全く臭みは無く、お肉もやわらかくて最高でした。

結び亭・・・さいこ~!!!!!

Kさんとは、2時間半くらいお店に居て、最近のお互いの近況や、将来(と言ってもお互いたいして長い事は無いが)の事を話しました。お互い若い頃は感じていなかった様な事を感じているようで、「まぁこの歳にならないと分からない事も有るよねぇ」とお互い納得していました。

またいつか札幌へ行く事が出来たら、またKさんと一緒にジンギスカンを食べたいと思います(今度はぜひ、嫁も連れて来てください)。今、会社の中は「セクハラ」「パワハラ」などで言いたい事も言えないような雰囲気満載ですが、Kさんとなら丁々発止のバカ話もできる感じです。まだ再就職先が決まっておらず、「マンションの管理人辺りなら有るんだけどなぁ」と言っていましたが、「お前にマンションの管理人はにあわねぇよ」と言ってやりたい感じです。まぁまだ不労所得(失業保険)が暫くは貰えるので、焦ってはいない様でしたが、「やっぱり、仕事は持っていた方が良いよ」とツクヅク言っていたKさんの言葉は大切にしたいと思います。再就職に付いて「もう一度元の会社を受験すれば?」と言ったのですが「それはないなぁ」と、素っ気ない返事でした(ざんね~ん!)。

オジサンは今の職場でもう少し人生を無駄に過ごそうと思います。年明けにはやっぱり以前同じ職場で働いていた方(前のブログに登場)も戻って来てくれることになりましたので、今よりはましな職場になると期待しています。

皆さんも、職場環境・・特に話し易さは大切ですので、ストレスを溜めないよう、言いたい事を言い合えるような関係を作って下さい。

また札幌、行きてぇ~!!!

Viva・・・Sapporo・Ⅰ

冬なのになかなか寒くならない日が続いていますが、皆さんお元気にお過ごしでしょうか?

こんにちは、オジサンです。

オジサンは今週の月・火は札幌へ行って来ましたが、お土産に風邪をもっらて来てしまい、地元に帰ってから絶不調の日が続いています。最初は鼻の奥が焼けるように痛く、続いて「どこから出て来るの」と思うほどの鼻水に悩まされ、今朝はのどがヒリツク様に痛かったです。それでも何とか仕事を続けていますが、仕事より週末のテニスが出来るかどうかの方がオジサンにとっては大問題です(しっかり、仕事しろ~!)。

さてさて、オジサンの体調には誰も興味を持ってくれないでしょうから、札幌行の話をします。

月曜日の朝地元を出発して、11時羽田発のANA便で新千歳空港へ降り立ったのが、定刻の12時30分、途中揺れる事も無く快適な空の旅でしたが、やっぱり飛行機の座席は狭いですねぇ。それほど混雑していなかったので、隣に人は居なかったのですが、前との距離が短すぎる・・・。普通に座っていても膝が前の座席に当たってしまいます(オジサンの足が長い?・・・そんなわけねぇだろぅ)。せめて新幹線程の広さが有れば楽なのですが・・。

羽田空港では少し時間が有ったので、Macによって「キャラメルメルツ」なるモノを食べてきました。結構美味かったですねぇ。オジサンは結構Mac愛好家で、週に1回位は利用しています。常にバーガーを食べるわけではなく、時にはコーヒーだけ、時にはポテトだけなんて時の方が多いかも知れません。

新千歳でJRに乗り換える時、結構な寒さを予想していたのですが、幸いそれほどの寒さではなく、持って行ったダウンも出さずに済みました。千歳空港から札幌市内に向かう時も、ところどころに雪は見えるものの、大した雪の量ではなく「これなら安心」と思いました。

札幌駅に到着し、地下鉄で一駅、大通駅で降り、仕事の場所へ向かいましたが、札幌市内の雪はほぼゼロの状態で、寒さも思ったほどでは有りませんでした。

仕事はさっさと済ませ、札幌在住のKさんとの待ち合わせ時間までには1時間以上有ったので、札幌市電に乗ってみる事にしました。札幌市電には「循環」というのが有って、均一料金ですから極端な話、ずっと乗っていても200円なのです。前回札幌に来た時はあまり市内見物もできなかったので、市電で札幌の街を堪能しようと思ったのですが、残念ながら真っ暗で何も見えませんでした。結局市電で市内を1周しただけです(ざんね~ん!)。それでも「すすき野」辺りでホワイトイルミネーションも見れたし、途中とてもかわいらしい女性も見れ、1周(約1時間)で200円は安いと思いました。

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札幌市電(西4丁目停留所付近)

