正月休みは・・・

本格的な寒さで、外に出るのも億劫になってしまった正月でしたが、皆さん思い通りの正月休みを満喫できたでしょうか?

こんにちは、オジサンです。

世の中は今日から再始動と言うところも多いと思いますが、まだまだ「今週一杯は休みだぜぇ」と言う方も沢山いらっしゃると思います。年末も年始も関係なく、お仕事をされている宅配便やスーパーの方々、ご苦労様です。オジサンは昨日からテニスの練習を再開し、昨日はメンバーの連中も元気に顔を揃えてくれてホッと一安心しました。

正月やお盆の休み等はどこへ行っても混んでいるので、オジサン的には「どこへもいきたくな~い」と言うのが本音です。ですから、テニスの練習の無い日は一日部屋にこもってレコード聴いているかオーディオをいじっているかです。写真を撮りに行きたいと思っても、道路が激混みで行く気になれましぇん。寒いし~!

オーディオをいじってみた

この正月休み、オジサンは久しぶりにオーディオの大改造をしました。と言っても機会そのものを買える様なお金は持ち合わせていませんので、ケーブルや一部の真空管だけですが・・・。年末にオーダーしていた部品が届きましたので、年末はその部品の取り替えと装置の大掃除で終わってしまった感が有ります。

交換した部品は・・・

Viablueのケーブル・・・プリ・パワーアンプ間に入れました(自作)

エスタンのケーブル・・・フォノイコ・プリ間に入れました(1950年代製・自作)

ベルデンのケーブル・・・スピーカーケーブルを換えました

東芝真空管・・・パワーアンプの初段を換えました

やった事は以上です。

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(SWITCH MUSICさんのHPより拝借しました)

これがベルデンのスピーカーケーブルです。細身でオジサン好みのケーブルですが、評判は良く、スタジオ等でも使用されているモノです。某吉祥寺のJazz喫茶店主によれば「ベルデンの音は田舎くさい」と言う事になるのですが、オジサン的にはその田舎くさい音が好きなのです。確かにベルデンの音は全体(スピーカーケーブル以外も)に少しこもった様な音がする事は確かですが、何と言っても安いし、使いやすいのでオジサンは結構前から色々使って来ました。最初に買ったのも8422と言う型番の同軸ケーブル(ライン用)でした。

 

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東芝5751(12AX7)真空管 アムトランスさんのHPより拝借)

それまで使用していたパワーアンプの初段真空管をTangsolのモノから東芝の5751真空管に交換してみました。Tangsolのモノに特に不満が有ったとか、調子が悪かったというものではないのですが、まぁ気分転換ですかねえ。

結果

結果的にどうだったか?と問われれば、大した差はない様な気もしますし、目標にしていた「分解能の向上」が有ったような気もします。

この中で一番変化を感じる事が出来たのはViablueのケーブルで、低域の量感が増したのと音がクッキリした感じが有ります。ただ、これが気のせいなのか、実際に何かが変わったのか、オジサンには科学的に証明する事はできませんが、聴感的には良い方向へ向かった気がします。暫くこのラインナップで聴いてみようと思います。

正月に聴いたレコード

フィガロの結婚 Motzart作曲 ヴィットリオ・グイ指揮 英EMI盤

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(写真はCDジャケットです 他の方のHPより拝借しました)

久し振りにフィガロの結婚全曲を通しで聴いてみました。オジサンが所有しているのは英EMI盤のアナログレコードですので、写真とは異なります。このレコードは駿河台下に有ったパパゲーノ(輸入レコード店)のご主人のKさんに勧められて買ったモノですが、オジサンはこれ以外のフィガロを所有した事が有りません。勿論知人宅で他の指揮者のモノも聴かせて頂いていますが、ベームも、カラヤンも、クレンペラーですらもグイを超える演奏とは思えなかったからです。

クラシックの楽曲(Jazzも同じ)は、指揮者、演奏家によって表情が変わります。また、レーベル(プロデューサー・録音技師等)によっても音質は微妙に変化します。従って、同一曲を何枚(何セット)か所有する事が多いのですが、このフィガロだけはこの1セットで済んでしまっています。

グレン・グールドの演奏

これまた久しぶりにグールドのレコードを「これでもか!」と言う程聴きまくりました。

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(写真はCDジャケット amazonより)

最初は「インベンションとシンフォニア」でした。オジサンはこの2声のインベンションが大好きです。オジサンが所有しているのは米CBSの盤で、ニューヨークのグリフォンレコード店で買った一枚です。仏CBS盤も所有していますが、音質的には圧倒的に米盤の方が良いですねぇ。

このレコード、グールド本人に言わせると「大失敗」の録音だったようです。確かに音的に「おもちゃのピアノ」を弾いている様なポコポコした音で、他のグールドのレコードとは大分異なります。しかし、その演奏は白眉を極めるとオジサンは思っています。

グールドの演奏に付いては賛否両論ある様で、専門家の中でも意見が両極に分かれる様です。オジサンの従弟でピアニストだったYも、「この演奏はおかしい。でも聴いていて気持ちが良い」と言っていました。クラシック音楽の正統からは外れているが、音楽としては非常に高いレベルに有るとオジサンも思います。オジサンは従弟に、2声のインベンションを楽譜通りに弾いてもらった事が有ります。確かに楽譜通りに弾くと「なんじゃこりゃ」と思う程つまらない楽曲です。「練習曲」としての位置付けでこの曲を弾いてしまうと、聴くに値しない曲に成り下がってしまう様な気がしますが、グールドの手に掛かると、うっとりする程の楽曲に仕上がってしまいます。この辺りがグールドの真骨頂と言ったところでしょうか?

