錦織選手・・・Best8進出

西日本の豪雨被害報道で、まだまだ被災者の方が増え続けている事が気になります。今回の豪雨被害は、平成に入って最大の被害をもたらした豪雨で、その範囲も今までに無いほど広い範囲に及んでいる様です。

こんにちは、オジサンです。

今回の豪雨災害、オジサンの住む町の七夕豪雨なんて足元にも及ばないほど広範囲で、影響も大きなものとなっている様です。それにしても、本当に最近の雨の降り方はおかしいと思いませんか?「線状降水帯」って言うんですか?最近ニュース等でも良く聞く様になった言葉ですが、同じ様な所に雨雲(それも強烈な)が掛り続け、大量の雨を降らせる現象との事です。そんなの、オジサンが子供の頃は聞いた事も有りませんでした(オジサンの記憶から消えているだけかも・・)。

それに気温の上昇もただ事では無い様な気がします。観測点が増えた事でそれまで分かっていなかった事が分かるようになったのも一つの要因だと思いますが、人の体温を超える様な気温も聞き慣れた様な気がします。

オジサンが子供の頃、夏に遊びに出ようとすると「今日は30℃を超えるから、帽子被ってけよ!」と親父の声が後ろから飛んできたものです。当時は30℃を越えれば大騒ぎでした。「熱中症」と言う言葉も聞いた記憶が有りません。オジサンが子供の頃は、「日射病」と言うのが一般的で、恐らく「日射病」は「熱中症」の一部だと思いますが・・・気候変動と共に、どんどん新しい言葉が出て来るんですねぇ。

松岡修造さん以来のBest8!

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さて、ウインブルドン大会も2週目に入り、いよいよBest8が出揃いました。大阪選手は残念ながら負けてしまった様ですが、錦織選手は4回戦の大熱戦を制して、ウインブルドン大会初のBest8進出です。なんとあの松岡修造選手以来の出来事と言う事ですから驚きです。

松岡修造選手、今では半分お笑い芸人の様な話芸で活躍中ですが、彼は非常にまじめで、研究熱心な方です。まじめで熱心すぎる所が笑いを誘うのだと思いますが、ズッコケた(古いね!)トークを彼は狙っているのではなく、真剣に話をするとああなってしまう・・・要するに「天然」なんですね。実はオジサン、松岡修造さんが中学生(確か慶応だったと思う)の頃、何度か一緒に練習をした事が有ります(自慢!)。お父様の仕事の関係で紹介され、東京のテニスコートでプレイしました。当時から打球は早く、確か全日本ジュニアで優勝しているんじゃないでしょうか(オジサンの記憶が正しければ)。

オジサンのテニスの師匠(師匠がいっぱいいますが・・)は元全日本ランカーで、テニス解説の神和住さんや坂井さん(現テニス解説者の利彰さんのお父さん)辺りとも親交が有り、その関係で松岡修造さんのお父さんとも知り合いでした。そんな事で師匠にくっついていたオジサンも仲間に入れて頂いただけで、本当はオジサンが自慢できる話ではないのです(シュン!)。

実は、オジサンの打球はその性格と異なり、非常に素直な打球を打ちます。速さもそこそこで、還暦を越えた今でも「速い!」と言われる程です(今度こそ自慢!)。その素直な打球が故に、ヒッティングパートナー(練習相手)を頼まれる事が結構あります。調子を落とした選手が「ちょっと頼むわ」と声を掛けて来てくれます。

そんなことも有って、松岡修造選手とは何度か練習相手をさせて頂きました。

錦織選手・・・Best8進出!