この写真は翌日の朝、スタバで朝飯を食べながら撮った一枚ですが、新型車両も有る様です。
市電で市内を一周した後、Kさんと会いましたが、Kさんと会った時の話は、この後の更新時に仔々細々に渡って書きますので、今日Kさんは登場しません(ざんね~ん)。

翌日

泊まったホテルは「APAホテル 大通公園」で、作りはこじんまりとした感じでしたが、中国の方が多く、夜遅くまで結構な賑わいでした。(オジサンはほとんど眠れない一夜でした)

翌日は寝不足にも関わらず、いつもの時間(5時頃)には目が覚めてしまい、やる事も無いのでTVをボ~っと見ていました。「なんで北海道の天気予報をやってんだ?」と訳の分からないことを考えながら・・・。

シャワーを浴びたり、歯を磨いたりして何とか7時半頃までは我慢しましたが、それ以上我慢する事が出来ず、8時少し前にホテルをチェックアウトしまししてしまい、寒気漂う中、トボトボ歩いて西4丁目の交差点近くにあったスタバに入りました。

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これがその日の朝飯です。

オジサンはこのスタバのハム&マリボーチーズサンドが好きで、地元のスタバでも一時良く食べていました。いつもは奥さんとシェアするので「今日は一人で丸ごと食べられるぜ!」と思いながら食べたのですが、強烈に腹がいっぱいになってしまい、少しだけ反省しました。飲み物はいつも通り「チャイティー」でやんす。

札幌時計台

スタバで腹いっぱいになったところで、前回み損ねた「札幌時計台」に行って見る事にし、店を出て通勤する人をかき分けて時計台に向かったのは良いのですが、途中で分からなくなり、電波塔近くにあった交番で道を尋ねました。どうやら行き過ぎていたようです。

一旦来た道を引き返し、ビルの谷間にうずくまる様に立つ時計台を見つけた時は「守礼の門(沖縄)と同じだな」と思いました。沖縄の守礼の門に行った時、門の下をくぐっていたにも関わらず、それが守礼の門と気付かず、通り過ぎてから「守礼の門ってどこですか」と聞いた経験がオジサンには有ります。

札幌時計台も、出来た当時は「目立つ建物」だったのでしょうが、巨大なビルが立ち並ぶ現代では、ビルの谷間にひっそりたたずんでいる雰囲気でした。場合によっては、前を通っても見落とすかも・・・それはないだろう!

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時計台です。空は青く晴れていて、気温もこの時期にしては随分高かった様です。オジサンもダウンなしで歩けましたので。

新千歳空港にて

札幌時計台を見ただけで、そのまま新千歳空港に向かいました。新千歳空港は広く、ショップも沢山あるので、退屈しないで済みますし、やっぱり札幌(北海道)に来たからにはラーメンを食べずには帰れません(麺食いのオジサンとしては)。そこで早めの昼飯を新千歳空港で摂るつもりでした。

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空港で食べたのは、函館麺工房「あじさい」の塩ラーメンです。このラーメン、前から一度は食してみたいと思っていた一品でしたので、ここで食べる事が出来て超うれしかったです。

あじさい」塩ラーメンに付いては他の方が散々書いていますので詳細は割愛しますが、何と言ってもスープと良く絡む細めのストレート麺がオジサンの心を捉えて離しませんでした。オジサンは基本こってり系のラーメンは好みませんので、このラーメンはオジサンの好みにぴったしでした。とても美味かった~!!!

さて、今日はここまでとします(1時間経ってしまった)。

次回はいよいよKさんの登場とお土産の話です。どうぞお楽しみに・・・。



 

 

 

 

 

 

閑話休題・・・Ⅴ

いよいよ本格的に寒くなって来ました。朝晩は暖房を使わないと、寒くて震えています。

こんにちは、オジサンです。

オジサンは基本、家の中ではTシャツ1枚で過ごしたい方なので、家の中は結構暖房を利かせます。オジサンちの暖房はガスストーブとエアコンですが、今はガスストーブだけ、それも朝と夜だけ使っています。

明日から・・・

明日から札幌へ出張で行きますが、オジサンの悪い予感が当たった様で、どうやら雪の様です。

札幌と言えば、ジンギスカン鍋や海産魚介類が美味しいので、頑張って食べてきます。9月に定年退職になった同じ職場の友人が札幌在住で、一緒に晩飯を食べてくれると言うので、今から楽しみにしています。

富士山近景

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このところ良い天気が続いているので、富士山の雪はそれ程増えていません。これは今朝(11/25)撮った写真ですが、登山道に雪が積もっているのが良く分かります。空は透き通る様な青で、富士山の白と空の青が奇麗でした。