その後、Bachを何枚か聴きました。フランス組曲、イタリア協奏曲等々です。そして最後に聴いたのが名盤の誉れ高い「ブラームスの間奏曲集」です。

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ブラームスの間奏曲集は、巷でも評判の高い演奏(レコード)ですがオジサンもこのレコードが好きです。これは既に「ブラームス作曲、グールド編曲」と言った感です(BachやMotzartも同じ)。

先ほども書きましたが、グールドの演奏は専門家になればなるほど評価が分れる様です。しかし、音楽の勉強、ましてピアノの演奏など全く分からない素人のオジサンにとって、それが正統であろうが異端であろうが、そんな事は全く関係が無いのです。聴いていて気持ちが良ければそれで良いのです。「楽譜に忠実ではない」と仰る専門家の方も多いようですが、楽譜なんて見た事も無いオジサンにとって、「そんなことは関係ねぇ」のです。

・その他

フィガロ、グールド以外にもこの正月は沢山のレコードを聴きまくりました。「魔笛」「弦楽四重奏」「バイオリンソナタ」「バイオリン協奏曲」「交響曲」等々です。何だか久しぶりに長い時間集中して音楽を聴いた気がします。楽しかった~!

2017紅白歌合戦

晦日の夜、久しぶりに「NHK紅白歌合戦」を見ました。とは言っても前半は見ていませんでしたので、後半の北島さぶちゃん辺りからですが・・。

今年はユーミンとサザンが出ると言う事で楽しみにしていました。特にユーミンには思い入れが有って、生中継のユーミンが見られる機会など、そうそう有るモノでは無いと思います。

ユーミンが中継会場から歌合戦の会場に突然現れた時、会場は大パニックになっていましたねぇ。aikoは思い切り本気の涙を流していましたが、うかつにもオジサンもウルウルしてしまいました。やっぱりユーミンの楽曲は良いです!「小さい頃は神様がいて~」とユーミンが歌い始めた途端、昔の思い出がフラッシュバックして、思わずウルウルしてしまったのですが、決して色っぽい思い出では御座いませんです・・ハイ。

「平成最後の紅白」と銘打って、NHKも頑張りましたねぇ。チコちゃんは少し残念な気もしましたが・・・。

さてさて、今年も残すところあと360日程となってしまいましたが、今年も一年元気で、楽しく過ごし、年末には「今年一年、何も無くって良かったねぇ」と言って新元号最初の年を終わりたいと考えています。

皆様もお元気で、楽しく一年が終われるよう心よりお祈りしています。

今年も一年、宜しくお願い致します。

 




akemashita2019

あけまして、おめでとうございます。皆さん、どんな新年をお迎えになったでしょうか?

こんばんは、オジサンです。

また新しい年が来ましたねぇ。オジサン的には月がかわっただけで、特にどうと言う事は無いんですが、受験生や受験生をお持ちのお宅では「正月どころじゃねぇ」と仰る方も多いと思います。ここからが最後の追い上げの受験生諸君、悔いのない様にやって下さい。ただし、頑張り過ぎて身体を壊したり、結果が思う様にならなくても、受験生の皆さんはここから先の方の人生の方が長いのですから、一度「くそ~!」と思ったら、大声を出してそれっきりにして下さい。決して、腐ったり、自分を責めたり、まして周りの人に八つ当たりするのは卑怯者がやる事です。ご注意下さい。

さて、今朝もオジサンは初日の出を撮りに行って来ました。と言っても、歩いて3分の田圃の中からの写真ですから、ダイヤモンド富士とか、東京タワーとのコラボでは有りません。

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今朝、オジサンの住む地方では東の空に雲がかかり、雲の隙間からの初日の出となってしまいました。この写真は相変わらずJ-peg撮って出しですが、日ノ出直前の光が美しいんです。レンズはPENTAX 105mmマニュアルレンズです。

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日の出直後の写真です。雲の間に見えた初日の出・・・今年の日本の行く末を象徴しているような気がしました。

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今年も去年と同じ所での初日の出となりました。今日、2019年1月1日オジサンの住む地方は風もなく穏やかでしたが、東北から北海道に掛けては大雪の年明けとなった様です。

昨年は風水害、地震と災害が多く、夏も記録的な暑さの一年でしたが、今年は今日の天気の様な穏やかな一年で有って欲しいと思うのは、オジサンも歳をとったと言う事でしょうか?若い頃は毎日「刺激」を求めていた様な気がしますが、いつの間にか「何もない事が一番」と思う様になりました。

今年一年、皆さまにとって幸多い一年になる事を祈っています。もちろんオジサンも・・・。

 

今年はどんな年?

