英国の音・・・VANDAMMEと言うケーブル

だんだん湿度が高くなり、梅雨入りマヂかを感じさせる日が続いていますが皆さんお元気にお過ごしでしょうか?

こんにちは、オジサンです。

コロナ対策の自粛にも飽きが来て、そろそろ羽根を伸ばしたいと思っている方も多いと思いますが、もう少しの間は慎重に行動した方が良いと思います。情報番組では「制限解除」が大きく報じられていますが、まだまだ敵は息を潜めて我々の行動を見ている気がします。くれぐれもご注意下さい。

さて、昨年の秋、合研ラボのフォノイコライザーとShelterのカートリッジを購入以来、トンと鳴りを潜めていたオーディオですが、つい先日(と言っても1週間ほど前)新しいケーブルに手を出してしまいました。

VAN DAMMと言う、イギリスのマイクロフォンケーブルです。

VANDAMMEと言うケーブル

これがオジサンが購入したケーブルですが、末端処理がされておりこのままではオジサンの所の装置に繋げません(オジサンの所はRCAなのだ)。そこでスイッチクラフトのRCAプラグに交換しました。本来なら末端処理されていない生コードを買えばよいのですが・・・扱っている店のネット購買が出来ませんでしたので、仕方なくこの加工済みを買った次第です(なぜ買えなったんだろう・・・以前は買っていたのに・・・)。

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このような形です・・・美しい!(自画自賛か!!!)

VAN DAMMマイクロフォンケーブルは4芯のモノと2芯のモノが有りますが、オジサンが選んだのは2芯の方です。なぜなら・・・加工がしやすい・・・音質的にさほど差が無いと思えるから。以前MOGAMIケーブルで2芯と4芯を比較した時、差を感じなかったのです(オジサンの駄耳のせいかも知れませんが)。

音のお国柄

オーディオ全盛の’70~’80年代、装置(部品)にはそれぞれのお国柄の音が有ると、まことしやかに言われていました。例えばアメリカを代表する音としてJBLアルテックマッキントッシュ、古くはウエスタン等が、英国を代表する音としてクウォード、TANNOY、KEF等が、ドイツにはシーメンスやテレフンケン等の巨大企業が有り、それぞれに個性的な音を出す部品(装置)を揃えていました。

これはレコードの世界にもあり、同じヨーロッパ系でも英EMIとDECCAでは音質が異なるし、独のDGG,エレクトローラ、仏のPathe、シャルラン等多くのレーベル(レコード会社)が独自の音作りをしていました。クラシック音楽の場合、米盤は音質の前に盤質に問題が多く、クラシック音楽ファンはこぞってヨーロッパ盤を買い求めたものです。我が日本も独特(?)の音質で、その事は以前のブログに書いた通りです。

一般に「アメリカの音は迫力がある」とか「イギリスの音は気品がある」と言われていましたが、オジサンはこの意見には・・・???です。

いかなる装置を組み合わせようと、最後はリスナーの音になるわけで、実際に「Jazz向き」と言われるマッキントッシュJBLの組み合わせでTANNOYと見まごうばかりの音を鳴らしている方を知っていますし、クラシック音楽向きと言われるTANNOYでゴリゴリのJazzを聴いている方も知っています。

ただし、レコードはそうは行かない気がします。EMIがDECCAの音になる事はまず考えられないし、もしそうしている方が居るとしたら、それはどこか音質を加工していると思います。

オジサンがVAN DAMMのケーブルを選んだ理由

ここ数年はMOGAMI、VIABLUEをメインに使って来ました。オジサンは長年Beldenに慣れ親しんでいました。そんなオジサンがBeldenを外した理由はやはりメッキ臭い音が気になり初めての事だったのですが、実はVIABLUEもメッキ線なのです。

VIABLUEは何年使ったでしょうか?おそらく3年位は繋がったままだったと思います。決してVIABLUEが悪いとか言う積もりは有りません。細身でしなやかで、出てくる音は非常に繊細で良かったのです。

しかし、そこはマニア(オジサンは決してオーディオマニアではないが)の悲しい性だと思います。Aを使えばBが、Bを使えばCが気になるのは必定で、「イギリスのケーブルを使ったらどんな音になるんだろう・・・?」と思ったのが切っ掛けでした。これまでオジサンはイギリスのケーブルと言えばVITAL VAM-265しか使った事が有りませんが、結構良い印象が有りました。

「一度入り口から出口まで、イギリスのケーブルで繋いだらどんな音になるんだろう?」・・・これがVAN DAMM導入の切っ掛けです。(大した動機じゃねぇな!)