いつもの公園で・・・

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これはいつもの公園で撮った一枚です。桜の木の幹に、他の植物が寄生しているような感じで、何だか寄り添って生きているようです。

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もう、椿の花が咲いているんですねぇ。椿と言えば、真冬に咲く花の様な気がしていましたが、この時期でも咲き始めているんですねぇ。

 

さてさて、明日からの札幌行きの準備をしなくては・・・。

困るのは着るものですね。こちらはまだまだ真冬のコートやダウンまで必要では無いのですが、札幌はこっちの真冬より寒いでしょうから、厚手のダウンかコートが必要でしょう。羽田空港辺りでダウンを抱えていると「あぁ、こいつ北海道にでも行くんだな」とばれてしまいます。まぁ、別にばれて困る事では無いので、それはそれで良いのですが・・・。

とにかく滑って怪我なんかしない様に行って来ます。この歳で骨折でもしたら、寝たきり老人になってしまいますから・・・。

もうすぐ・・1歳

秋、秋、と書いていましたが、暦の上ではもう冬なんですね。

こんにちは、オジサンです。

「朝晩結構冷えるなぁ」と思っていたら、もう立冬は過ぎていて、今はもう冬なんですね。今年の夏は猛暑続きで、「これで秋や冬が来るの?」と心配していましたが、確実に季節は前に進んでいるんです。つい3か月前までは「連日の猛暑日」なんて天気予報を聞いていましたが、今は「今季最低気温」なんて言葉が聞えて来るようになりました。それでも今年は暖かいようで、各地の初雪情報も遅れがちの様です。

もうすぐ・・1歳

「何がもうすぐ1歳か?」って、孫じゃありません。オジサンのこのブログがもうすぐ1歳の誕生日を迎えるのです。2017年12月3日生まれですから、後2週間で満1歳になるのです。

ブログを始める前は「何を書けばよい?」とか「続ける事が出来るのか?」なんて不安が多かったのですが、「案ずるより産むが易し」との諺通り、やってみれば何とかなるものですねぇ。まぁオジサンの場合「面倒臭くなったらやめちまえばいいや」と言う気持ちが根底に有りますので、お気楽、極楽なのですが・・・。

1年間続けられた要因は、「読んで頂いている方がいらっしゃる」というのが一番大きいと思います。オジサンの書いたさもない文章でも、読んでくれている方が居ると思えば定期更新を目指して頑張っています。

読んで頂いている方々、本当にありがとうございます。

 

日々考えている事

1歳と言えば、人間ならそろそろ立って歩く頃だと思いますが、オジサンのブログはまだまだハイハイの状態で、日々「何を書こうか」「何か面白い話題は無いか」と手探り状態です。しかし、こんな事を考えている様じゃダメだと思います。

ブログを書き始めて半年くらい経った頃だったと思います。「ブログに載せる写真を撮りに行く」と考えている自分に気付きました。これって、おかしいと思いませんか?本末転倒と思いませんか?本来ブログは、日々起こった事を書き綴る「日記」の様なものだとオジサンは考えています。

「ブログに載せる写真を撮りに行く」と言うのは、「日々起こった事」ではなく、「日々起こしている」事になります。「ブログの更新日が近いから写真を撮りに行こう」と考えるのは、なんだか間違っている様な気がするのです。日々生活している中で、普通に起こる事をブログに綴るのがブログの本来の姿だと思いますが、皆さんどう考えますか?

こんな事を日々考えているオジサンです。

非日常ブログ

ブログの内容によっては何かを専門的に追及したような、内容の濃いモノも沢山ありますが、オジサンの様に日常を綴ったようなモノも沢山あります。

専門的に追及したようなブログは別として、日常を綴るようなブログの場合「ブログのために旅行をする」とか「ブログのために写真を撮りに行く」のは何だか違うような気がするのはオジサンだけでしょうか?昨年の流行語大賞に選ばれた「インスタ映え」の様にインスタに載せるために出掛ける事も有ると思います。特に最近はスイーツのお店辺りでも「インスタ映え」を意識してケーキを作っている所もあるようですねぇ。

しかし、それは「非日常」であり、作られたモノになってしまう様な気がします。こんな考えのオジサンは古いでしょうか?