いよいよ師走30日となり、今年も今日を含めて2日となりましたが、皆さんお元気ですか~?

おはようございます、オジサンです。

今日は今年最後の練習日ですが、余りの寒さに「9時からにしよ~ぅ」と弱音を吐いてしまい、今はこうしてコメダ珈琲で更新しています。天気は良いのですが、今朝の気温はマイナスでした。

年末を迎え、故郷に帰られている方、どこか旅先で過ごされている方、オジサンの様にいつもの日曜日を過ごされている方、「仕事だよ!」とおっしゃられる方など、色々だと思います。

皆さん、今年はどんな一年でしたか?今年は夏頃から「平成最後の・・・」と言う言葉を多く聞くようになりました。「平成最後の夏」「平成最後の紅白」「平成最後の有馬記念」等々、多くの平成最後の物事がオジサンの前を通り過ぎて行きました。皆さんの前は、どんな「平成最後」が通り過ぎましたか?

オジサンが今年最初に立てた「今年の目標」について振り返ってみたいと思います。

①テニスは毎週やる!

これは達成できたと思います。雨の休日以外、理由もなく休むことは有りませんでした。今年は数年振りにサーブのフォーム改善に取り組みました。年々筋力が落ちて来るので、どうしても若い頃の様な速いサーブが打てなくなります。そこでフォームを改善して。「速く見える」サーブを打とうと考え、回転量を落としたサーブに取り組みました。最初のうちは確率が悪く、「とても試合じゃ使えねぇな」と思っていたのですが、11月末頃からやっとファーストサーブの確立も高く(70%位)なり、昨日は80%の確率でファーストサーブを入れる事が出来ました。ほぼ1年掛かってしまいましたが、何とか格好が付きました。

 

②吉野の桜

これは見事に嫌われてしまいました。過去20年のデータを基に奈良行の日を決めたにも関わらず、行った時には既に葉桜、新緑の季節になっていました。まぁ、自然相手の事ですから致し方なしと思いますが、今年に限って・・・。

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(Zekkei HPより拝借しました)

こんな桜山を見たかったですねぇ。吉野の桜は残念でしたが、来年こそは絶対に見てやる~!待ってろよ~、吉野のさくら~!

③ブログの毎週更新

これもまぁまぁだったと思います。ブログネタを探す様な事はしなかったので、不定期更新になってしまったのですが、そこそこ達成できたと思います。昨年末、このブログを初めて昨日までで4200を超えるアクセスを頂きました。お読み頂いた方々にこの場を借りてお礼申し上げます。オジサンはブロガーでは無いので、大した記事は書けないし、皆さんのお役に立てる様な記事も書けないんですが、それでも1日平均10件を超すアクセスを頂きました。ブログを始めた頃は「アクセス数なんて関係ねぇ」「自分の日記だから」と思っていたのですが、やっぱりアクセスは多い方が張り合いは有りますねぇ。皆さんのアクセスが、ブログを続ける活力になりました・・・。(涙)

④毎日音楽を聴く

これは80%くらいの出来だったでしょうか。秋頃からからは毎日聴いていますが、夏場は結構さぼってしまいました。今年の夏は特に暑く、テニスをやった日は体力的に厳しく、結構さぼってしまいましたねぇ。縦になっているのが辛くなるほどでした。

今また、オーディオ熱が少し再燃しています。明日からは完休ですから、朝からオーディオを少しいじってみようと思っています。ここ数年、聴く専門で、オーディオに手を入れる事は無かったのですが、少しいじってみたいと思います。切っ掛けはViablueのケーブルの結果が意外に良かった事です。とりあえず、スピーカーケーブルの交換をしようと思います。長年使い続けていた「電話用コード」をウエスタンかBeldenに交換し、その後、様子をみてプリ~パワーアンプ間のケーブルをViablueに交換したいと考えています。結果はどうか分かりませんが、少しでも良い方向へ向かってくれる事を祈っています。オジサンにとって良い方向とは「分解能の向上」です。

⑤海外に行く

これはダメでした。何度かNY、ドイツなどの計画は立てたのですが、その度に何かの事情で行けなくなってしまいました。

旅行は自分の足で歩いて初めて楽しいモノですから、身体が動くうちに行かないと楽しみは半減してしまうとオジサンは思っています。現地の人と仲良しになったり、市場やフリマで話をするのが楽しいんですねぇ。だから、元気で動き回れるうちに行きたい・・・。

来年こそはNYかドイツかスペイン辺りに行きた~い。

 

さてオジサンの今年の反省はどうでも良いとして、皆さんの今年1年はいかがでしたか?思う様に生きる事が出来ましたか?なかなか思う様に生きられない現代社会ですかから、ストレスばっかり溜まってしまい「ん~、もぅ」と思っている方も多い事でしょう。それでも人生は1回しかないわけですから、少しでも自分の思い通り生きたいものですね。

そう言えば、来年初めから、以前一緒に働いていた方がオジサンの職場に戻って来てくれることになりました。オジサン的には大変うれしい事なのですが、ご本人には少し無理をさせてしまったのではないかと心配もしています。楽しく、気持ち良く働いていただけるよう、オジサンなりに気配りをする積もりですが、オジサンも結構いい加減な所が有りますので、心配です。何と言ってもオジサンが尊敬し、目指す人は「高田純次」さんですから・・・。

待ってるよ~!!!