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これがVAN DAMMマイクロフォンケーブル(2芯)の中身です。何の変哲もない外径6mm程のケーブルです。

VAN DAMMマイクロフォンケーブルの音

さて肝心の音ですが、一言で言って「素晴らしい」の一言です。とにかく静かなのです。以前「空気感と言う音」と言う事を書きましたが、まさに演奏者と演奏者の間の空気まで感じられるほど静かなのです。装置のSN比(詳しくは検索して下さい)が上がったように聴こえます。オーディオ愛好家の中には「雑味」と表現する方も居ますが、まさに雑味が取れた感じです。

特に顕著だったのがピアノのペダリングの時に聴こえるフエルトと弦が触った瞬間の音が非常にリアルに聴こえた時です(マニア臭せぇ)。また、オペラ等で歌手がどっちを向いて歌っているかが良く分かるようになりました。

立体感や音場の広がりはVIABLUEとそれほど違いがあるとは思えませんが、演奏家演奏家の間の空気感はたいしたものです。

オジサン的には決して安いとは言えないケーブルですが、これだけ雰囲気を変えてくれるならアンプやスピーカーを変える(今のところその気はないが)事を思えば安いモノかも知れません。

さてさて、コロナの終息まではもう少し、もしかしたらこのままかも知れませんが、くれぐれも感染した、させたと言う事にならないようお気を付け下さい。

 

 

 

アナログ一筋・・・40年

5月の風が心地よい季節となりましたが、皆さんコロナの自粛に負けずお元気にお過ごしでしょうか?

こんにちは、オジサンです。

一部地域では自粛要請が一部緩和され、日常が戻りつつあるようですが、皆さんお住まいの地域は如何でしょうか?オジサンの住む地域では、患者が一人も出ていないせいか、昨日は結構人が出ていました。そういうオジサンも昨日は食料を買い出しに行ったのですが、ここ1ヵ月の間で街は一番の賑わいだったと思いました。

さて今年2020年はオジサンがオーディオをイジリ始めて40年になります。40年間何をやって来たか・・・恥ずかしながら40年もイジッテこの程度の音しか出せないのかと最近嘆いています。

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この40年、アナログ一筋で装置をイジッテ来ました。時には「ハッ」と驚くような美音を響かせてくれた我が家の装置ですが、1ヵ月、2ヵ月すると不満が出て来て、結局アンプを替え、カートリッジを替え、ケーブルを替えてここまで来ました。

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オジサン家の装置は凡そ35年間、真空管を使ったアンプを使用しています。一番長く使ったのは以前の記事にも書きましたがFigaro(浜松町に有ったオーディオ店で、今は名前を変えて大森で営業中)のフォノイコライザーアンプです。

Figaroのフォノイコアンプは得も言えぬ美音(特に弦楽器と人声)を聴かせてくれましたが、使用後10年位で音が出なくなり、その後の修理で音は出るようになりましたがオリジナルとは全く違う音になってしまい、今は棚の奥で眠っています。

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凡そ35年程前に購入した進藤ラボのMCトランスです。一時期機嫌を損ねて眠っていましたが、昨年復活し今はSPUやDENONを鳴らしています。

一時期(不機嫌な頃)新規でMCトランスを探したりしましたが、どうにも使いたいトランスが見付からず(予算的にも)、何とか復活させました。

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フォノイコライザーは相変わらずWELCOMEのモノをメインで使っています。昨年秋、ノイズが頻発するようになって、合研ラボのフォノイコを導入しました。合研ラボのモノも悪くはないんですが、どうにもWELCOMの音に馴染んでしまったオジサンの駄耳が「WELCOMの復活を!」と言うので、年明けから修理をして復活させました。

ノイズの原因は真空管ソケットの不具合と一部コンデンサーの劣化が原因だったようで、今では以前のようにノイズも出なくなりました。

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パワーアンプは6V6シングルアンプで、現在後継機を模索中です。

