殺人的に暑かった夏が終わり、朝晩はめっきり涼しくなりましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
こんにちは、オジサンです。
会社を辞めて早1ヵ月、何をするでもなく日々が過ぎていく感じで、何となく焦りの様な感じを受けいています。そう言えば、先日更新した時に掲載した花は「芙蓉の花」だそうです。芙蓉と言うと、どうも草のイメージが強く、花ももっと大きい感じがしていたのですが、芙蓉にも色々有るようですねぇ。オジサンの知識不足でしょうか?(その通り!)
Mozartは嫌いですか?
つい最近、時間がある時にネットの世界を彷徨っていて、「モーツァルトは嫌い」という記事を何本か読みました。世間には結構Mozart嫌いの方が多いのに驚きました。
「Mozartが嫌い」とか「Mozartは聴かない」と仰る方の理由を読んでみると、「精神性がない」とか「音楽がノッペリしている」、更には「ただ明るいだけ」といった意見が多い様な気がします。確かに音楽は好き嫌いですから、別にMozartを敢えて聴く必要も無いのですが、オジサン的には何だかもったいない様な気もします。
オジサンはほぼMozartとBachしか聴きませんので、ワグネリアンの方に言わせれば「ワグナーを聴かないなんて、気が知れない」と言う事になるのでしょうが・・・。
オジサンも一応グレゴリア聖歌からサティ辺りまで触手を伸ばした時期も有りましたが、どうしてもワグナーやストラビンスキーはオジサンのライブラリー(というほどではないが)から外れて行ってしまいました。きっと、オジサンの聴き方が悪いのだと思いますが・・・。
皆さんはどんな音楽が好きですか?歌謡曲(最近は死語?)、フォーク、Jazz、民族音楽、etc・・・音楽には様々な分野が有りますので、どんな音楽を好むかは人それぞれで良いと思います。家ではほとんどクラシックしか聴かないオジサンですが、車の中でクラシックはほぼ(というか、全く)聴かないのです。車の中で聴くのはもっぱらユーミン、竹内まりあ、吉田拓郎等の往年のミュージシャン、海外モノならビートルズ、イーグルスなどです。先日はCopenをオープンにしてビートルズをガンガンかけながら海沿いの道をドライブしてきました(気持ち良かったですぅ)。
クラリネット協奏曲
Mozart嫌いの方々にも、クラリネット協奏曲だけは是非聴いて頂きたいとオジサンは思います。「大きなお世話」と言われるのは覚悟の上で言いますが、クラリネット協奏曲は確実に「名曲」の部類に入るとオジサンは勝手に思っています。特に第二楽章(Mozartは第二楽章だけ聴いても癒される)は素晴らしいと思います。
今日はオジサンが持っているクラリネット協奏曲の中から、オジサン的に好きな4枚を紹介します。勿論「オジサン的」ですから、余り参考にならないのは分かっていますが、「へぇ、こんなのがあるのか」と読み捨てて下さい。
最初は鳴く子も黙るウラッハ(cl)ロジンスキ(指揮)の盤です。大概の書籍、HP辺りで必ずと言っていいほど推薦盤になっている一枚です。MONO録音ですが、下手なSTEREO録音より音の奥行きがあり、一瞬「あれぇ、STEREOだった?」と思えるほどです。
この盤、演奏は少し早め(オジサン的に)ですが、ウラッハの音色の美しさは他を圧倒していると思います。
2枚目はプリンツ(cl)ミュンヒンガー(指揮)の盤です。DECCA録音のLONDON盤ですが、音質的には非常に優れていて、非常に柔らかいclの音が特徴的です。
前出のウラッハ盤に比べればやや遅めの演奏ですが、オジサン的には「まだ速い」気がします。
この盤の聴きどころはプリンツのclは勿論ですが、ウイーンフィルのハーモニーの美しさだとオジサンは思っています。余り紹介されることがない盤ですが、オジサン的には非常に好きな1枚です。
3枚目はシュタルダ-(cl)の盤です。この演奏はバセットクラリネットを使っているので、低域が特徴的です(音が太い)。
この盤はと或る中古レコード店で「音質が良い」と言うので買ってみた1枚です。演奏はそれ程期待していなかったのですが、非常に力の抜けたMozartらしい(と言っていいなら)演奏だと思います。
最後はブライマー(cl)、ビーチャム(指揮)です。ビーチャム好きのオジサンとしてはこの盤が最も気に入っています。何と言っても「テンポが遅い」。第一楽章の冒頭など「プレイヤーが壊れた?」と思うほど遅いテンポで始まります。
しか~し、この遅さがオジサンには合っているのです。ビーチャム最高!
オジサンは死んだら「葬式はいらない、墓もいらない」と常日頃から言っていますが、できれば臨終の枕元でMozartのクラリネット協奏曲第二楽章を流して欲しい、それもビーチャム、ブライマー盤でお願います。
さて、Mozartクラリネット協奏曲オジサン的4選はいかがだったでしょうか?Mozart嫌いのそこのあなた、一度聴いてみませんか?何か新しい発見が有るかも知れません。
借金の為に作曲されたと言われるクラリネット協奏曲(五重奏も)ですが、そんな事を微塵も感じさせない楽曲に仕上がっているのはMozartの意地でしょうか?
是非、クラリネット協奏曲・・・聴いてみて下さい。
オジサンからの・・・・オ・ネ・ガ・イ