今年の更新はこれで終わりです。来年も皆さんとオジサン(特にオジサンに)にとって良い一年になる事を祈っています。

じゃぁねぇ、また・・・来年(って、明後日じゃん)

アナログは過去の遺産か?

今年もいよいよ残すところ5日となりました。皆さん正月準備はお済みでしょうか?年賀状はもう出しましたか?えっ、メールで済ませる?そうですよね、その方が簡単で安上がりですよね。年賀状なんて、今では過去の遺産ですかねぇ・・・。

こんにちは、オジサンです。

オジサンは、今年の4月に奥さんの母上が亡くなったので、喪中です。久し振りに年賀状を出さない年末を迎えています。最近はPCでチャチャッと作れますので、それほど苦では無かったのですが、12月も半ばを過ぎると「早くやらなきゃ」と言う焦りばかりで、何のアイデアも湧かないのが常でした。もっと早くから、計画的にやれば良いのですが、何と言っても小学校時代は夏休みの宿題を最後の3日位でやっていた人間ですから、いまだにその癖が抜けずにいます。

さて、昨日はケーブル編Ⅱと題して、オーディオケーブルに対するオジサンの考えを書いてみましたが、読み返していて「アナログは過去の遺産になってしまったのか?」と言う考えが湧いてきました。そこで今日は、アナログに関するオジサンの考えを書いてみたいと思います。とは言っても、オジサンの知識なんて多寡が知れていますので、読んで頂いている方の中には「えっ、違うんじゃねぇの」と仰る方も居ると思いますが、そこは温かい目で見て頂ければ有り難いです。

アナログは過去の遺産?

レコードの歴史を辿ると、1857年、フランス人アダム・スコットによってその原型が発明され、1877年、エジソンによって再生可能な「フォノグラフ」が発明され(ウィキペディア)、その後SP時代を経て1948年にコロンビアから世界初のLPレコードが発売されたとあります。当初のLPレコードは録音時間が30分程度だった様です。

オジサンが子供の頃、爺さん(父方)の家に蓄音機が有り、オヤジの弟(末弟)にその音を聴かせて頂いたのがオジサンが再生音楽に触れた最初だと思います。何を聴いたかは覚えていませんが、なんだかすごく不思議に思った事を覚えています。

LPレコード発売当初はMONO録、MONO再生ですからスピーカーは一つで事が足り、その後45-45ステレオ方式が開発され、STEREO(左右から別の音が聴こえる2CH)時代が到来します。MONOからSTEREOに変わった当初「まるでピンポンの試合を見ているようだ」と語ったのは彼のEMIプロデューサーだったウォルター・レッグその人でした。有名なスピーカーであるTANNOYオートグラフ(剣豪作家の五味康介氏が使用していた)は、MONO時代に開発されたモノで、当初は1台で使用されました。

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(TANNOYオートグラフ オーディオの足跡HPより拝借しました)

アナログレコードはその材質がビニルとなり、様々な加工が可能になるにつれ、様々な方式のレコードが開発される様になりました。有名なところでは「4CH方式」「SQマトリックス方式」等が有ります。これらは音の広がりを意図したモノで、今で言う5.1CH方式に類するものとオジサンは思っています。

この様に時代と共に発展、発達してきたアナログレコードですが、1982年のCD発売と共に、急激な衰退をし、今では中古レコード以外、ほとんどその姿を見る事も無くなってしまいました。2000年以降、若者を中心に少しは復活の兆しが見えているようですが、それでも最盛期に比べるべきもない数量になってしまっています。

アナログレコードは過去の遺産になってしまったのでしょうか?

LPレコード

ちなみに皆さんは「SPレコード」の正式名称をご存知でしょうか?オジサンは長い間「Short Play」だと思っていましたが、正しくは「Standard Play」との事です。それに対し「LP」は「Long Play」だそうです。知ってました?だいたい今の若い人は「SP」も「LP」も聞いた事ないんじゃないでしょうか?レコードそのモノも見た事が無い方が多いと思います。

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(LPレコード)

1954年、アメリカレコード協会がRIAAカーブを規格化して以来、レコード(録音→レコード化)技術は急激に発展した様です。RIAAカーブとは、簡単に言ってしまうと「録音時の低域と高域に関する特性カーブ」と言う事になります。LP(EP等も含む)レコードは、低域が少なく、広域が多く記録されています。その理由は、低域を多く入れてしまうと、レコードの溝が太くなり、録音時間が限られてしまうためです。そしてこの特性を補正し、正しい音の波形(?)に戻すのがフォノイコライザーの役割です。世の中にはRIAAカーブ以外の特性を持ったレコードも有りますが、多くはRIAAカーブを採用しているようです(オジサンの勘違いかも?)。

1954年のRIAAカーブの規格化を待っていたかの様に、1950年代後半にはSTEREO盤が登場します。1958年には米国で45-45方式のSTEREOレコードが発売され、この頃から爆発的に再生装置が一般家庭に普及したようです。