ブログに載せるための写真を撮りに行ったり、ブログに載せるために旅行をしていても、きっと何時かは息切れがして、それこそ続かない事になってしまうと思います。

ブログの役割

ブログが本来持つ役割って、考えた事有りますか?前にも書きましたが、オジサン的には「ストレス解消」の効果も有りますので、オジサン自身には有益なのですが、読んで頂いている方は「何の役にも立たねぇよ」と仰る方も多いと思います。

オジサンももう少し読んで頂いている方の役に立てるような内容のブログを書ければ良いのですが、何と言ってもオジサンの日常の中で、皆さんのお役に立てるような情報が無いのです。だからと言って、「ブログを造る」のは間違っているような気もします。まぁ、どうでも良い事なんですが・・・。

これから・・・

もうすぐ1歳の誕生日を迎えるオジサンのブログですが、今のところ身体も元気ですから、もう少し続けて行こうと考えています。先にも書いた通り、「何を書く」と言う事は無く、日々起こった事、過去の思い出等を中心に書いていきます。

読んで頂いている方、これかも続けていきますので、くだらない、何の役にも立たない文章ですが「しょうがねぇな、オジサン!」と、なが~い目で見守って下さい。

 

海・夕景

いよいよ秋も本格的になって来て、朝晩の冷え込みもきつくなって来ました。オジサンは暖房を使い始めましたが、皆さん、もう暖房は使っていますか?

こんにちは、オジサンです。

最近写真を撮りに行っていなかったので、昨日は久し振りに海に行って来ました。

良い天気でした。

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これは朝行った時に撮った富士山です。1/3程が白くなっていますが、この時期の富士山としては雪が少ない方だと思います。

空も青く澄んでいて、秋の風情満載だと思いますが、如何でしょう?ところで、皆さん富士山に登った事は有りますか?オジサンは小学5年の時、高原教室で最初に登りましたが、8合目で高山病となり、昼飯も食べられず、頂上を諦めました。次に挑戦したのは中学1年の時で、登山好きな担任に連れられてクラスの仲間10人程と登り、この時は頂上まで完登しました。それから社会人になってからもう一度頂上を極める事が出来ましたが、それ以来40年近く登った事は有りません。

「富士山は眺める山」と言われる通り、登っている最中は砂と岩の山肌しかなく、「たいへん」の一言です。しかし、頂上へ登って下界を見ると、登ってきた時の苦労は全て青空に吸い込まれます。ただし天気が良ければ・・・ですが。

最近は「富士下山」と言うツアーが流行っているようで、5合目から森の中を抜けて下るそうです。オジサンも一度挑戦してみたいと思っていますが、なかなか機会に恵まれません。

上弦の月

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上弦の月だっったっけ、久し振りだね、月見るなんて」と言うのは、吉田拓郎さんの「旅の宿」の一節ですが、日没前、東の空に月が出ていました。結構絞って撮ったので、暗く感じますが、実際はもう少し明るい感じです。

夕焼け

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西の空に夕焼けが奇麗でした。レンズはPENTAX 105㎜のマニュアルレンズで撮りました。結構奇麗に撮れたと自分では満足しています。

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防波堤に打ち込まれた「何か」を通して夕日を撮ってみました。

夕焼けって、なんだか寂しい気持ちになりますねぇ。特に秋の夕焼けは人恋しくなると言うか、誰かが横に居てくれれば・・・なんて考えてしまいます。

防波堤は夕焼けを見に来ている人やジョギングをしている人が沢山居ましたが、残念ながらオジサンの横には誰も居ませんです・・・ハイ。

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いよいよ夜がやって来ます。

この前の台風で打ち上げられたゴミで海岸は非常に汚れていました。なんだか自分が育った海が穢されている様で寂しい気持ちになりました。世界中のどこの国へ行ってもこれほど汚れた海岸は無いんじゃないか?と思えるほどでした。

今、プラスチックゴミが海洋生物に悪影響を及ぼしていると言う事で、Mac辺りでも紙ストローに替える運動が起こっていますが、プラスチックストローが悪いんじゃなく、それを使い捨てる人間が悪いと思うのはオジサンだけでしょうか?

誰かが言っていました「銃が人を殺すんじゃない、人が人を殺すのだ」と。確かにその通りです。車だってなんだって、道具が勝手に人を殺したり、事故を起こす訳は無いのです。プラスチックストローだって、ちゃんとルールに沿って廃棄すれば、海に流れ着いて海洋生物を苦しめる事は無いと思うのですが・・・。

オジサンは環境問題に特に興味が有る訳では有りませんが、国道沿いのゴミや、山の中に捨てられたゴミを見ると腹が立ちます。

オジサンも気を付けますので、皆さんもゴミのポイ捨ては絶対にしないで下さい。

 

 

FM放送に付いて考えてみた

日ごと秋が深まって行く感じが有りますが、皆さん風邪など引いていないでしょうか?