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4回戦のグルビス選手との試合は、まさに死闘の様相を呈していたようですね。オジサンは夜更かしが出来ないので、第1セット(錦織選手が取られた)だけを見て寝てしまいましたが、奥さんは最後まで見ていた様で、朝起きたらテーブルの上に「錦織Best8!」と書いたメモが残っていました(朝、奥さんはガーガー寝ていましたが・・)。

Best8位で喜んでいては錦織選手に申し訳ないのかも知れませんが、Best8に進出した選手の顔ぶれを見れば、大したものだと思います。次のジョコビッチ戦、何とか勝ち上がって頂きたいと切に願うオジサンです。

テニスで勝つ者・・・

テニスを始めとするネットスポーツ(対戦相手とネットを挟んで行う競技)では相手より一本多く返球した者が得点を得ます。これはバトミントン、バレーボール、卓球等も同じです。返球する打球は、例えヘニャヘニャでも、相手が返球できなければ自らの得点になります。

テニスの場合、デュースが無ければ1ゲームは4点、1セットは24点取れば勝つ事が出来ます(あくまでも単純計算ですが)。ではその24点の内、ウイナー(エース)で取れるポイントはどの程度あるでしょうか?

プロなら6~7点はサービスエースなどのウイナーで取れる可能性も有りますが、オジサン達の様な素人ではせいぜい2~3点止まりです。では、残りの20点はどうやって点を取るのでしょう?・・・答えは相手のミスです。

従って、ミスを極力減らした方が勝つのがネットスポーツの特徴です。とは言っても、緩い打球だけで、ミスが無いようにしていれば勝てるのか?と言う疑問が湧いて来ると思いますが、決してそうでは有りません。ジョンジョリボール(オジサン達の間では、勢いのない打球の事をこう呼びます)だけで勝てるほどテニスは甘くないのです。相手のミスを誘う様な打球が必要になります。

例えば、伊達公子さんの様な「ライジングショット(打球が上がる前に打つ)」で相手のタイミングを外したり、ナダル選手の様な「強烈な回転」で相手を追い詰めたりする必要があります。その様に様々なショットを駆使して相手のミスを誘い出すのですが、そこで先に自らがミスを連発していては勝つ事が出来ません。

相手を追い詰めるのに最も効果的なショットは強烈なスピードボールですが、フラット系の速い打球はアウトしたり、ネットするリスクも高まります。

練習はミス(ネット)を減らす事に主眼を置くべし・・・

オジサンは常々チームのメンバーに対し「ネットを減らせ!」と言い続けています。ネットは練習の質を下げる最大の要因とオジサンは考えています。

皆さん、世界のトッププロであるロジャー・フェデラー選手でも返球できない打球って、想像できますか?・・・それはネットに掛った打球です。多少のアウト(OBは別)なら返す事が出来ますが、ネットに掛ったボールは例えフェデラー選手でも返す事が出来ません。という事は、そこで練習が一旦止まってしまうという事です。チームの皆には「フェデラーも返せない様なボールを打っちゃだめだ!」と言っています。

我々は限られた時間の中で練習をするわけですから、少しでも練習(打球出来る事)量を確保したいのですが、ネットに掛ってしまうとそこで練習(連続した打球)も止まってしまうし、ボールを拾いに行く時間ももったいないです。連続した打球が打てないと言う事は、集中力を維持する必要も無くなるし、体力もそこそこ有れば大丈夫という事になります。ですから、ネットミスは極力減らし、多少のアウトならそのままラリーを続けるのが練習時間を有効にし、練習の質を上げるコツだとオジサンは考えています。

 

さてさて、話が錦織選手のBest8から横道に逸れてしまいましたので、今日はこの辺りで終わりにしますが、何とかジョコビッチ選手に勝ってBest4、出来れば優勝を勝ち取って欲しいと思います。

テニス競技最大の特徴とオジサンが考えている事・・・それは一人で戦わなければならないという事です。どの様な競技でも必ずと言っていいほどアドバイザーが近くに居るのが常です。ゴルフならキャディさん、野球なら監督やコーチ、サッカーでも監督が常にピッチ横でアドバイスなり、激を飛ばしています。

この辺りの事は次回書きます。

錦織選手の優勝を祈って、今日はこの辺で・・・。