オジサンの家に初めてSTEREO再生装置が登場したのは、遅れる事10年目の1969年だったと記憶しています。この頃既に友達の多くの家ではSTEREO再生装置を持っていて、何度か聴かせて頂いた記憶がります(勿論、昼飯や夕飯もご馳走になりました)。

オジサンが最も好きな録音年代

アナログレコードはこの様に急激で様々な発展、発達を遂げますが、1982年のCD発売以来、急速にその歴史に幕を下ろす事となりました。オジサンがオーディオをいじり始めて丁度2年目の頃です。

オジサンはオーディオをいじり始めてからは、クラシック音楽一辺倒となり(時々Jazzも聴くが)、買うレコードもクラシック音楽(主にBachとMotzart)ばかりとなります。この頃、本当に色々な勉強をさせて頂き、今でもその頃得た知識は有効に働いていると、オジサンは勝手に思っています。

前にも書きましたが、レコード(音楽)を聴き始めると、段々自分の好きな演奏家、レーベル(メーカー・原産国)、プロデューサー、録音技師等が決まってきます。それと同時に「録音年」にも好みが出て来るようになります。

先にも書いた通り、レコードの録音技術(レコード化も含め)は年々歳々発展を遂げ、録音機材等にもその技術が反映されるようになります。ウォルター・レッグ(EMI)がジョン・カルショー(Decca)の録音現場を見学してその最新技術に驚いたと言う話は有名です。ですから、同じレーベルのレコードでも録音時期によって音質や雰囲気に差が出るのです。録音技術の中にはマイクロフォンも含まれますし、テープレコーダーも含まれます。

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(マイクロフォン 写真と記事は一切関係ありません)

マイクロフォンではノイマン、レコーダーではアンペックス辺りが有名どころです。1960年代末、DGG(ドイツグラモフォン)はカラヤン指揮のベートーベン交響曲をマルチマイク方式で録音します。これはカラヤンが提唱したとも言われる方式で、それまで主流だった「ワンポイント録音」に比べ、「各楽器が鮮明に聴こえる」「ダイナミックレンジ(wikipediaで調べて下さい)が大きく取れる」と言うメリットが有ります。これはレコード制作に於いて革命的な録音方式で、それまで限られていたダイナミックレンジの中で演奏されていた楽曲が、コンサートと同じ奏法で演奏できるようになり、指揮者を初めとする演奏家にも朗報をもたらしたと思います。

しかしオジサンは、このマルチマイク録音が大嫌いで、どうも聴いていて不自然に聴こえるケースが多々有ります。特にオーケストラの中の木管楽器、本来それほど大きく聴こえるはずの無い木管楽器が不自然に大きな音で聴こえてしまう様な録音が多々有ります。これはマイクロフォンのセッティングや数の問題だと思いますが・・・。

勿論マルチマイク方式を上手く利用したレーベルも存在しますし、マルチマイク方式を採用しなかったレーベルも世界には多々有ります(多くはマイナーレーベルですが)。有名どころでは仏シャルランのワンポイント録音あたりですかねぇ。

話しが横道に逸れてしまいましたので、本道に戻します。

オジサンの所でオジサンの好きな音を出してくれるレコードの多くは、1950年代後半(MONO録含む)から1970年代半ばのモノです。特にこの時代の英国盤は非常にオジサンの好みで、Decca系のレーベルは特に良い音を出してくれると思います。また、北欧系の録音も非常に良いと思ってしまうのはオジサンだけでは無いと思います。

いまだにオジサンの部屋にはCDプレイヤーが有りません。iPodDAPへの録音はCD読み取り機を通じ、PCを利用しています。PCから音を出す事は可能だと思いますが、いまだにやった事が有りません(時代遅れのオジサン)。

これからもアナログレコードをこよなく愛し、大切にしようと思います。なんと言っても「過去の遺産」ですから・・・。

オーディオの話し・・・ケーブル編Ⅱ

クリスマスも終わり、いよいよ今年も終わりが近付いて来ましたが、皆さんお元気ですか~?

こんにちは、オジサンです。

クリスマスとか正月と言っても、オジサンには関係ない事なので普通の1日を過ごすだけです(さみし~!)。この前のクリスマスイブも普通に朝からテニスの練習をやり、午後は長年(30年以上)使っていた昇圧トランスの調子が悪かったので、修理していました。

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(「情熱のオーディオ」HPより拝借・本文とは関係ありません)

昇圧トランスと言っても、オーディオ・・・アナログレコード再生・・・をいじった事が無い方には「なに、それ!」と言われそうですが、レコード再生時に使用するカートリッジ(レコード針)の出力電圧を上げるための装置です。

オジサンが使っているのはTriad(トライアッド)のトランスを、新藤ラボでケーシングして販売していた物です。買った時に貼ったシールには「87/12」と有りましたので、既に購入から30年以上が経過した事になります。まぁ昇圧トランスの場合電気を使うわけでも無いので、ほぼ無故障で使えるのですが、今回はどうやらハンダ付けが一部浮いてノイズが発生していたようです。接点のハンダ付けを全てやり直して、復活しました。