こんにちは、オジサンです。

紅葉真っ盛りの時期となりましたが、皆さん紅葉見物には行ったでしょうか?オジサンはまだなのですが、11月26日に札幌へ仕事で行く事になっていますので、市内の紅葉を楽しみにしています。まぁ、札幌辺りじゃ紅葉と言うより、初雪の時期になってしまうかもしれませんが、2年振りの札幌ですので、楽しみにしています(仕事で行くんだろ!)。

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いろは坂 ZEKKEIより拝借しました)

紅葉と言えば、栃木県の「いろは坂」や青森県の「十和田湖」「奥入瀬」辺りが有名ですね。オジサンは松本市(長野県)に住んでいた頃、上高地の紅葉が好きで松本市に居た4年間、毎年新緑と紅葉の季節に行っていました。上高地の紅葉は10月半ば頃から始まり、11月の半ば位までは楽しめますが、11月になると雪の降る日も多くなり、難儀をします。丁度10月の末辺りに行けば、紅葉を見た帰り、穂高辺りで新蕎麦も楽しめますので、目と腹、両方満足できるのです。

東京で仕事をしていた頃は、神宮外苑の銀杏並木が色着くのを楽しみにしていて、11月末頃でしょうか、良く見に行きました。誰と行ったかは内緒です・・・。

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さて、紅葉を見に行く時、電車で行かれる方も多いと思いますが、家族や仲間、恋人と一緒にロングドライブをすると言う方も多いのではないでしょうか?

ロングドライブの友

ロングドライブと言えば車内で聴く音楽も気を遣うところではないでしょうか?一緒に行く人にもよるでしょうが、ファミリーなら楽しい曲やディズニーの曲なんかも良いですし、恋人と行くならしっとりとしたバラード系の音楽も雰囲気盛り上がっちゃいますね(勝手に盛り上がるな~!)。

ロングドライブの前日は「何、聴こうかなぁ」とCD選びにも気合が入り、夜遅くまでCD選びに没頭してしまうんじゃないでしょうか?

例えば片道3時間のドライブとして、往復で6時間、皆さんならどんな曲を持って行きますか?6時間となるとCD約6枚位になりますので、結構選択に迷ったりするんじゃないでしょうか?その日のためにTUTAYA辺りでレンタルする人も多いかも知れません。

オジサンはと言えば、前にも紹介した通り、車のCDの口は塞いでしまっていますので、CDの選択は迷いません。しかもオジサンはCDをほとんど持っていませんので、選びようがないのが現実です。オジサンはiPodを車に積んでUSBからカーオーディオにぶっこんでいます。iPodに入れる楽曲はTUTAYAで借りてきたCDをリーダーを通してPCにぶっこみます。

オジサンがロングドライブ(普段も同じですが)する時はムードもヘッタくれも無く、音楽はiPodから垂れ流しています。矢沢のえ~ちゃんの次に吉幾三さんが聴こえ、その後にJazzが鳴ったりしますので聴いてる方は「なんじゃこの選曲は?」と言う事になります。(クラシック音楽は車の中ではほぼ聴かない)

また。オジサンは基本「メンドクサガリ」なので、CDを何枚も鞄に入れて持って行くのが面倒なのです。

FM放送

オジサンの様にメンドクサガリだったり、「何でも鳴ってりゃ良いよ」と言う方も結構居ると思いますが、それでも車内で何も聴かず「エキゾースト音だけが俺の友達だぜ!」なんて言うツワモノはそれほど居ないと思います。そう言えばオジサンのオーディオの師匠は、横浜の元町トンネルを通り掛かると車の窓を開け、、空吹かしをして「いいねぇ」とご自分の愛車、ランチャのエンジン音を楽しんでいました。時々元町のパン屋「ウチキパン」に付き合わされましたが、その度にわざわざ遠回りをして元町トンネルを通った事を思い出します。

車内でCDを聴かないと言う方は、AM放送やFM放送を垂れ流しているのではないでしょうか?今時、大体の車はAM・FM放送受信機が付いているでしょうから、そのどちらかを聞いているという方も多いでしょうね。音質的にはFM放送の方が聞きやすいので、FM放送にセットしている方も多いと思います。

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(東京FM HPより拝借しました)

画像は東京FMのモノですが、今では規制解除のお蔭で各地にコミュニティFM放送局が出来、出掛けた先でその土地のFM放送を楽しむ事が出来るようになりました。

最近のFM放送は・・・

オジサンがまだ車に乗ってブイブイ言わせていた頃(今では大人しいもんです)、FM放送と言えば音楽が中心の放送内容で、MCのおしゃべりなんてホンの少ししか無かった様に思います。城 達也(じょう たつや)さんがMCを務めていた「ジェット・ストリーム」なんて、城さんのMCも恰好良かったし、かかる音楽も洗練された大人の雰囲気で、オジサンも良く聴いていました。

