今日の1枚・・・#43 モーツァルト K165 カークビー(S)

台風10号が大きな爪痕を残して消滅し、やっと秋らしくなるかなぁと思いきや、まだまだ真夏の暑さが残っていますが、皆さんお元気にお過ごしでしょうか?

おはようございます、オジサンです。

今年は10月末頃まで暑い日が続き、短い秋の後、直ぐに冬がやってくる様な予報が出ています。何年か前にも同じような事が有った様に記憶していますが、これが「異常」ではなく「通常」になりそうで恐ろしいです。

今日も強い日差しが朝から照りつけ、今の気温は既に30℃に達しています。夏の疲れがドット出る時期ですのでよく寝て、よく食べて健康を維持しましょう。

モーツアルト作曲 K165

エクスルターテ・ユビラーテ

エマ・カークビー(S) ホグウッド(指)

彼の有名な(と勝手に思っている)K165です。

オジサンが最初にこの曲のレコードを買ったのはアグネス・ギーベル(S)の盤でした。今でも時々ターンテーブルに乗りますが、最近はこのカークビー盤の方を好んで聴いています。他にはアメリンクの盤も持っていますが、それは殆ど聴くことが無くなってしまいました。

カークビーはオジサンが好きな歌手の一人で、バッハのマタイ受難曲パーセル等を入れた一枚も愛聴しています。有名な曲ですから、多くの演奏家がやっていますが、オジサンの場合やはり声を張り上げるような歌唱は好きになれず、カークビーのようにさらっと歌ってくれるのが好みなのです。

カークビーの魅力は今も書いた様にさらっと歌い、決して声を張り上げる事が無い所だと勝手に思っています。どの曲を聴いてもオペラ歌手の様に声を張り上げる事は無く、淡々と音楽が進んでいく所が素晴らしいと思ってしまうのです。

カークビーは1949年、英国の生まれですので、今年75歳になりますが、恐らく今も現役で歌っていると思いますが、真偽は定かでは有りません。

このレコードのK165最大の特徴は楽曲の最後の音階が下がる事だと思っています。ギーベルもアメリンクも最後は上がって終わるのですが、オジサンが知る限り(少ないが)カークビーだけは下がって終わります。またそこが良いんです。

2015年撮影(ウィキペディアより)

またホグウッドの指揮が非常に素晴らしい!楽曲の魅力、カークビーの魅力を十分引き出す演奏で、聴いていて楽しい気分になります。

楽曲の日本語訳が「踊れ、喜べ、幸いなる魂よ」ですから、聴いていて楽しく、幸せな気分になることが重要なのですが、カークビー&ホグウッドの演奏はまさしくその通りなのです。

これから秋の澄み渡った空にピッタリの曲ですから、まだ聴いた事が無い方、恐らくYouTube辺りでも聴けると思いますので、一度聴いてみて下さい。

 

予報ではまだまだ暑い日が続くようです。夏の疲れを秋に持ち越さないためにも身体は十分なケアをしましょう。暑いからと言って家に籠もっていると尚更疲れが溜まるようです。軽い運動(日中は避け)で身体をほぐす事が肝要の様です。