オーディオケーブルの話Ⅱ

以前、オーディオケーブルに対するオジサンの考えを少しだけ紹介し、結論として「やってみなければ分からない」と中途半端な話で終わっています。オーディオは、非常に個人的な趣味で、言ってみれば嗜好品の様なモノですから、使用している本人が満足すれば、周りが何と言おうが関係ないのです。ケーブルの交換にしても、本人が「変わった」と思えれば、周りがいくら「変わっていない」と言っても関係ないのです。

そして変わったか、変わらないかを科学的に証明する事は非常に困難で、一般家庭にその様な測定器を持ち込むのは不可能と言っても良いと思います。また、その様な事を科学的に証明する事にどれほどの価値が有るのかも疑問です。

その辺りが「オーディオはオカルト」と言われる所以だとオジサンは思っています。つまり、「証明できない」あるいは「証明し難い」ところが、UFOや幽霊と同じで、見た人からすれば「見た」と言う事になるのですが、ではそれを「科学的に証明しろ」と言われると非常に難しい事になってしまうのと一緒なのではないでしょうか?

「オーディオはオカルト」と言われるもっとも代表的な例が「接続ケーブル」だとオジサンは思っています。「オーディオは入り口と出口さえ押さえておけば良い」と言われる様に、オーディオ(再生音楽)にとって入り口(プレイヤー)と出口(スピーカー・ヘッドホン)は音質にモロに影響します。特に出口側の影響は大きく、「もっとも早く音質を換えたいならスピーカーを換えろ」と言われるほどです。

しかし、前にも書いた通り、オーディオ装置は単独では音を出しませんので、それぞれを繋ぐ接続ケーブルは必要不可欠の存在になります。オジサン的には「ケーブルは必要悪」と感じていますので、ケーブルは無ければ無い方が音質的には有利になるのですが、現時点その様な装置は有りませんので仕方なく使うわけです。

余談ですが、例えば1970年代に若者の必需品として流行した「ラジカセ」、今で言うと「CDラジカセ」になるでしょうか。「ラジカセには接続ケーブルなんて無いじゃ」と仰る方も居ると思いますが、実はラジカセの中にも接続ケーブルは存在します。ラジカセも普通のオーディオ同様、プレイヤー、アンプ、スピーカーが内蔵されていてそれらはケーブル、又は基盤で結ばれています。ラジカセの場合、それらが一つの躯体の中に入っていて、ケーブルが見えないだけなのです。

「必要悪」とも思えるケーブルですが、普通のオーディオ装置でも、プレイヤーとアンプ間、アンプとスピーカー間に必要です。例えばCDをプリメインアンプ(普通のアンプ)を使ってスピーカーから音を出す場合がこの様な形になり、最低でも2セット(4本)のケーブルが必要になります。これがもっと複雑な装置になればそれなりにケーブルの数は増える一方です。例えばオジサン家の装置の場合、以下の様になります。

プレイヤー→昇圧トランス

昇圧トランス→フォノイコライザー

フォノイコライザー→プリアンプ

プリアンプ→パワーアンプ

パワーアンプ→スピーカー

となり、少なくとも5セット(10本)のケーブルが必要になります。これでも細かい部分(カートリッジのリード線・電源コードなど)は省いていますので、本当はもう少し必要になります。

さて「必要悪」とも思えるケーブルですが、最近は非常に高価なモノも出てきている様で、中には1m数万円なんてモノも登場しているようです(ビックリ!)。

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(写真と本文は関係有りません)

なぜ人はケーブル沼にハマるのか?

先ほども書いた通り、オーディオの音質を最も変化させる(良くも悪くも)のは音の出口で有るスピーカーですから、手っ取り早く音質を換えたいなら(結果の如何を問わず)スピーカーを換えるのが良いと思います。しかし、スピーカーは結構高額なモノが多く、例え中古品であっても結構な出費になりますので、そう易々と換える訳にはいきません。入り口であるプレイヤーも同じです。

そこで比較的安価なアクセサリー系に手を出し、音質の変化を狙う訳ですが、アクセサリーと言ってもインシュレーター等も結構高価ですので、最も手を出し易いケーブルに手を出す方が多いのだと思います。ケーブルは、価格的に言うとピンキリで、安いモノなら100円/mから、高いモノでは数十万円/mまで幅広く市場に出回っています。

自分の懐具合と相談しながら、またネット辺りで評価を見ながら購入するわけですが、Aを試せばBが気になり、Bを試せばCが気になる訳で、こうして人は沼にハマっていくのです。

オジサンの場合は数百円/m程度のケーブルしか試してこなかったし、ほぼ全て自作ですから、それほどの出費は必要なかったのですが、それでも数万円、数十万円は使っていると思います。

ケーブル情報の氾濫

1975年、江川三郎氏が「ケーブルで音が変わる」と提唱して以降、様々なオーディオ誌は勿論、巷でも様々な情報が飛び交う様になりました。今では「オーディオケーブル」で検索すれば多くのネット情報がヒットします。ちなみにオジサンがG検索したら7千万件以上がヒットしました(すげ~!)。