元々FM放送は、その音質の高さから音楽向きと言われ、番組も音楽が中心の番組が多かったと思います。作家でオーディオマニアだった五味康祐氏は、毎年年末にNHKが放送していたバイロイト音楽祭エアチェック(録音)し、ご自身のライブラリとして楽しんでおられました。それほどFM放送の音質は素晴らしいのです。

オジサンもiPodの音楽に飽きるとFM放送を聞く事がたまに有ります。本当にたまにですからこれから書く事にも間違いが有るかも知れませんが、その際はご容赦願いたいと思います。

オジサンの住む地方ではNHKFMと地方局のFM放送、あとは地域のコミュニティFMしか受信できません。FM東京J-WAVE辺りは時々聞こえますが雑音交じりでとても聞いていられません。

最近FM放送を聞いていて思う事は、音楽を流す時間が少なくなった事、マニアしか聞かないような音楽が多くなった事、下品な笑いが多くなった事などを感じます。

まぁ今の若い人達の感覚とは違うと言う事を重々承知の上で言うのですが・・・。MCの喋りが本当に下手と言う感じがします。MC、ゲスト等が集まる番組では、自分達が楽しんでしまい、時には大笑い(馬鹿笑い)をする場面もあります。FM放送(たとえコミュニティ局でも)は公共の電波ですから、自分達だけが楽しい様な会話は放送しない方が良いと思いますが、皆さんどう思いますか?

また、コミュニティFMのアナウンサーの誤読の多さには驚きを隠せません。特にニュース原稿を読む時の誤読(人の名前間違え等)は聞いていて腹が立つほどです。前読みしていなんですかねぇ?読めない字が有ったら前もって確認位するのが常識だと思いますが、こんな考えは古いですか?

FM放送は一度初心に戻り、もっと音楽を中心とした番組構成にするべきだと思うのは、オジサンだけでしょうか?そうなればもっとFM放送を聴く時間も増えると思うのですが・・・。NHKは時々「今日は一日〇〇三昧」なんてタイトルで色々なジャンルの曲を流すことも有りますが・・・。

 

さてさて、苦言提言はこれくらいにして幕を閉じますが、最近はTVも面白い番組がめっきり減った様に感じます。勿論歳と共に嗜好が変わっているせいも有ると思いますが、どうもお笑い芸人をいじめて皆で笑う様な下卑た番組が増えた様に思います。オジサンの思い過ごしでしょうか?

オジサンの思い過ごしなら、それはそれで良いのですが・・・。

 

 

 

オーディオの凋落について考えてみた

皆さん、音楽は聴きますか?

こんにちは、オジサンです。

皆さん、音楽は良く聴く方でしょうか?車の中、出勤途上の電車の中、家の中等、様々な場面で音楽を聴いていると思います。今ではスマホに記録した音楽をイヤホンやヘッドホンで聴いている若者を良く見掛けます。では、音楽を集中して聴いた時間は、今年どのくらい有りましたか?

集中して聴く方法は人それぞれで、家のスピーカーの前で頭を垂れて聴く人もいれば、イヤホンやヘッドホンで聴く人もいると思います。

1970年代のオーディオ

オーディオ全盛の時代と言えば、1970~80年代がすぐに頭に思い浮かびます。この時代(1982年まで)はアナログしか手段がなく、レコード、テープ、FM放送等がソースの中心でした。オーディオ好きな人と話をする時「板ですか?紐ですか?」なんて質問を受けた事も度々です。板は「レコード」、紐は「テープ」を指しますが、オジサンは「板」専門でしたから常に「板です」と答えていました。

紐をやられていた方は、FM放送のエアチェック(録音)派と自家録派がいて、エアチェック派の方はN響のライブ放送(実況放送)辺りを、自家録派の方は思い機材を抱えて鳥の鳴き声やSLの走行音等を録っていたと思います。中には自分のおしっこが地面に落ちる時の音を録音して、数百万円もする様な装置で再生し、「リアルだねぇ」と悦に入っていた人も居るようです(ちょっと悪趣味ですねぇ)。そう言えば、SLの走行音やF-1の走行音等のレコードも出ていましたねぇ。オジサンは聴いた事が有りませんでしたが・・・。