今は非常に良い音を出してくれていますが、何分13年間働き詰めでしたので、そろそろ定年の時期が近付いているような気がします。トランスの鳴きも少し出始めていますし・・・。

しかし、「これは!」と言うアンプがなかなか見つかりません。諭吉を数十人差し出せばそれなりの後継機に出会えるのでしょうが、オジサンにその余裕は有りませんし、あと何年使えるか(オジサンが何年生きるか)分からないモノにそれほどの大金を投与する気が起こらないのです。そこで小出力(アンプの出力は音質に関係ない)の真空管アンプを探しています。

 

オーディオをいじり始めて早40年、常に「自分は十分音楽を楽しめているか」と自問自答を繰り返し、装置を替え、レコード買い、セッティングを変えてやってきましたが、いまだ「これで、良し」と言う音に出会えていないような気がします。

恐らく、どこまで行ってもゴールは無いのがオーディオと言う趣味だと思いますが、どこかでキリをつけなければいけないと思う今日この頃です・・・。

「足りるを知る」この言葉が毎日胸の中で渦巻いているオジサンでした・・・。

SMITHSONIAN COLLECTION レコード

いよいよ「お家に居ましょう」週間のGWが始まりましたが、皆さん大人しく家で退屈な時間を過ごしているでしょうか?

こんにちは、オジサンです。

旅行や屋外での運動に一番良い季節になったのに、どこにも行けなくて時間を持て余している皆さん、今こそ音楽を聴きましょう‼‼‼‼

色々なミュージシャンがYouTube辺りで演奏を楽しめるように配信していますので、そちらを楽しむも良し、昔かったCDを聴き直してみるも良しですねぇ。子供さんの居る家庭なら「お父ちゃんが若い頃聴いていた曲なんだ!」と話しながら聴くのも良いでしょう。

さてオジサンも時間を持て余している一人ですが、幸いオジサンにはオーディオと言う趣味(道楽ではない)と、音楽を聴くと言う趣味(道楽に近い)が有るので比較的時間は速く過ぎて行きます。レコード片面約20~30分、魔笛等のオペラを通して聴けば2時間は時間が潰せます。

今朝はレコード棚の端っこの方で眠っていたレコードを取り出して聴いています。

SMITHSONIAN COLLECTION レコード

もう10年以上前になるでしょうか、偶然見つけたレコードです。

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曲はJ・S・Bach(バッハ)の楽曲ばかりですが、注目すべきはヤープ・シュレーダーの弾いた無伴奏バイオリン組曲ですねぇ。

このレコードはアメリカのスミソニアン博物館が所有している音源をレコードにしたそうで、全てデジタル録音です(オジサンはあまり好きではない)。

オジサンが何時、どこで、いくらで買ったのか、全く記憶にございませんが、なぜかレコード棚の片隅で不遇の日々を送っていました。おそらく5年は針を通していない(掛けていない)と思います。

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こんな立派な解説書(英語)まで付いて、非常に安かった覚えが有ります。G検索したら、或るレコード店で1000円以下で売られていました(現在は在庫切れの様ですが)。それほど安かったかどうか、記憶にありませんが、確かに安かった事は覚えています。しかもこのセット、6枚組ですから、一枚当たり170円足らずなのです。

朝からバッハ三昧

今日は朝からこのレコードを端から聴いています。今は第8面の無伴奏バイオリンが流れています。

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これがレーベルです。何の変哲もない、ベージュのレーベルですが、オジサン的には結構好きなレーベルです。

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さてその音質ですが、やはり「デジタル臭い」感じは拭えないものの、録音状態は非常に良く、シュレーダーのバイオリンは良く響いています。ただ、マイクが楽器に近いようで、ヴァイオリン1台の演奏にしては広がり過ぎる感じがします。

そこで、前にも話したMONO接続のカートリッジに替えて聴き直してみました・・・正解です!音像がセンターにぴしゃりと決まり、非常に良い感じになりました。

シュレーダーのバッハ、これは同じバッハのヴァイオリン協奏曲で既に機器馴染んでいましたので、安心して聴いていられるのですが・・・やっぱり素晴らしいですねぇ。

無伴奏ヴァイオリンはスーク(英EMI盤)とズスケ(日オイロディスク)を愛聴してきましたが、このシュレーダーの盤も今後仲間に入りそうです。

なぜ聴かなかった・・・?