中には販売店のHPも有りますし、怪しげなHPも有りますが、多くは「肯定派」「否定派」に分かれる様です。これらの情報を真剣に読み、まともに受けとめてしまうと完全に沼の住人になること間違いなしです。

接続ケーブだけを換えても・・・

前にも書きましたが、外に見えているケーブルだけを換えたとしても、部品(装置)の内部配線はどうでしょう?ケーブル沼の住人の多くはここに目が行っていないんじゃないかとオジサンは思います。

例えばプレイヤーとアンプを繋ぐケーブルをブットイ物と交換したとして、果たしてカートリッジの線は?アンプの内部配線は?と疑問が湧いてきます。現在多くのオーディオ機器は、プリント基板が使われいます(真空管アンプはまだそうでもない)。あのプリント基板の配線の細さを、ご自分の目で確かめて見た事が有る人が何人いるでしょう?

オーディオの信号の流れは、水道管の中を通る水の流れに例えられる事が多くあります。「細い管の中に大量の水を流せば、水は流れ難くなる」と言う理論です。また、「汚れた水道管の中も水が流れ難い」と仰る方も居ます。これは銅線などの純度を説明する時に言われる事が多いのですが、最近では6N(99.9999%)、7N(99.99999%)なんて高純度の銅線も出て来ていて、非常に高額で取引さえているようです。

確かに、この二つの例はオジサンも納得できるところです。細いホースに大量の水を流そうとしても流れ難い事は分かりますし、汚れた配管(中が詰まってしまった様な)も同様と思います。

だからと言って、中間の配管である接続ケーブルを換えただけでその問題は解決できるのでしょうか?CDプレイヤーの中の基盤は6N,7Nの銅線が使われていますか?スピーカーのボイスコイルはブットイですか?アンプの内部配線は銀線ですか?

勿論、粗悪な品質のケーブルは音質を悪化させますが、だからと言って超オーバースペックのケーブルを接続ケーブルにする必要も無いとオジサンは考えています。装置間を繋ぐケーブルはアンプ→スピーカー間以外はシールド線を使った方が良いと思う(オジサンの所では一部ノンシールドを使っている)し、スピーカーケーブルはある程度の太さが必要だと思いますが、必要以上のモノは不要だと思います。

どの辺りまでが自分にとって、あるいは自分の装置にとって必要かはリスナー本人が決める事で、それをトヤカク言う事はオジサンにはできませんが、今の異常に高値のケーブルが必要か否か、今一度冷静に考えて頂きたいと思います。これは、リスナーは勿論ですが、メーカーにも再考をお願いしたいとオジサンは思っています。

 

 

 

VIABLUE(ヴィアブルー)と言うケーブルⅡ

週末辺りはかなりの冷え込みとなり、雨まで降って寒かったですねぇ。

こんにちは、オジサンです。

先日Viablueと言うケーブルに付いて書きましたが、その後どうなったかを書いて置きたいと思います。

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オジサンが使ったのは2芯シールドタイプの細いケーブルで、本来はヘッドホンケーブルとして使用される事が多いモノの様です。しかし、細いケーブル好きのオジサンとしては、十分な太さ(外径3.5mm)で、作りも非常にしっかりとしたイメージです。

オジサンはこのケーブルをフォノイコライザーとプリアンプの間に入れてみました。入れて直ぐの感想は前回記載した通りですが、それから1週間程が経過しました。今もそのままフォノイコとプリアンプの間に入っています。

結果

非常に良い雰囲気です。

週末にかなりの時間、様々なレコードを聴いてみましたので、その時の感想を簡単に書いて置きます。

シュッツ「十字架上の七つの言葉」 ユルゲンス指揮 独テルフンケン盤

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ハインリッヒ・シュッツ作、ユルゲンス指揮の「十字架上の七つの言葉」はオジサンの所ではリファレンスレコードの一枚になっています。楽曲の詳細は他の方のHPにも多々出てきますのでそちらを参考にして下さい。

オジサンが最も気に入っているのは、最終合唱に入るところで演奏される5声部の前奏と合唱に入った直後の部分です。ここの部分が荘厳に、静かに、威厳を持って鳴るか否かが重要です。

「良いですねぇ」と言うのが第一印象です。前にも書きましたが、人の声は(例え外国語でも)普段から聴き慣れていますので、人声に違和感を感じるようでは落第です。これは合格点です。

モーツァルト 弦楽四重奏曲 ズスケ四重奏団 独オイロディスク盤

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amazonからお借りしました CDジャケットです 一番左(第一バイオリン)がズスケです)

モーツァルト弦楽四重奏曲から、K465「不協和音」を聴いてみました。オジサン的には弦楽四重奏曲が上手く鳴らない(バラバラに聴こえる)様では、その装置は不合格と勝手に思っています。特にこの不協和音は、冒頭の部分が独特の音の構成になりますので、この部分が気持ち良く聴こえないとダメだと勝手に思っています。

「これまた、良いですねぇ」と言った感じです。特にチェロの音が非常に重く、暗く響くところが何とも言えなく良いです。それまで使っていた47研究所の単線では、もう少し明るく鳴っていた感じですが、冒頭の部分の暗さが良く出ています。

