漸く気温も上昇し、出掛けたり、スポーツを楽しんだりするのに絶好の季節となりましたが、皆さん身体を動かしていますか?
こんにちは、オジサンです。
オジサン的にはこの季節が一番好きで、朝から自転車で走り回ったり、庭の掃除をしたりしています。今年も又朝顔の種を、先週の金曜日に蒔きました。まだ芽は出ていませんがこれからが楽しみです。
クラシック音楽の楽しみとして、色々な楽曲を聴くことは勿論ですが、好きな楽曲を異なる演奏家で聴く事が出来る事が挙げられると思います。オジサン的には以前紹介したバッハのゴルドベルク変奏曲やモーツァルトのクラリネット五重奏、更にはバッハの無伴奏ヴァイオリン等が複数演奏家の録音で楽しむ楽曲になります。(Jazzファンの方も同じ思いをしている方が多いと思いますが・・)
クラシック音楽の場合、演奏家が録音する時、作曲者は既に無くなっている場合が殆どで、楽譜上に様々な指定(指示)が有ったとしても、演奏者は各自で楽曲を研究し、練習し様々な演奏が紡ぎ出されます(それが作曲者の意図した演奏か否かは別として)例えばゴルドベルク変奏曲のアリアの繰り返し回数などは良い例だと思います。
今日ご紹介する無伴奏チェロ、作曲の由来は様々な説があるようですが、作曲後長年に渡って忘れ去られ、チェロの名手(?)パブロ・カザルスによって再発見され、その後多くの演奏家が録音を残しています。
日本で人気の有る演奏は、前出のカザルス、フルニエ、シュタルケル・ビルスマ辺りでしょうか?比較的力強い、ゴツゴツした演奏が好まれているような気がします。オジサン的にはどの曲でも流れる様な演奏が好みなので、カザルス盤はどうも好きになれず、いつの間にかオジサン家のレコード棚から姿を消してしまいました。
オジサンが今所有している演奏は、マ(2回目の録音)、シュタルケル、フルニエ、マイスキー(CD)、シーフェン(CD)、そしてアンリ・オネゲル盤です。中でも一番良く聴くのがヨーヨー・マなのですが、録音としてはオネゲル盤の方が秀逸ですので、気合いを入れて聴く時(例えば全曲通して聴く時)はオネゲル盤を躊躇無く選びます。マの演奏よりは重い感じを受けますが、シュタルケルやフルニエほどの重さは無く、マイスキーほどの軽さもありません。残念ながらビルスマの演奏は所有していませんが、機会が有れば聴いてみたいと思います。
アンリ・オネゲルは1904年、スイス生まれのチェリストですが、オジサンはこの無伴奏以外の録音を知りません。恐らく他にも録音はあるのでしょうが・・・。
この盤は仏VALIOSの盤です。この盤、非常に録音状態が良く、この後VALIOS盤は結構買いましたが、どれも非常に録音が良いと思います。
今オジサンは「バッハの楽曲は女性が弾くのが良いのでは無いか?」と考え始めています。例えば今井信子さんの弾く無伴奏チェロ(ヴィオラ版)、ニコライエワ(P)、ピレシュ(P)の一連のバッハ作品、塩川悠子さん、イザベル・ファウスト、レイチェル・ポッジャー、イダ・ヘンデル等が弾く無伴奏ヴァイオリン等々を聴いてそう思うのです。
ニコライエワの演奏に付いてはYouTube辺りでも色々な楽曲が楽しめますので、是非聴いてみて下さい。音質的には古さを感じますが、十分聴ける範囲だと思います。
無伴奏チェロについてはまだ女性演奏家の盤は持っていませんが、調べると幾つかCDが出ているようなので、聴いてみたいと考えています。
バッハの楽曲は特に流れが重要だと考えるのはオジサンだけでしょうか?例えばゴルドベルク変奏曲のアリアから第一変奏への繋がり、パルティータの各曲の繋がり、これらが流れる様に美しく演奏された盤をオジサンは好みます。まぁ聴く人によってその受け取り方は様々でしょうから、あくまでもコレはオジサンの考えなのですが・・・。どうしてもカザルスの無伴奏チェロ、シゲティの無伴奏ヴァイオリンをオジサンは受け付けませんです・・ハイ。そして音色の美しさ・・・これもバッハ演奏に於いては重要な気がします。音色については録音の年代、機材、環境(再生を含む)などによって左右されますので、一概に良い悪いは決められないかも知れませんが、やはり美しい音で聴きたいと常々思うオジサンです。(グールド盤は演奏は秀逸だが音質は今一だと思う)
今年は随分気象の変化が激しい春のような気がします。冬が暖かかったと思えば、3~4月は比較的寒い日が有り、最近は気温の変化が大きくなっている様に感じます。こんな時は体調を崩しやすいと思いますので、くれぐれも体調にはご注意頂き、夏に備えましょう。