今日、このレコードを聴き直して「なぜ何年も聴かなかったんだろう」と我ながら不思議に思っています。まぁ、デジタル録音だったので「食わず嫌い」で聴かなかったのかも知れません。

又は10年前の装置(今とほとんど変わっていない)では上手く鳴らなかったのかも・・・。

いずれにしてもオジサン的には「お宝発見」と言った感じです。

でも、シュレーダー無伴奏以外は聴かねぇだろうなぁ・・・。

 

今日はこの辺りで失礼します。残りのレコードを聴かなくちゃ・・・。

天気の良い日、どうしても外出したくなりますが、今は「我慢」の時ですね。皆さん、くれぐれもコロナ感染しないよう、お気を付け下さい。そして、楽しい夏が迎えられるよう頑張りましょう・・・(夏までに終息するのかなぁ)。

 

魔笛・・・新しい仲間(14セット目)

今日は風もなく穏やかな日ですが、相変わらずのコロナ禍で外出もままなりません。

皆さんいかがお過ごしでしょうか?

こんにちは、オジサンです。

家に籠る事が多くなり、レコードを聴く時間が長くなっています。「毎日、毎日音楽を聴いているのは飽きないのか?」と聞かれそうですが、それが飽きないんです・・・。

まぁ、何時間も集中して聴くのはシンドイのも確かですから、装置をいじってみたり、ネット検索して何かを調べたりしています。時にはネット通販のページや、〇〇オクなんかを覗いて「へぇ、こんな物があるのかぁ」と感心したりしています。

先日中古輸入盤を扱うお店の通販サイトを見ていて、オジサンが持っているレコードと同じモノが数千円、数万円の値段が付いている事に驚きと同時に「嬉しさ」を感じました。いよいよお金に困ったらレコードでも売り飛ばしますか・・・。(まぁ、できないでしょうが)

新しい仲間

さてその中古輸入盤のお店で、しかもバーゲンセールの棚から嬉しい発見をしました。以前から一度聴いてみたかったコリン・デイビス指揮の「魔笛」です。

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デイビス魔笛は一部ファンの間では結構人気が有って、比較的新しい録音(1984)で、勿論デジタル録音です。オジサン的にはデジ録は余り好みでは無いのですが、この時期の録音では致し方なしです。

レコードは注文から2日でオジサンの手元に届きました。この輸入中古盤専門のお店は何度か通販で購入した事が有ります。通販サイトの商品説明も丁寧で、分かりやすく、値段も比較的良心的です。勿論中には数万円なんて値段が付いたモノも有りますが、貴重盤で状態が良く、更に人気が高い楽曲と演奏家であれば仕方がない事です。

オジサンが買ったこの「魔笛」は、バーゲンと言う事も有り、3000円程で手に入りました。3000円以上購入で送料も無料になりますので、品代+代引き手数料だけで済んだのです。しかも盤、ジャケットの状態も良く、解説書も「一度も開いてないんじゃないの」と思えるくらい奇麗でした。尤も外国語ですからオジサンには読めませんが・・・。

他の輸入盤ショップでは同じ盤が10000円を超える値段で売っている所も有り「儲かったぜ」と言った心境です。

さてその演奏は・・・

さて肝心の演奏です・・・。

オジサンは既に13セットの魔笛を持っています(自慢か!)が、今までの中ではショルティ(指揮、DECCA盤)かカラヤン(指揮、仏Pathe盤)か、はたまたクレンペラー(指揮、英EMI盤)かと言ったところがBest3なのです。(カラヤン盤とクレンペラー盤はセリフが省かれているのがざんね~ン!)

サヴァリッシュ(指揮)、ベーム(指揮)の盤も捨てがたいのですが、3巨頭には敵わないです・・・。

肝心のデイビス盤・・・まぁこの時期の演奏としては仕方がないのかも知れませんが、非常にアッサリしていると言うか、もう少しコッテリ感が欲しいところです。

決して悪いとか、奇をてらっているとかでは有りませんので勘違いしないで欲しいのですが、むしろあまりに「正統派」で面白味に欠けると言った感じです。初めて魔笛を聴かれる方なら、間違いなくこの演奏はお勧めできると思います。