モーツァルト 魔笛 ビーチャム指揮 英EMI盤 

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amazonからお借りしました CDジャケットです

ビーチャムがウォルター・レッグ(元EMIプロデューサー)と組んで録音した魔笛です。レッグにとっては初の「魔笛」録音だったと思います。録音年がはっきりしませんが、一説では「1937年」とされていますので、第二次大戦前の録音と言う事になるでしょうか?オジサンが持っているのはSPの焼き直しのLPだと思います。

これほど古い録音がどんな風に鳴るか・・・この時代の録音は、録音機器の稚拙さがもろに出ますので、聴いていて「つまらん」と思うのが普通ですが、これまた結構まともに鳴ってしまいました。

と言う事で、viablueのケーブルはそのまま使用する事になりました。今、プリアンプとパワーアンプ間のケーブルもviablueに換えるか否か迷っています。600円/mですから、オジサンの所では10m必要です。6000円+プラグ代+オジサンの手数料(無料)ですから、7000円程度の出費に見合う価値が有るか否かが問題です。

もうすぐ正月休みですから、「正月休みの遊び用でもいいかなぁ」と思います。

ん~、迷うのが楽しいのです。

VIABLUE(ヴィアブルー)と言うケーブル

週末から急激に気温が下がり、一気に真冬になってしまった印象ですが、皆さん体調は崩されていませんか?

こんにちは、オジサンです。

この土曜、日曜は朝家を出るのが億劫になるくらいの寒さでした。東北や北海道の方から見れば「なに言ってんだ!」と叱られそうですが、オジサン的には「家でゆっくりしたい!」と思う程でした。しかし、しっかりテニスの練習はやりました。急激な寒さで、ボールもコートもガットもカチカチで、いつもよりボールが飛ばない感じでした。

VIABLUEと言うケーブル

そんな状態でしたので、午後からは家でのんびり過ごす事とし、久しぶりに接続ケーブルを自作して時間を過ごしました。

今回自作したケーブルは、以前購入し残っていたVIABLUEと言うブランドのケーブルで、どうやらドイツで開発、製造されているようです。

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VIABLUEケーブル ARTMUSICさんのHPから拝借しました

このケーブル、ヘッドホン(イヤホン)愛用者の間では話題になっている様で、HP辺りを探ると結構情報が出てきます。情報の中にはそれほど「ダメ」と言う評価をする方はおらず、全体的には高評価を受けています。

オジサンがこのケーブルを購入した切っ掛けは、やはりイヤホンがらみで、DAP(デジタルオーディオプレイヤー)とヘッドホンアンプを繋ぐためのケーブル自作用でした。DAPとヘッドホンアンプを繋ぐケーブルは、それほど太いケーブルが使える訳ではないので、細く、柔らかく、品質の良いモノを探している時、ARTMUSICさんのHPでこのケーブルを見付けました。Beldenやモガミに馴染んだ耳には聞き慣れない名前だったので、多少不安は有りましたがDAPで使った限り結果は結構良いと思いました。

フォノイコとプリの間に入れてみた

暇に任せて久し振りにケーブルを自作しました。ケーブルは直径3.5mmで、オーディオ用としては極細に類すると思いますので、プラグはアンフェノールのRCAプラグを使用しました。

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アンフェノールRCAプラグ ARTMUSICさんのHPより拝借しました

スイッチクラフトのRCAプラグをメインで使用して来ましたが、以前からスイッチクラフトの偽物が多く出回っていて、どうも疑心暗鬼になっていますので、最近はアンフェノールのRCAをストックしていました。

自作したケーブルをフォノイコとプリアンプの間に入れ、いつも通りレコードを聴いてみました。

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我が家のフォノイコ(12AX7を2本使用) 2007年製

奥はお遊び用のデジタルアンプ(SOUNDFORT社製)

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我が家のラインプリアンプ(6SN7使用) 2007年製

長年その場に居続けた47研究所製の単線ケーブルの代わりに入れてみました。

結果

まぁこの部分だけ換えて音質が変わるはずもないのですが、47研究所の単線と比べると少し音質が柔らかくなった様な気がします。47研究所の単線は、オジサンの所では「カッチリ鳴らす」印象が有るのですが、VIABLUEはそれよりは柔らかく、音場も若干広くなる印象でした。音質は好き好きですから、どちらが良いとは言えません。おそらくオジサンの「気の迷い」だと思いますが、悪くない印象でしたので、しばらくこのまま使ってみようと思います。もう少しエージング(慣らし)が進めばまた違った印象を持つ可能性も有りますので・・・。

 

これから本格的な寒さがやってきます。年々感じる様になった事ですが、やっぱり寒さが身に堪える様になったと思います。若い頃は「寒い方が好きだ!」位の事を言っていたのですが、歳とともに「寒いのは嫌じゃ」と言う様になりました。

今年はまだインフルエンザの流行をそれほど聞いていませんが、年末から年明けに掛けて流行しそうな気もします。くれぐれも「インフルエンザに罹って年末年始の休みを寝て過ごした」なんてことのない様、ご注意ください。