オーディオ・・・真空管の話し

何だか秋雨前線が頑張っていて、すっきりしない日が続いていますが皆さんお元気にお過ごしでしょうか?

おはようございます、オジサンです。

今日日曜日も昨夜からの雨がまだ残っていて、練習ができるやら・・・できないやら、はっきりしない状態で、こうしてコメダ珈琲で更新しています。9月になったとたんに涼しさ満載の空気が日本上空を覆い、「なんだよ、もう秋になっちまったのか?」ともわせる日が続いたと思ったら、今日辺りからまた30℃越えの日が来るようで、身体も涼しさに備えたら良いのか、まだまだ暑さ対応が必要なのか・・・「どっちか、はっきりしろぃ!」と言いたくなるオジサンです・・・ハイ。

さて、真空管を使ったオーディオ装置で音楽を楽しんでいる方が、今の日本にどれくらいいるかオジサンは知りませんが、真空管販売も結構商売になっているようですから、それなりに多くのファン(マニア?)が居るのかも知れません。

若い方の中には「真空管なんて見た事もねぇよ」と仰る方もいると思いますが、オジサンが子供の頃はまだまだ真空管は主役的存在でした。その中心に座っていたのが(一般家庭で)テレビだったのではないでしょうか?ちょっと調子が悪くなるとテレビを叩いて「ホラ、直った!」と言っていたのは、まだまだ力道山が空手チョップを振りかざしていた頃です。(力道山も分からないですかねぇ・・・NET検索してください)きっと皆さんのお父さん、或いはお爺さん辺りは知っていると思います。当時の話しを自慢げに話してくれることでしょう・・・。

真空管トランジスタ

トランジスタが開発され、一般家庭用の家電製品に使われだしたのは、おそらく東京オリンピック(2020ではない)の頃だったと思います。トランジスタの最大の恩恵を受けたのは、多分ラジオだったと思います。それまで真空管で構成されたラジオは、家の上座に鎮座し、まるで神の声を聞くように皆ラジオに耳を傾けていたと思います。

真空管に変わってトランジスタが開発され、ラジオは日進月歩で小型化され、蓄電池(乾電池)の開発等も重なり、ラジオは家を飛び出し、海に山に出るようになります。今の若い方はご存知ないかも知れませんが、オジサンが若い頃は「ラジカセ」と言う若者必須の神器があり、中学の頃は「オールナイトニッポン」なんて番組を眠い目をこすりながら聞いたものです

コンピューターだって、初期の頃は真空管作動で、巨大かつ大消費電力で巨大な部屋いっぱいに真空管が林立していたと思います。それが今では手でも持ち運べる大きさに小さくなり、スマホなんて言うモノまで一般に普及しました。(スマホタブレットトランジスタでは無いですが・・・)

科学の進歩はモノを小型軽量化するんですねぇ・・・人間の中身も小型軽量化してしまわなければ良いのですが・・・。

真空管による音の違い

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真空管にも色々な種類が有って、様々な方法(手法)でオーディオに利用されていますが、ここではその事については書きません。詳しく知りたい方は、どこかのHPでも探って下さい。

真空管の魅力・・・それは何と言ってもその古めかしい姿と点灯した時の美しさ、それにも増して音の素晴らしさだとオジサンは思っています。何となく寒々とした・・・言い換えれば非常にスマートになった現代社会の中で、オジサンにとって真空管は心を癒してくれる存在です。

オーディオに利用される真空管は大きく分けて3極管と5極管が有ります(勿論他にも色々ありますが)。一般に3極管は音が優しく柔らかいのでクラシック音楽向き、5極管は切れが良く、パンチ力が有るのでJazz向きなんて言われますが、オジサンはこの説を全く信用していません。確かにこの説は定説化しているところが有りますので、全くの間違いと言う事は無いと思いますが、真空管の極数よりその設計の方が音質に影響を与えるとオジサンは考えています。

真空管製造メーカーも多々あります。古くはドイツ系(テレフンケン、シーメンス等)とアメリカ系(ウエスタン、GE等)に分かれますが、今ではロシアなどの共産圏製が多く、中国製も多々市場に送り出されています。

共産圏製の真空管はともかく、マニアの間ではドイツ系、アメリカ系真空管に人気が集まり、結構な高値で取引されていますが、その音質についてオジサンは非常に懐疑的です。と言うのは、「発売元」と「製造元」を良く調べないと、製造元が同一の場合が結構あるからです。ですから、一概に「テレフンケン製」「ウエスタン製」と言っても、出所は違う可能性が有るのです・・・。

さて、真空管のブランド(メーカー)による音質の違い・・・これは確かに有ると思います。良い、悪いは個人の判断ですから、どこのbランドが良いとか、悪いとか言う事はオジサンには言えませんが、真空管を差し替えると音質が変化する事は間違いの無い事実です。

あるブランドのモノは「柔らかく広がりが有る」、またあるブランドのモノは「引き締まった音がする」と感じる事が有ります。実際「科学的に証明しろ」とか、「裏付けを見せろ」と言われるとオジサンは貝の中に閉じこもってしまうのですが、経験的に正しいと思っています。

いつか書いたオーディオ用のケーブル同様、何の裏付けも無い話で恐縮ですが・・・。

まぁ、オーディオは個人的な趣味ですから、オーナー自身がそう感じれば良いのであって、周りがトヤカク言う事では無いのです・・。

勝手な事を書きましたが、趣味とはそう言うモノです。やっている人が良ければそれで良いのです。周りの方に迷惑を掛ける趣味は良くないと思いますが、そうでなければ本人が良ければそれで良いのです・・・仕事ではそうは行きませんが・・・・。