ただ、「夜の女王」の迫力はちょっと文句を言いたくなりました。特に第二幕で歌われるアリアは「気の優しいお姫様」と言った感じです。(オジサンの個人的感想ですが・・・)

 

以前にも書いた事が有りますが、オジサンは「魔笛」のアナログ盤全蒐集をライフワークに掲げていますが、いまだ14セットでは先が思いやられます。アナログ盤(中古)は年々その数を減らし、価格は上昇、しかも良質の盤(無傷)を入手する事が難しくなっています。

別にアナログ盤を蒐集したからどうなの・・・って感じなのですが、やはり何か目標が無いと・・・寂しいです。

 

まだまだコロナ禍が続く昨今です。外出自粛、営業自粛の期間が伸びそうな話も出ていますし、湘南では「海に来ないで!」と県知事までが乗り出す騒ぎになっています。何時まで続くコロナ禍か分かりませんが、皆んさんで力を合わせてこの災難を乗り越えましょう。

今日も籠りのオジサンでした・・・。

 

 

ムソルグスキー・・・展覧会の絵

新型コロナの対応で外出自粛要請が出て、家で過ごす時間が長く、場合によっては家で仕事なんて方も多いかも知れませんが、皆さん新型コロナ対応に負けず、お元気にお過ごしでしょうか?

こんにちは、オジサンです。

新型コロナ対応で家にいる時間が長くなり、それなりに時間の過ごし方を模索している方も多いでしょう。仕事帰りに「居酒屋で仲間と一杯」なんてやってた人も、職場から家に直帰して「時間が余ってしょうがねぇ」と愚痴っている人も多いんじゃないでしょうか?スポーツジムもカラオケも居酒屋もどこも自粛要請で出社しても直ぐに帰ってしまい、家に居る時間が長くなり、時間を持て余している貴方・・・こんな時こそ音楽を聴きましょう!

別にクラシック音楽である必要は全くなく、昔聴いた懐かしいアイドルの曲でも、サブちゃんのド演歌でも、格好良いJazzでも何でも良いじゃないですか。家に音楽ソフトが無ければ、YouTube辺りを彷徨って、好きな音楽を探してみてはいかがですか?

展覧会の絵

ムソルグスキー作曲、組曲 展覧会の絵は小学生の頃、音楽授業の時間、無理やり聞かされた経験があるのはオジサンだけではないと思います。眠いのを我慢しながら音楽室のスピーカーから流れて来る訳の分からない音楽・・・退屈以外の何ものでもなかったと思います。(ムソルグスキーと言えば、「禿山の一夜」もそうでしたねぇ)

元々はピアノ独奏の組曲として作曲され、それをラベル等がオケ版に編曲したモノが一般的だと思います。ピアノ独奏曲を好むかオケ版を好むかは個人の好みに寄るところですから、オジサンがトヤカク言う事ではないです・・・。

オジサン的には「オルガン編曲版」が好きで、オケ版やピアノ独奏版よりターンテーブルに乗る回数は多いのです。オケ版やピアノ独奏版に比べ、あまり聴く方は多いと思えませんが、へそ曲がりのオジサンとしてはオルガン版が好きなのです。

O・G・ブラー(Org)のオルガン版

O・G・ブラーなるオルガニストが何処の誰かも知らずに聴いていますが、この演奏がなかなか良いのです(実は他にオルガン演奏版を知らない)。

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スイスのシュワンレーベルから発売されていた一枚ですが、今ではCDも発売になっているようですから、何か機会が有ったら聴いてみて下さい。YouTube辺りでも他の演奏家の演奏が聴けるようです。

展覧会の絵 オルガン版・・・何がそんなに良いのか・・・?

何と言っても楽曲とオルガンの音色が非常にマッチしている点にオジサンは魅力を感じます。「ここは、こんな風に・・・」と思うところで、思ったように響いてくれるのがオルガン版です。特に「プロムナード」は全曲を通して5回(?)程出てきます。これは次の絵までの道すがらを音で表した物らしいのですが、それぞれに微妙に違った表現が施されています。その表現がオルガンの音色とマッチしているのです。

皆さんも是非、オルガン版の展覧会の絵を聴いてみて下さい。

オケ版なら・・・

「いやぁ、やっぱりオケ版でしょう!」と仰るそこのあなた・・・。誰の盤が好みですか?