それでも、紐専門と言う方は比較的少なかったと思います。紐をやりながら板も楽しむのが普通で、「テープだけしか興味がねぇ」と言う方はそれほど居なかったと思います。レコードからカセットテープにダウンロードして、車の中で楽しんでいたのもこのころですねぇ(オジサンが一昨年まで乗っていたOPELにはカセットが付いていた)。

オーディオ全盛の1970年代、秋葉原辺りに行けば、内外の有名メーカーが作った超高級品から、オジサン辺りでも買える様な庶民的価格のモノまで、多くのオーディオ製品を体験する事が出来ました。当時ビジュアルは一般的では有りませんでしたので、ピュアオーディオだったのですが・・・。大体当時は「ピュアオーディオ」なんて言葉もなく、オーディオは全て音楽(おしっこの落下音も音楽か?)を聴くモノでしかなかったのです。「ピュアオーディオ」なる言葉が出てきたのは、ビジュアル(映画など)の音を家でも映画館張りに聴きたい人が増えた1980年代末だったと思います。(おそらく大型TVが市場に出てきてからではないでしょうか)

レコードを楽しむために・・・

今の若い方は、ほとんどの方がデジタル世代(1982年以降生まれで、今年32歳にならた方より若い方)でしょうから、レコードなんて見た事も無いと言う方が多いと思います。

レコードを楽しむためには、レコード(ソース)は勿論ですが、プレイヤーと呼ばれる装置が必要になります。プレイヤーの構成は以下の通りです。

カートリッジ・・・レコード針

アーム・・・レコード針を取り付ける

ターンテーブル・・・レコードを乗せて一定回転で回る

箱・・・それらを収納する箱

これらが必要になります。

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一般的にはこの様な形をしていますが、中には・・・

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こんな形をしたモノも有ります。

一般的には全て(カートリッジを除く場合も有る)がセットになっているモノが多く、オジサンの家に最初に来た「ステレオ」も全て組み込まれた家具調のモノでした。

しかし、オーディオを突き詰めていくと、これらをバラバラのメーカーで揃え、自分で組み立てる様になります。

なぜメーカーがセットで売っているモノでは満足しなくなるか・・・

音を突き詰めていくと段々自分の好みの音というものが出てきます。人によって様々なのですが、低音がブンブン鳴るのが好きな人、バイオリンがむせび泣く様に鳴るのが好きな人、人の声をより美しく鳴らしたい人等々です。そうなると可も無く不可も無く鳴るメーカー製のモノでは満足しきれなくなり、最初はカートリッジ、次はアーム、次はターンテーブル、果てはシェル(カートリッジを取る付ける部品)やカートリッジとアームを繋ぐリード線まで変えたくなるのが人情なのです。

ところが・・・あちらを換えればこちらも換えたくなるのもまた人情で、カートリッジを換えればそのカートリッジに見合ったアームが欲しくなり、アームを換えればそれに見合ったターンテーブルが欲しくなるのです。

オーディオと言う地獄

この様に果てしない買換えを繰り返す事、これを「オーディオ地獄」と言います。オジサンも例外ではなく、一時は「装置の買換えこそ自分の好みの音を手に入れる近道」と勘違いし、前の装置のローンが残っているうちに次の装置のローンを組んでしまうローン地獄にハマっていました。その頃仲間内ではその様な人を「ローンレンジャー」と呼び揶揄していたのですが、オジサンも30代の頃はローンレンジャーの一人として、オーディオのために働く様な日々でした。奥さんはどう思っていたんでしょうねぇ。その事に付いて一度も文句や愚痴を言われた事が無いのですが・・・。

結局「装置の買換えだけでは好みの音が手に入らない」と言う事に気付くのに、オジサンの場合は10年位掛かりました。特にアンプは散々色々試してみましたが、ある程度の品質を持ったアンプであれば、それほど劇的に音質が変わらないと気付くのにBMWの5シリーズが買える程の大金を費やしたと思います。

しかし、オーディオ地獄の血の池で溺れている時や、針の山を登っている時は結構楽しいんですねぇ・・・これが。傍から見れば「なにやってんだか」と言う事になると思うのですが、池で溺れている本人はそこが血の池とは思っていないので、結構楽しんでいるんです。(アホか!)

