今もアナログレコードを愛す・・・オジサン

 

とりあえず音の入り口紹介

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前回オーディオの沼に落ち込むきっかけとなったシスコンが壊れた話をしました。

テクニクスのシスコンのアンプをSANSUI AU-D607に替えて分かった事・・・それはそれまで十分にレコードの音を再現していなかったと言う事です。

 

今日は今(2017年)オジサンが使っている音の入り口、つまりアナログレコードプレイヤーを紹介します。

 

オジサンは時代に乗り遅れたというか、時代に金がついて行かず、アナログからCDへの乗り換えを逃してしまいました。

天下の某電機メーカーが日本で初めてCDの装置を発売したのが、確か1982年の事だったと思います。当時の金額は忘れてしまいましたが、結構な金額がしたと記憶しています。

 

世の中はCDの話題であふれ、CDが絶対的な意見がオーディオ評論家の先生方はもちろん、オーディオショップの店員も「もうアナログは時代遅れ、これからはCDじゃなきゃ音楽が聴けない」的な事を言っていました。

でも、オジサンにはその装置を買う金がありませんでした。金が無い事は悔しい事です。

 

それに、オーディオを始めてからまだ2年程度だったにも関わらず、その時点で既に400枚ほどのレコードを所有してしまっていました。

アナログとCDの両方の装置とソフトを持つなんて事は一般サラリーマンだったオジサンにはとてもムリ・ムリ・ムリ。

もしCDにシフトチェンジするなら、所有しているレコードを全て処分して、レコードプレイヤーも処分して、CDの装置とソフトの両方を手に入れる必要があります。

 

当時、上にも書いた通り、世の中はCDでのシフトチェンジが加速度的、黄河の流れのように押し寄せて来ていましたから、所有しているアナログレコードを売ったとしてもほんの僅かな金にしかなりません。しかもレコードプレイヤーはTRIOの安物でしたから、せいぜい数千円程度、これで同じだけのタイトルのCDとCDプレイヤーを買うのはとてもムリ・ムリ。ムリ。

 

世の中の流れを横目に、無い袖は振れないし、振ったところで何にも起こらないし・・。

 

そんな風に悩んでいる間にもアナログレコードは増える一方で、CD発売から1年後の1983年には450枚程度にまで膨らんでいました。ますますCDから遠ざかって行くオジサン・・・せつない・・・。

 

そして私の周り(オーディオの師匠も)もあまりCDに触手を動かした人は居ませんでした。オーディオの師匠の事はまた機会を見て書きますが、この方がまた非常に個性的・・・独断的・・・変わり者なので面白い話が書けると思います。

 

GARRARD 401(前期型)

紆余曲折のオーディオ遍歴は徐々に書いていくとして、今現在の音の入り口を紹介します。

最初にある写真が今のオジサンの音の入り口であるアナログレコードプレイヤーGARRARD 401とカートリッジのSPU(右側)とDENON DL103です、

GARRARDはイギリスのオーディオメーカですが、詳しい事は他の方のHP等で散々紹介されていますので、オジサンは割愛します。

 

GARRARDには、兄貴分の301と言うモデルもあり、世の中では圧倒的に301の方が人気があります。値段も格段に高く、BBC放送で使用された実績もあり、マニア垂涎の的です。(あぁ、よだれが・・)

ところがオジサンは401の方を選びました。もちろん金額的な事は大きなファクターでしたが、なんとなくこの角ばった、「嫌なら使わなくていいぜぇ」と言っているような面構えが気に入っています。

 

確かに音質的にも301のお兄ちゃんの方が上だと思いますが、果たしてその差がオジサンの駄耳で分かるかどうか・・・非常に疑問です。

 

この401を入手した経緯も面白い話がありますので、これも後日機会を見て紹介しますが、この401が私の所へ来て、既に30有余年です。

とにかく毎日毎日、来る日も来る日も、お盆も正月もなく、クルクルクルクル回っています。いまだ無故障で回ってるのには本当に感謝します。

 

余談:GARRADの後ろに写っている金色の額縁に入ったものは、ニューヨークのスイートベイジルの名刺(店名が入ったカード)と行った時の伝票です。

この時一緒に居たのは従弟だったのですが、私は遊びで、従弟は出張でニューヨークに居て、待ち合わせてJazzを聴きに行きました。その従弟も今は天国に行ってしまいましたが、当日は出演者(名前は忘れた)の誕生日で、店内がHappyBirthdayの大合唱になり、前に居たドイツから来た新婚さんに「日本語でHappyBirthdayは何と言うのか」と聞かれ、一生懸命教えた事を思い出します。

旅行に行った時、オジサンはレシートやチケットの半券など、何でも撮っておく方ですが、これが結構な思い出になります。写真も良いけど、意外にそのシーンを思い出すのは、こんなくだらない物なのかもしれません。

 

今日はこの後忘年会が控えていますのでこの辺りで終わりにします。

いつも拙い文章を読んで頂き、感謝します。

まだまだオジサンの話は続きます。良かったらまた読みに来てください。