オジサンが持っているのはアバド(指揮)盤です。殆ど聴くことは有りませんが、結構良い演奏だと思います。

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元々デジタル録音ですし、独グラモフォンの盤ですから、オジサンの所ではあまり良い音がしない・・・。ただ、演奏は結構良いと思います。奇をてらったような部分もないし、比較的オーソドックスな演奏だとオジサンは勝手に思っています。

オケ版でオジサンがお勧めするのが・・・

ムソルグスキー/ラヴェル編:「展覧会の絵」&ラヴェル:「ボレロ」

チェルビダッケ(指揮)の盤です。これはライブ盤ですから、観客の咳払いや拍手の音も入っています。

残念ながらオジサンはこのアナログ盤を持っていませんし、CDプレイヤーも有りませんので自宅の装置で聴くことはできませんが、以前知り合いの所で聴かせて頂いてえらく感動した事を覚えています。このCD一枚の為に「CDプレイヤーを買おう」と思った(他にCDで聴きたいモノが無かったので、結局思いとどまった)くらいです。

チェルビダッケ盤は非常にスローな演奏で、非常にオジサン好みなのです(眠くなるほど遅い演奏が好きな方向け)。チェルビダッケの風貌も良いですねぇ。ひと昔、いやふた昔前のプロレスラーみたいじゃないですか?「チェルビダッケvsアントニオ猪木」なんてカードが有った・・・・?

 

さて、今日はムソルグスキー組曲展覧会の絵」を紹介させて頂きました。

オリジナルのピアノ版は余りにも名演奏が多いので省きましたが、オケ版やピアノ版に飽きた方・・・是非オルガン版を聴いてみて下さい。

コロナで部屋に閉じ籠ったままのオジサンでした・・・。

ヴィバルディ・・・四季

三寒四温とはよく言ったもので、まさに暖かさと寒さが交互にやって来る季節となりましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

こんにちは、オジサンです。

昨日は初夏を思わせる陽気で、オジサンは一日半袖Tシャツで過ごしましたが、今朝は雨降りで肌寒くトレーナーを着込んでいます。桜も終わり、アゲハ蝶が舞うような季節ですが、まだまだ油断は禁物です。

新型コロナも日本全国、いや世界中を巻き込んでいまだ終息のめども立たない日が続いています。皆さんももらったり、うつしたりしないようご注意下さい。

さて今日は、バロック期にイタリアで活躍したアントニオ・ヴィヴァルディの「四季」について少しだけ書かせて頂きたいと思います。「四季」は、皆さんどこかで一度は耳にした事があると思います。勿論春~冬全曲を通してでなくても、春の冒頭だけとか、冬の第二楽章のラルゴだけとかでも、どこかで聞いた事が有ると思います。曲名は分からなくても、その曲を聞けば「あぁ、これ聞いた事があるなぁ」と思い当たるでしょう。

一説によると、世界中で最も多くのレコード(以下CD含む)を売り上げたクラシック曲がこの「四季」だそうです。録音も多く、演奏会で演奏される機会も多いようで、特に日本にはファンが多くいるようです。

「四季」の詳細に付いては他の方のHPに詳しく書かれていますので、オジサンの少ない知識を披露するよりそちらを参考にして頂いた方が良いと思うので割愛します。

日本国内(世界的に?)ではイ・ムジチ(アーヨ盤)が最も人気が有るようです。確かにイ・ムジチの演奏は爽やかだし、アーヨのヴァイオリンの音色は優しく艶やかですから人気が出るのも頷けるところです。

オジサンの愛聴盤

いつも言っている通り、オジサンはへそ曲がりですから、一番人気のイ・ムジチ盤は持っていません。イ・ムジチは何度も同曲を録音しています。ヴァイオリニストを替え、勿論イ・ムジチのメンバーも変わっているでしょうが・・・4~5回位は録音(発売)しているんじゃないでしょうか?詳しくは知りませんが、もしかしたらそれ以上かも・・・。

オジサンの愛聴盤は何と言ってもルイ・オーリアコンブ(指揮)とツールーズ室内管弦楽団、それにジョージ・アルマンド(Vn)が組んだ一枚です。

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仏Pathe盤で所有していますが、EMI原盤が有れば欲しい一枚です。

