甲子園も終わり・・・

週末の涼しい空気はどこへやら・・・またまた夏が逆戻りしたような暑さが続いていますが、皆さん暑さ負けしていないでしょうか?

こんにちは、オジサンです。

夏の甲子園大会、今回は100回記念大会と言う事で、始球式にかつて甲子園を沸かせたレジェンド(別名:ジジイ)が登場し、「給水タイム」等も設けられるなど、何となく目新しい甲子園大会になっていた様な気がします。

吉田君の力投は感動的だった?

秋田県代表 金足農業の躍進が様々な場面で話題になっています。特に吉田投手の力投は、様々な形で話題になっていますが、皆さんはどの様にお感じでしょうか?決勝戦が始まる前、オジサン的には「吉田は温存、ここ一番で投手交代」と思っていましたが、大方の予想通り、吉田投手が先発でしたねぇ。まぁチーム事情と言うのも有るでしょうから、オジサン辺りが外野からとやかく言う事では有りませんが・・・。

オジサン的には「肩を壊してくれなきゃ良いなぁ」と思っていました。まだまだ前途が有る高校球児ですから、「ここで肩や肘を痛めて野球人生が詰まらないモノにならなきゃいいなぁ」と、そればかりを案じていました。残念ながら吉田投手の力投も、大阪桐蔭の強力打線には通じず、大量得点でボコボコにされてしまいました。奥さんは「かえってスッキリした」と野球評論家の様な事を言っていましたが、確かに1点差で負けるより良かった(?)かも知れません。無責任な言い方ですが・・・。

秋田に勝って欲しかった・・・

別に大阪桐蔭が嫌いとか言う事では無いのですが、オジサン個人の心情的には金足農業に勝って欲しかった・・・と言うのが本音です。勿論選手、監督、応援団、地元の方々も同じ思いだったと思いますし、選手や監督は「勝つ」積りでプレイしているはずですから、外野が無責任な発言をする必要は無いと思いますが・・。

北国軍団が強くなりました

しかし、一昔前から比べると北国軍団(オジサンが勝手に呼んでいる、東北、北海道のチーム)も強くなったと思います。甲子園大会に限って言えば、北国軍団は初戦敗退が殆どで、1回勝つとニュースになったのはもう20年も30年も前の事ですねぇ。

昔は雪国では冬場にまともな練習が出来ない事がハンデとなり、なかなか選手の強化が進まなかったと思いますが、最近は室内練習場を持ったり、今年の金足農業では科学的な分析までやっていたと言うのですから驚きです。また、雪国にしかできない、雪を利用した下半身の鍛錬も映像で観ました。

ヤンキースの田中投手、エンゼルスの大谷選手、西武で活躍中の菊池投手等々、多くの選手を北国軍団は輩出していますねぇ。

若い時にしかできない心身の強化

オジサンは小学校の頃は水泳の選手(と勝ってに言っているだけ)で、平泳ぎをやっていました。一応大会で勝った事も有りますし、地方の記録を持っていた事も有ります。テニスと出会ったのは小学校5年生の時で、遊びで始めたのが切っ掛けでした。

中学から本格的にテニス一本に取り組みましたが、水泳を止めてしまったのは「冬場に活動が無い」からでした。当時はまだまだ地方には室内プールや温水プールなど無く、冬場は走り込みや筋トレなどが主な活動でした。「泳げないんじゃ詰まんないじゃ」と思い、水泳部を退部しました。

その後本格的にテニスに取り組みましたが、中学以降は家に居た時間より、コートに居た時間の方が長いと思います。オジサン的に一番練習した時期は高校生の頃で、特に夏休みは高校の合宿所に泊まり込み、40日有った夏休みの内、最後の5日位を家で宿題をやっていました。お蔭で高校生活の2学期は赤点の嵐で、テニス部は補習の常連でした。

この頃手に入れた体力は、その後のオジサンに大きな影響を与えていると思います。還暦を過ぎた今まで、大きな病気(入院を伴う様な)はした事が無いし、風邪も殆ど引きません。足が痛いとか言う事もないのですが、一時期腰痛に悩まされたことが有ります。

還暦を過ぎた今でも、毎週(夏の暑い時期も、冬の寒い時期も)4時間の練習に休まず参加出来ているのも、この頃に培った体力と精神力のお蔭だと思っています。恐らく、同年代の人と比べても元気な方だと思っています・・・勝手に。

厳しい練習は必要か?不要か?

最近は「褒めて伸ばす」のが主流で、スパルタは流行らないそうですが、本当にそれで強い選手は育つんでしょうか?確かに今行われているアジア大会では、若い世代が活躍しています。水泳の池江選手を筆頭に、10代の選手の活躍が目覚ましいので、一概に「間違っている」とは言えないと思いますが・・・。この辺りの事は色々な方々が色々な場面で議論していますし、色々な本も出ていますので、オジサンはとやかく言う積りは有りません。

しかし、厳しい練習の中から得るモノも多いとオジサンは思います。ただただ厳しいだけの練習ではなく、「なぜ、その練習が必要か」を選手自身が理解していれば、恐らく納得して厳しい練習にも応えてくれると思います。

甲子園大会に思う事

甲子園大会は、高校球児にとってあこがれの大会であり、そこでの球児達の活躍は地元の活性化にも大いに貢献すると思います。

4万人もの観衆の前で試合できる事は、選手にとって本当に大きな経験と財産になる事は間違いないのではないでしょうか?しかし、甲子園に来るまでの間、多くの高校球児の夢を打ち砕いて甲子園に来ている事を絶対に忘れないで欲しいと、オジサンは切に願っています。どの様なスポーツでも、それは勝負事である以上、勝者と敗者が出来てしまうのは仕方のない事だと思いますが、勝者だけが優れていて敗者は劣るという事は決して無いとオジサンは思います。ですから、甲子園に出場する選手は、それまでに夢破れた数多の選手にも思いを馳せて頂きたい・・・。それでこそ、本当の勝者と言えるのではないでしょうか?

さてさて、暑さがぶり返したと言っても、7月末の様な「殺人的な暑さ」は峠を越えていると思います。台風20号が日本列島を狙っている様で心配ですが、是非皆さん逃げる時は躊躇わず逃げて下さい。

では、また・・・夏の甲子園の開会式を一生に一度で良いから観てみたいオジサンでした。