この様にして、装置を買換え、レコードを買い、散々散財したした挙句に到達するのが針の山の頂上で、下を見れば誰も居ない孤独の山なのです。オーディオとはそうしたモノなのです。

オーディオの凋落に付いて考えてみた・・

オーディオ業界の縮小がいつの頃から始まったかと言う事を考えると、やはり1982年のCD発売の頃に行き着くと思います。勿論1982年当初はCDプレイヤーやCDそのものも売れたでしょうから、ある程度の期間、メーカーはそれなりに潤ったと思います。しか~し、それは一時のカンフル剤の様なもので、一旦各家庭に行き渡ってしまえばCDはともかく、プレイヤーは販売台数が収縮するのは当たり前の話です。

更に、どれほどマニアでもCDプレイヤーの中身までいじる人はほとんど居ないと思いますので、アナログ時代の様にカートリッジを換えたり、アームを換えたりする人は居なくなります。そうなるとCDプレイヤーをポンポン買い替える人もそれほど多くは無いでしょうから、必然オーディオ業界の売り上げは低迷の一途をたどる事になります。

勿論オーディオはプレイヤー関係だけでは有りません。アンプやスピーカーも大切な部品なのですが、アンプやスピーカーはプレイヤー程いじれる部分が有りません。アンプなら真空管を換えたり、コンデンサーを換える程度がオチで、換えるとなれば本体全てを換えるのが一般的です(真空管アンプで自作をされている方は別ですが・・)。スピーカーも然りで、せいぜいケーブルを換えたり、置台を換える程度で済んでしまいます(と言うより、他にやりようがない)。

と言う事で、マニアに限らず少しでもオーディオの音を良くしたいと考える人が最も手を付け易く、それなりの効果が期待できたのがアナログプレイヤー周りだったとオジサンは思っています。レコード再生にハマった事が有る人なら、幾つかのカートリッジは持っていたと思います。

オジサンもその例に漏れず、プレイヤー周りも散々いじって来ました。カートリッジは有に20台を超え、アームも5台を超えています。幸いターンテーブルはGARRARD401を比較的早い時期に手に入れていたので、その後買い替える事は有りませんでしたが・・・。

1,982年のCD発売は、オーディオファンからこの様な楽しみを奪うと同時に、メーカーから売り上げを奪ったのではないでしょうか?

今ではCDそのものの売り上げも瀕死の状態の様で、若い方の多くはネットで音楽配信し、PCで音楽を楽しんでいる様です。いまだにCDを買っているのはオジサン達の様な昭和初期から半ば生まれの年寄ばかりの様です。オジサン達以上の年代がこの世から居なくなったら・・・CDも売れなくなってしまうんでしょうねぇ。

デジタルがオーディオ業界を殺した?

こう言うと大げさな様な気もしますが、実際デジタル化が進むにつれ、それと反比例してオーディオ業界は縮小して行った様な気がします。

確かにデジタルは多くのメリットも生み出しています。オリジナルの音源に非常に近い形で(ロスなく)リスナーの手元に届きますし、音楽を手軽に外に持ち出す(デジタルオーディオプレイヤー等)事も出来るようになりました。更に掃除をしながらでも簡単に音楽が楽しめる環境も作りました(レコードではなかなかそうは行かなかった)。

今オーディオは二極化し、大手家電メーカーが作るオーディオはお手軽志向が強くなっていて、一方の本格オーディオ装置はガレージメーカーが細々(失礼)と頑張っている様なところが有ります。

今から若い方が本格オーディオで音楽を楽しもうと思うと、本当にとてつもない金が必要になります。オジサンがハマっていた70~80年代とは比べものにならないほど機材は高額になっています。

これでは若いユーザーを獲得する事は非常に難しいでしょう。今時の若者の価値観は、オジサン達世代が若い頃とはずいぶん様変わりしています。「スマホ代は月3万でも出すが、車やオーディオのローンは払いたくない」と言うのが今時の若者の価値観で、それは決して間違っていないと思います。価値観は時代と共に変化するのが当たり前で、昭和の価値観を現代に押し付ける気はオジサンには更々有りませんです・・・ハイ。

結局オーディオ業界を殺したのは誰か?と問われれば、「それはオーディオ業界自身」とオジサンは答えるでしょう。その答えが合っているか否かは別として・・・。

オーディオは誰のモノ?

以前にも書いた事が有りますが、オーディオは非常に個人的なモノで、出てくる音に関してはユーザー自身が満足すればそれで良いのです。

秋の夜長、皆さん音楽に耳を傾けましょう。何もせず、ただぼんやり音楽を聴く事も楽しいですが、集中して聴くと今まで聴こえなかった様な音楽が聴こえてくるかも知れません。

音楽の楽しみ方は人それぞれですので、部屋で静かに聴くも良し、ヘッドホンやイヤホンで音楽を外に持ち出すのも良し、仲間と一緒に聴くのも良しです。

ただ、今まで聞き流していた音楽を、今一度集中して聴いてみてください。新しい発見(亡霊の声など)が有るかも知れませんよ~ぅ。