この演奏、何が良いかと言えばそのスローなテンポです。オジサンは基本ゆっくりな演奏が好み(代表格はクレンペラーブリテン)なので、この演奏はとても気に入っています。既に入手から30年以上聴き続けていますが、いまだにこれに代わる演奏に当たりません。

これは以前知り合いの所で聴かせて頂いた、ナイジェル・ケネディ(Vn)のCDジャケットです(旧録音・・・ケネディはこの後もう一度四季を録音している)。このCDはクラシック曲の世界売り上げBest10に入るほど売れまくったそうですが、オジサンにはその奇をてらった演奏に馴染むことが出来ませんです・・ハイ。

特に第3曲「秋」の冒頭は違和感を感じます。現代的・・・と言ってしまえばそれまでですが、長年聴いた耳には「違和感」しか残りませんでした。確かに面白い演奏だと思いましたが、最初に聴く「四季」はこれ以外の演奏をお勧めします。

シャルラン盤

もう一枚、オジサンが愛してやまない盤が仏シャルラン(原盤)の盤です。シャルランお得意のL'ANGELICUM室内オーケストラを使った一枚です。

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これはラッキーにも西銀座デパートの中にあった中古レコード店(店名は忘れました)で偶然見つけた一枚です。購入後既に30年近く経っていると思いますが、今でも明確な、シャルランらしい音を聴かせてくれます。

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このレコード、ラベルの下の方にシャルラン自身のサインが入っています。ちょっと見辛いかも知れませんが、1/5/68と有ります。

このラベル、非常にお洒落な感じがしませんか?花(春)、太陽(夏)、葡萄(秋)、雪の結晶(冬)がデザインされたラベルです。しかもジャケットに印刷されたモノではなく、一枚一枚ラベルを貼ってあります。もっともシャルラン盤は共通のジャケットを使っていますので、この方が効率的だと思いますが・・・。

今はCD全盛の時代ですから、この様な「ジャケットを楽しむ」事もないかも知れません。まぁ、これがLPの良い所かも知れません・・・。

「四季」は本当に沢山の演奏(レコード・CD)が発売されています。新型コロナで外出できない今、家で「四季」の色々な演奏を楽しんでみてはいかがでしょう?

YouTube辺りでも色々な演奏が楽しめます。自分の好きな演奏を探してみるのも楽しいと思いますよ!

 

まだまだコロナ対応で厳しい日々が続きそうです。しかし、コロナは自然現象(?)ですから誰にも文句は言えないですね。一人一人がきっちり役割(オジサンには会出を自粛するくらいしかできないが)を果たしていれば、必ず終息する日は来ると思います。

頑張りましょう!

 

さくら咲く

朝晩の冷え込みはまだまだ厳しいですが、昼間はお日様が出ればポカポカの春の陽気になりましたが皆さんいかがお過ごしでしょうか?

こんにちは、オジサンです。

 

さくら咲く

新型コロナの影響で自粛、自粛と言われ、花見もロクにできませんが花はしっかり春を告げているようです。オジサンの家の近所の桜もようやく3~4分咲きと言った感じになりました。後2~3日で満開になりそうな感じです。

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今はこんな感じです。

満開のように見えますが、まだまだ枝には多くの蕾が付いていてもうしばらくは楽しめそうです。昨日は家族を車椅子に乗せ、川沿いの道を散歩してきました。天気も良く、朝のうちは風もなく気持ち良かったです。

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川には多くの小魚(オジサンには種類が分からない)が群れをなして泳いでいました。メダカより少し大きい位の魚でしたが、春の日を全身で浴びながら気持ち良さそうに泳いでいました。

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桜には青空が似合うと言いますが、本当に綺麗な青空で清々しい気持ちでした。

オジサンは相変わらずの介護生活ですが、家族の機能回復も徐々にですが進み、今は少しだけ支えてあげればベットから車椅子に移乗できるようになりました。最近では自ら立ちたがる様子も見え始め、少しずつでも前に進んでくれればと願っています。

何年先でも良いので、この桜の下を家族全員で歩けたらと思います・・・。

 

今は新型コロナの影響で各方面大変な時期だと思います。いつも言っている通り、防災の原点(新型頃は災害に匹敵する)は「自分の身は自分で守る」ですから、皆さんもご自分の身体、そして不運にも感染された方は周囲の方の身体の事を考え、今は我慢しましょう。