Mirella-Freni(ミレッラ・フレーニ)女史の訃報

まだまだ朝晩は寒いですが、確実に春の足音が近付いている雰囲気が有りますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

こんにちは、オジサンです。

天皇誕生日を含む3連休、皆さんはどのように過ごしたでしょうか?世間的には新型コロナウイルスの感染拡大を受け、各地でイベントが中止されたり、縮小になったりと、準備を進めて来た方々には気の毒な3連休になっているようです。

オジサンは相変わらず介護の日々ですが、昨日(2/23)は久し振りに両親に会って来ました。二人とも元気そうで、ホッと一安心ですが、オヤジの方は会う度に弱って行くような気がして心配です。オジサンが小さい時は絶対に敵わない相手でしたが、今では右手一本で倒せそうです。

Mirella-Freni女史の訃報

Mirella-Freniと言っても分かる人は少ないと思います。イタリアオペラのファンの方なら「おおっ」と思うのでしょうが・・・一般的にその名を知っている方は殆どいないでしょう。

オジサンもイタリアオペラは全く聴きませんので、Freniとの接点はほとんど無いと思われるのですが、なぜかFreniだけは大好きでレコードも持っています。とは言ってもたった2枚、それもオムニバスで、オペラ全曲盤では無いのですが・・・。

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一枚はこの盤です。London盤表記ですが、中身は英Decca盤です。

この中でオジサンが一番好きな曲がベッリーニ(ベルリーニ)作曲の「ビアンカとフェルナンド」の中の一曲(デュエット)です。

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もう一枚はScottとのデュエット曲を収めたこの一枚で、これにもベッリーニの同じ曲が収められています。こちらはまごう事なきDecca盤で、音質は素晴らしいの一言です。

Freni女史の歌声は「朗々」と言う言葉が適切かどうかは分かりませんが、きっとオペラの現場(コンサート)で聴いたら鳥肌ものだとオジサンは思います。オジサンの所の稚拙な装置でもそれなりに響き渡る歌声は・・・素晴らしい(ただしオジサンは叫ぶようなイタリアオペラが苦手)。

年末の梅宮辰夫氏、年明けの野村克也氏に続きFreni女史の訃報、本当に一時代を作った方々の訃報に接する度「一つの時代の終り」を痛切に感じています。

今夜はFreni女史の冥福を祈って、Freni女史のレコードを聴きたいと思います。