オーディオの事・・・沼へ踏み込む

 

こんにちは、オジサンです。

 

オーディオの事を書こうと思うと、やたら色々な事が頭の中をグルグルグル回って、何から書いてよいやら・・・皆目見当がつきません。

 

それでもやはりオーディオの沼にはまるきっかけになった話をしようと思います。

高校入学祝いに買ってもらったシスコン

 

1973年(昭和47年)、私は地方の県立高校を受験しました。(話しが古いね!)

受験の理由は、「○○が勉強したい」とか「将来○○になりたい」とか言う立派な動機ではなく、ただただ「硬式テニスがやりたい」でした。

 

その辺りの経緯はまた後日ご開帳するとして、「県立なら授業料も安い」と両親は喜びました。まったく受験勉強などする気配もなく、毎日・・・来る日も来る日も遊びまわっていましたので、両親は「県立は無理だろう」と本人にはナイショで思っていたようです。それが何の采配か、見事合格してしまったものですから、両親はホッとした事でしょう。当時・・・今でもそうか・・・県立(公立)と私立では入学金、授業料等々を含めると3年間で2倍以上の開きがあったと思います。

まぁ、言ってみれば私がした最初で最後の親孝行だったかも知れません。(両親は健在ですが)

 

そんなことで、この後の3年間の経費的な事を思えば、ステレオの1台や2台、どおって事はないと思ったのでしょう、両親は気前良く当時としては最高級に近い値段のテクニクス(現パナソニック)のシステムコンポを買ってくれたのでした。

 

それはもう嬉しくて、一緒に布団に入って寝たいくらいでしたが、さすがにステレオと一緒に寝るわけにもいかず、ステレオに寄り添うように寝たものです。

ところで、最近ステレオと言う言葉は死語になってしまいましたねぇ。

オジサンが高校へ入学した頃は、音源がMONO(モノラル・・・右と左から同じ音が出てくるやつ)がステレオ(右と左から違う音が出てくるやつ)に代わってそれほど長い時間が経っていなかったので、こう呼んだのです。

今では「オーディオ」と言う言葉が定着して(これも死語に近いが)、「カーオーディオ」なんて言うようになりました。

 

入学祝いのテクニクスが壊れた!

そんな事で手に入れたテクニクスのオーディオ(ナウい)も、オジサンが24歳になったある日、突然死んでしまいました。左側から音が出なくなってしまったのです。

思えば16歳で手に入れた装置ですから、約8年間、よく頑張ったものだと思います。

 

買った(買ってもらった)その日から、ほとんど毎日カントリーミュージックフォークソング等々、様々な音楽を鳴らし続けてくれたテクニクス・・・よう頑張った!

 

テクニクスの音が出なくなった原因・・・その後オーディオについて勉強した限りでは、コンデンサー辺りがぶっ飛んだのが原因だったと思いますが、その当時はそんな事(コンデンサーのコの字も知らない)は考える事もできません。

「まぁ、寿命か」位にか考えませんでしたが、今なら数百円の部品一つでテクニクスは息を吹き返したのではないかと思います。あの時オジサンにAEDの知識が有ればテクニクスは死なないで済んだ・・・と思いうとちょっと悲しい気もします。

せっかく両親がなけなしの金をはたいて買ってくれたモノでしたから・・・。

 

いよいよ泥沼の始まり・・・サンスイのアンプDU607との出会い

テクニクスが壊れた原因なんて全く考えなかったオジサンは、翌日から新しいアンプ探しを始めました。(音の出ない原因がアンプにあることは確認した)

 

当時オジサンは横浜の西区と言う今では皆さん憧れるような場所に住んでいました。

JR横浜駅西口まで歩いて15分くらいの所で、住所はなんと横浜市西区北軽井沢・・・すごい!

でも住んでいたアパートは4畳半と6畳、それに猫の額よりまだ狭いDKが付いた2DKでした。でも楽しかったです。

 

さてそんな夢のような場所(住所だけ)に住んでいたオジサン、仕事は東京へ通っていましたので、秋葉原辺りに行くのは簡単です。

仕事帰りに秋葉原(今ではアキバ)の電気屋を覗いては色々な装置を聴かせて頂いたのですが、どうもしっくりこない・・・と言うか、高くて買えない。

「カッコ良い」と思うと数十万円・・・当時のオジサンの給料では逆立ちしても買える訳がございません。アキバに行っては打ちのめされ、金の無い悔しさを思い知らされる日々でした。

 

話しは飛びますが、結局最終的にはSANSUI AU607と言うアンプにたどり着きます。

 

金の無い悔しさを知る・・・

アキバ通いを散々して、欲しい物が買えない!

この頃、本当に金の無い悔しさを痛感しました。後に五味康佑氏も同じような事をその著書の中で書いておられるのを読みました。真のオーディオマニア(オジサンはマニアではないが)は金の無い悔しさを知っている事だと書いておられます。

まぁ、しがない一般サラリーマンですから、飯のタネにならないオーディオなんぞに掛けられる金額は多寡が知れています。

 

tころが・・・本当に金の無い悔しさを知るのはまだまだこれから。

ここからがオーディオ沼の始まりです。沼にはまっていくオジサンの姿を描くのはこの後。今日はこの辺りでおしまいにします。

 

写真が無くて済みません。

まだブログを始めたばかりで、写真の入れ方も良く分かりません。60過ぎのオジサンですからご容赦願います。次に書く時までに勉強しておきます。