M42レンズお気に入り3選+1

奈良に連れて行くレンズをあれこれ迷っています。

こんばは、オジサンです。

今から楽しみな奈良、吉野山の桜

奈良のホテルを予約した話は前回書きました。まだ何日も経っていないし、実際奈良に行くのはまだ1ヵ月以上先の話しなのに、今から尻が落ち着かないオジサンです。

実は、奈良行は昨年11月にホテルまで予約して実現しなかった苦い経験があります。昨年11月23日の勤労感謝の日前後に2泊3日の予定で行く事になっていたのですが、奈良の運慶作の仏像が東京へ出張している期間とぶつかってしまい、「目的だった運慶作の主だった仏像にお目に掛かれないなら行っても仕方がない」と言う事になり、諦めた次第です。

運慶の仏像群は、東京で行われた「運慶展」に出稼ぎに行っている最中で、それなら東京で運慶展を見た方が良いという結論に達してしまったのです。

今回は運慶作の仏像ではなく、吉野の桜が目的です。桜ならどこかへ出張したり、お目通りが叶わない事もないと思います。その点は安心です。

 

今からレンズ選びに心を悩ませるオジサン・・・

前回書いた様に、奈良では桜の花、景色を楽しむと同時に、写真も撮ってこようと思っています。もちろん三脚なんて邪魔な物は持たず、手持ちで頑張るつもりです。

手持ちで・・・となると、天気にもよりますがある程度明るいレンズが必要になります。どのようなイメージで撮るかにもよりますが、焦点距離もある程度考え、何本か持って行きたいところです。しかし、そうなると荷物が増え、山を歩くには不向きです・・・う~ん、ナヤム。

 

今お気に入りのM42マウントレンズ3選+1

以前このブログで書いた通り、義父の遺産でPENTAXM42マウントのTAKUMARレンズが何本かオジサンの手元に有りました。そのTAKUMARレンズを中心に、その後何本か買い足しましたが、どうしても同じ様な画角のレンズばかりが増えています。

オジサンの撮り方では50㎜位(A-X1 APSCでは75㎜換算)が最も使いやすい印象がありますので、その辺りが増えるのは仕方がない事ですが、いま手元にあるのは24㎜~135㎜の単焦点と、35-70㎜のズームレンズです。

この中で、最近最も使っている(出番の多い)レンズ3本と、最近手に入れてメチャクチャ使いにくいけど画は気に入っているレンズを紹介します。

 

PENTAX SMC TAKUMAR 50/f1.4

f:id:tenikichi21:20180307191202j:plain

最初はSMC-T 50/f1.4です。このレンズは〇ー〇オフのジャンクコーナーに前期型の8枚レンズと共に並んでいた後期型7枚レンズの物です。どちらを買うか店頭で30分以上迷ってこちらに決めました。決め手は外観の美しさです。レンズ自体は8枚の方が黄変が少なく良いかなぁと思ったのですが、何と言っても外観がひどすぎました。ヘリコイドは固く動きが悪かったし、鏡胴は当てた傷、擦り傷などが多く、人間なら即入院といった感じでした。

実はこのレンズの写りが非常に気に入って、SMC-Mの同じ焦点距離の物も後日入手してしまいました。このM42のモデルに不満があった訳ではないのですが・・・レンズ沼ですね。

f1.2も欲しいと思いますが、何せ中古でもうん万円は今のオジサンには厳しい・・・。オーディオと同じく、金の無いせつなさを感じています。

 

PENTAX SMC TAKUMAR 28mm/f3.5

f:id:tenikichi21:20180307192228j:plain


f3.5というf値が暗い部類に入るか否かは、撮影の状況(ロケーション)によって判断が変わると思います。晴天の屋外なら十分すぎるほど明るいし、照明だけの室内では暗いと感じるかも知れません。

しかし28㎜という画角に引かれ、このレンズを買いました。APSCなら42㎜程度の画角になりますので、35㎜換算でほぼ標準になります。

このレンズで撮った夕焼け、朝焼けはオジサン的には非常に気に入っています。もう少し画角の広いレンズで都会の風景でも撮ってみたいと思う事が有りますが、今はこれで十分です。今オジサンが持っているレンズで2番目に画角の広いレンズです。

 

PENTAX SMC TAKMAR 24mm/f3.5

f:id:tenikichi21:20180307193004j:plain

同じ様なレンズが並んでしまい恐縮ですが、「PENTAXで行く」と決めた以上、仕方がないと諦めて下さい。

オジサンが持っている最も広角の24㎜/f3.5です。このレンズだけは中古価格で2万円程度しますので、オジサンが持っているレンズの中で最も高額です。しかし、これはオジサンが買った物ではなく、義父から頂いた物です。(ミラーレスを始めた後で、嫁の弟が持ってきてくれたレンズ)

このレンズ、カビが酷く、写真を撮ると「まさしくオールドレンズ!」といった雰囲気で、画がにじんで余程天気の良い昼間以外は使い物にならない感じでした。

どうせ使わないなら分解掃除に挑戦してみようと、オジサンとしては一大決心をして分解掃除をしました。当時のレンズは手組ですから、「人が組み立てた物ならオジサンにも分解できる」と訳の分からない自信と、オーディオをいじっていた頃に揃えた工具を持ち出して挑戦しました。

オジサンの腕が良かったのか、レンズの作りが単純だったのか・・・それともその両方か?なんとか分解掃除に成功しました。写りは見違えるほどシャープになり、モヤモヤした感じはなくなりました。うん万円を儲けた感じです。

 

ミール 37mm/f2.8(ロシアレンズ

f:id:tenikichi21:20180307194331j:plain

M42をやっているなら、ロシアレンズを一度は使ってみたくなるのが人情と言うもので、ドイツ系のやたら高い(オジサン的には2万円でも高い!)レンズには手が出ませんので、ロシア製の、それもあまり聞かないようなレンズを買ってみました。

買う前「プリセット絞り」が気になりましたが、それは特に問題にはなりませんでした。しかし、絞りリングとピントリングの位置がPENTAXとは逆で、前に絞り、カメラ側にピントリングが有るのがなんとも解せない・・・。ロシア人の感覚か?

従ってこのレンズを使う時は「今日はミールだよ、今日はミールだよ。今日はミールだよ!」と自分に言い聞かせてから使っています。

しかし、このレンズなんとも雰囲気のある画を吐き出します。どこがどうとか、初心者のオジサンには説明できないのが悔しいのですが、最初に画を見た時は何の印象も残らない感じなのですが、じっと見ていると画の方から語り掛けて来るような感じがします。まぁ数10枚に1枚程度ですが・・・。

 

まぁいつの間にか増殖しているマニュアルレンズですが、吉野にどれを連れて行くか、いまから迷っているオジサンです。

これで出発1週間前になったらどうなるのでしょう・・・結局全部持って行きそうな、悪い予感がオジサンの周りを漂っています。

 

今日掲載の写真はフジフイルムX A-1(ボディ)コシナ 28mm/f2.8(レンズ)で撮影しました。コシナレンズは〇〇オクで2000円で手に入れた物です。